2022.01.07

食べる

保存期間がグンと伸びる“冷凍保存”の裏ワザを試してみた!アレを加えるだけ!下味もついて一石二鳥

管理栄養士のmotokiです。先日、朝の情報番組で食品保存アドバイザーの島本美由紀さんが、鶏肉の冷凍保存術を披露していました。それが、ドレッシングに漬け込んで冷凍するという裏ワザ。こうすると、ふつうに保存するよりも、グンと保存期間が伸びて約2か月もOKとか。さらには、ドレッシングで漬けるので食材に下味がつくことになり、調理するときにひと手間省けるというオマケ付き。試してみたのでご覧ください!

【画像を見る】保存期間が2か月も伸びる!鶏肉、魚…冷凍保存術!

中華ゴマドレッシングで冷凍保存してみた

情報番組『バゲット!』で島本さんは、青じそドレッシングを使っていました。でも、ドレッシングはお好みでOKということだったので、わたしは家にあった中華ゴマドレッシングを使ってみます!

材料

鶏もも肉…1枚(約350g)
中華ゴマドレッシング…大さじ2と1/2



手順
1.冷凍保存用袋に鶏肉と中華ゴマドレッシングを入れ、軽く揉みこむ。



2.冷凍用保存袋の空気を抜き、口を閉めて冷凍室へ入れる。
 ※金属トレーの上に置くと早く冷凍できます。



たったのこれだけ! とっても簡単ですね!
鶏肉が安いときに買っておいて、漬け込んで冷凍しておけば、あとは焼くだけでいいのでとても便利ですね♪

一晩置いて、しっかり冷凍されたのがこちら!

null

では、解凍して焼いてみます!

裏ワザを使った鶏もも肉をソテーしてみた!

冷凍した鶏もも肉は、冷蔵庫で半日解凍しました。調理するまでに若干凍っていた部分があったので、袋のまま流水で解凍しました。解凍は1日以上冷蔵庫に入れていた方がいいかもしれません。

無事に解凍できた鶏もも肉をソテーしてみたものがこちら!



とってもボリューミー!

肝心のお味はというと…照り焼きのような、しょうゆと砂糖のこってりした味わいでした!
思っていたよりもドレッシングの酸味を感じず、ドレッシングを使ったとは思えないような味でした。

島本さんは青じそドレッシングでさっぱりと仕上げていましたが、中華ゴマドレッシングを使うと、こってりとしたご飯に合う味に大変身しました!

そして何よりふっくらジューシーに仕上がっていたのが驚きでした! 今回は鶏もも肉で作りましたが、鶏むね肉やささみなど、パサつきやすいお肉とも相性が良さそうです。

つけ合わせに薄切りにした玉ねぎを鶏もも肉と一緒に炒めましたが、これも大正解!!

鶏もも肉のうま味とドレッシングのコクを吸った玉ねぎは、鶏もも肉によく合いました♪
今回は玉ねぎの量を1人30gとしましたが、もっと量を増やしても良いと思います。それくらいおいしかったです♪

注意が必要なのは鶏もも肉の厚み。鶏もも肉に厚みがあるとなかなか火が通らないので、ドレッシングを加える前に厚みのある部分に包丁を横に入れて開き、均一にすることが必要だと感じました。

結論! 青じそドレッシングでなく、中華ゴマドレッシングで冷凍保存してもおいしい鶏肉になることがわかりました!

ソテーのレシピものせるので、ぜひお試しください♪

材料(3人前)
中華ゴマドレッシングにつけた冷凍の鶏もも肉…1枚
サラダ油…小さじ1杯

※つけあわせ
玉ねぎ…90g
レタス…60g

作り方
1.冷凍した鶏もも肉を冷蔵庫で半日~1日解凍する。
2.玉ねぎは薄切り、レタスは一口サイズに切るか手でちぎる。レタスは皿に盛っておく。
3.フライパンを中火で熱し、サラダ油を入れたら、玉ねぎを炒める。
4.玉ねぎがしんなりしてきたら、フライパンの端に寄せ、中央に皮を下にした鶏もも肉を入れる。この時、汁も一緒に加える。
5.皮にこんがりと焼き目がついたら裏返し、フタをして5分程度焼く。
6.全体的に鶏もも肉に火が通ったら火を止め、皿に玉ねぎを敷き、その上に鶏もも肉を置く。


