12月28日まで「東急プラザ銀座」にて、『マナベルマルシェ~子どもたちが取材した生産のプロセス展~』が開催中です。各地域から産直の食材やご当地グルメを楽しめる云々…と、ここまでは普通のマルシェと変わりませんが、「マナベル」にはその先があります。この名称に込められているのは、サステナブルの観点から食を「学び」、そして「楽しむ」こと。そんな新感覚アンテナショップなのです…。この記事の画像一覧をチェック!「マナベルマルシェ」には日本各地の特産物が集結!東京・銀座の「東急プラザ銀座」の地下1階でエレベータを降りて、すぐ目の前に広がる特別スペースに今回紹介する「マナベルマルシェ」はあります。
「マナベルマルシェ」は、銀座の真ん中で生産のプロセスについての「学び」と、産地直送の特産物が楽しめる「マルシェ」とが一体となった期間限定のアンテナショップです。
日本各地のサステナブルな社会・地域の魅力を感じながら、産地直送の特産物やご当地グルメを楽しめる、というのがコンセプト。
確かに、都会に住んでいるとなかなかないですよね~。生産物や収穫の仕方などについてイメージすることや、それを流通するための仕組みや工夫について思いを馳せることって。そんな食の「プロセス」にフィーチャーしているのが特徴なんです。
そんなコンセプトの下、今回出店したのは再生エネルギー事業を展開している「茨城県行方市」「北海道釧路町」「北海道松前町」の3エリアです。
3つの地域ごとに分かれたブースには、その地域の野菜や果物、加工品や銘菓など、それぞれの特産物が所狭しと陳列されています。
では、どんなものがあるのか、それぞれ紹介していきましょう。
マルシェゾーンの参加地域のブースをチェック!まずは、茨城県行方市から茨城県行方市の代表的な特産物のさつまいもが中央にドン。さつまいもはトップの鹿児島県に次いで全国2位の生産量を誇るんですって。
さつまいもの他にはお米やいちご、落花生などの食材のほかに、干し芋などの加工品も陳列されていますね。
続いて…
北海道釧路町を覗いてみると…北海道釧路町からは釧路昆布を使った乾物やドレッシングのほか、紫蘇ラムネや地酒といったドリンク類も充実。昆布にかけた「コンカツ(昆活?)Tシャツ」がユニークです♪
最後の
北海道松前町は…松前漬けで有名な北海道松前町からは、松前漬けはもちろん、贅沢な雲丹の瓶詰めもラインナップ。北海道唯一の城である松前城をかたどった「城もなか」は手土産にも最適♪
3つとも、ご当地グルメが並んでいてワクワクしちゃいますね!
隣のコーナーに移動してみると…
ご当地ドリンクが無料で試飲できる!会場の一角にあるカフェカウンターでは、なんとご当地ドリンクが無料で試飲できちゃうんです。これはうれしい♪
その種類はソフトドリンクからビール・地酒といったアルコール類まで豊富にラインナップされています。
以前、『あたらしい日日』の記事で北海道のソウルドリンクとして紹介した
リボンナポリン(手前左端)があったり、目の覚めるようなブルーが美しい「青の洞窟サイダー」(手前右から2番目)やメロンの味が感じられる「茨城メロンサイダー」(手前右端)など、なかなか見かけない鮮やかな発色モノも。あ、上段の真ん中あたりには北海道限定のクラシックラガーも見えますね。これ、おいしいんですよね~。
マルシェの店内をパシャパシャ撮っているわたしに「試飲いかがですか」とお声がかかりました。待ってました! そりゃさっそくいただいちゃうでしょ。
と言うことで、ちょっと失礼して(笑)。
行方市の地ビール「さかい河岸ブルワリー」を試飲。スッキリしたのど越しで飲みやすかったですよ♪
「フードロス」削減を目指す期間限定メニューも♪同ビル7階のカフェ「NewsPicks NewCafe」では、参加地域の特産品を使ったオリジナルメニューを数量限定で提供しています。
賞味期限の短い商品を使うなど、フードロス削減を意識した3種類のメニューが味わえますよ。
行方市産のいちご、「いばらキッス」は程よい甘さと、食べ応えのある果肉が特徴。「行方市産いばらキッスのタルト」 770円釧路町の特産といったら銀鱈。脂ののった鱈と相性抜群な味噌のコラボ「釧路産銀鱈味噌漬けのブランダードグラタン」 1100円 一夜漬けにした程よい塩味の松前うには濃厚でまろやか~♡ 「松前町産塩うにのカルボナーラ」 1320円食を「学び」、食べるを「もっと楽しく」!よくスーパーなどで「生産者の“顔”」がわかる野菜などを見かけることがありますが、「生産者の“声”」を聞いたことってありますか?
「マナベルマルシェ」ブース内には、それぞれの地域の小学生が生産者たちを取材した「マナベル」展示コーナーがあります。そこでは、生産者たちの「生の声」を“音声”パネルで展示しています。生産者が語る食の“生産プロセス”や知られざるエピソードを聞くことで、その裏側にある生産者の思いを感じることができるんです。
北海道釧路町の昆布漁師さん、茨城県行方市のいちご農家さん等に、生産の工夫やいま抱えている問題などを取材した様子を聞いていると、たくさんの気づきがあります。ふだんはほとんど考えない「食のプロセス」について、いろいろな思いが巡りました。
「ただ買うのではない」「ただ食べるのではない」という生産者の思いを受け取ることで、食べることがもっと楽しくなる…そんな「学び」と「マルシェ」が一体となったのが「マナベルマルシェ」なんですね。
フラットな気持ちで生産の背景を知ると、自然とサステナブルな視点で世界を見つめられる…ここに来ると、新しい価値感を手に入れられるかもしれませんよ♪
マナベルマルシェ概要『マナベルマルシェ~子どもたちが取材した生産のプロセス展~』
場所:東急プラザ銀座 B1特別スペース
期間:2021年12月28日(火)まで
時間:11:00~20:00
入場料:無料