<1人前>
エネルギー 256kcal
たんぱく質 20.2g
脂質 18.0g
炭水化物 5.1g
食塩相当量 1.1g 

鶏もも肉のエネルギーと主な栄養素

可食部100g当たりの鶏もも肉(皮つき)のエネルギーと主な栄養素は以下のとおりです。

エネルギー 190kcal
たんぱく質 16.6g
脂質 14.2g
コレステロール 89mg

※参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

皮つきの鶏もも肉は、脂質がやや多めです。カロリーや脂質が気になる方は、皮を除くのが良いでしょう。皮なしの鶏もも肉の可食部100g当たりのエネルギーは113kcal、脂質は5gにまで減少します。しかし、コレステロールは皮つきでも皮なしでもさほど変わりません。コレステロールが気になる方で鶏肉を選ぶ場合は、胸肉やささみを選ぶのがおすすめです。

魚でアレンジしてみた!

ドレッシングに漬け込んで冷凍保存する方法は、鶏もも肉以外に牛肉や豚肉、魚でも応用できるそう。
わが家では刺身を買ったものの、食べ忘れてしまうことが多々あります。1日経った刺身はなんとなく食べづらい…。そこで、同じ方法で刺身を冷凍保存し、実際に食べてみました。

材料
びんちょうまぐろ…6切れ(約75g)
中華ゴマドレッシング…大さじ1



手順
鶏もも肉と同様です。
冷凍用保存袋にまぐろと中華ゴマドレッシングを入れて揉みこんで冷凍するだけです!



ソテーしたものはこちら!



お味はというと…、鶏もも肉と同様に照り焼きのようなコクのある味でした!
また、まぐろの臭みが減り、食べやすくなりましたよ♪

ソテーしただけではなんとなく物足りなかったので、アレンジしてみました!

変わりホットポテサラ



材料(3人前)
中華ゴマドレッシングにつけた冷凍のびんちょうまぐろの刺身…6切れ(約75g)
じゃがいも…150g
玉ねぎ…60g
サラダ油…小さじ1
バター…5g
塩・こしょう…各少々

作り方
1.冷凍したまぐろを冷蔵庫で半日~1日解凍する。
2.じゃがいもは薄めのいちょう切りにし、耐熱ボウルに入れる。水を大さじ1加え、ふんわりとラップをしたら電子レンジ(500W)で2分間加熱する。一度取り出してさっと混ぜ、再度3分間加熱する。加熱が足りなかったら、じゃがいもに竹串がすんなりと入るまで30秒ずつ加熱する。全体的に火が通ったらマッシャーなどで潰す。
3.玉ねぎは薄切りにする。
4.フライパンを中火で熱し、サラダ油を加えたら、まぐろを汁ごと加えてよく焼く。火が通ったら皿に取り出し、身をほぐす。
5.4と同じフライパンで玉ねぎをしんなりするまで炒める。
6.2のボウルに炒めたまぐろと玉ねぎを入れ、バターと塩、こしょうを加えてよく混ぜ合わせる。

<1人前>
エネルギー 91.7kcal
たんぱく質 7.8g
脂質 3.0g
炭水化物 11.2g
食塩相当量 0.6g 

ソテーしたまぐろの身をほぐし、ツナのようにしてみました! こうすると、アレンジの幅が広がりますね♪

また、マヨネーズを使っていないのでこってりし過ぎず、あっさり食べられます。
コクが欲しい! という方は、バターかチーズを足してみてください。おすすめはクリームチーズ。マヨネーズよりカロリーと脂質が抑えられ、コクのある味わいになりますよ♪
冷たくても食べられますが、個人的には温かい方がおすすめです!

年始は刺身を食べる機会も増えると思います。もし余ってしまったら、おうちにあるドレッシングで漬け込んで冷凍保存してみてください♪

Pick up

Related

Ranking