2022.03.28

食べる

【北海道のじゃがいも農家直伝】具材はじゃがオンリー「新じゃがのシンプルコロッケ」これ、ソース不要です

子どもも大人も大好きなコロッケ。その材料として欠かせないのが、じゃがいもです。大産地の北海道の農家、只野夢子さんが教えてくれた「新じゃがのシンプルコロッケ」は、玉ねぎや肉を使わず、塩もこしょうも必要なし。用意するのはじゃがいもだけ!おいしい新じゃがいもをゲットしたら、ぜひ作ってくださいね♪

【おいしい新じゃがの見分け方】北海道の農家直伝!選ぶときは「見て&触って」わかるココを重点チェック!



北海道でじゃがいもを栽培する只野さん。コロッケにぴったりな品種を教えてくれました。

「どんなじゃがいもでもおいしくできますが、我が家のコロッケは、『男爵』で作ります。ゴツゴツとした見た目の『男爵』は、加熱するとホクホクになるんです!」(只野さん)

では、さっそく作ってみましょう!

産地の定番「新じゃがのシンプルコロッケ」



材料(作りやすい分量)
新じゃが...2〜3個(500g)
卵...1個
小麦粉...適量
パン粉...適量
揚げ油...適量

作り方
1.じゃがいもを洗い、皮をむいて4〜6等分にする。



2.鍋にじゃがいもと水(分量外)を入れ、柔らかくなるまで中火で茹でる。



3.じゃがいもに火が通ったら、ざるに上げて水を切る。



4.スプーンを使って、じゃがいもを粗めにつぶす。



5.4を小判型に成形し、小麦粉をつけて溶き卵を絡めたら、パン粉をつける。





6.揚げ油を170℃に熱し、5をきつね色になるまで揚げればできあがり。



揚げたてをいただきま~す!



ゴロッとしたじゃがいものホクホク感と、よくマッシュされた部分のなめらかな食感がダブルでおいしい!ハフハフしながら食べていたらあっという間に完食してしまいました。



「その年の男爵の出来を確認するために、まず作るのがコロッケ。おいしいコロッケができれば、今年の男爵も上できだ~と安心します。なにもつけなくてもおいしいですが、塩やケチャップ、ソースなど、味付けはお好みでどうぞ」(只野さん)

3~8月は新じゃがを楽しんで!


3~4月には九州をはじめとした西日本から新じゃがの出荷が始まり、7月や8月になると北海道や東北地方の新じゃがが出回ります。



只野さんの住む北海道石狩市でじゃがいも栽培が始まるのは、まだ雪の残る4月下旬。

「4月下旬頃に種芋の準備をして、5月のゴールデンウイークにじゃがいも植えを行います。そこから収穫までずっと、じゃがいもに土をかける『培土(ばいど)』という作業や雑草取りをするのですが、何度も繰り返し行う必要があるので大変です」(只野さん)


じゃがいもは種ではなく、じゃがいもから芽が出ている状態の「種芋」を植えて育てます。

約3か月間大切に育てたじゃがいもは、7月中旬から8月にかけて一気に収穫するのだそう。

「新じゃがのシンプルコロッケ」で、旬のおいしさをぜひ楽しんでくださいね!

YUMEYASAI

只野夢子さん

酪農学園大学附属とわの森三愛高校を卒業後、飲食業などさまざまな仕事を経験し、2017年に親元就農。両親と共に、小麦(約10ヘクタール)のほか、じゃがいもやにんじん、ごぼうなどの根菜類を中心に約30品目の野菜(約3ヘクタール)を生産している。就農と同時に野菜ブランド「YUMEYASAI」を立ち上げ販路拡大に注力し、InstagramなどのSNSを用いた販売に力を入れている。2児の母。
Instagram https://www.instagram.com/yumeyasai/

写真提供/只野夢子 レシピ写真/石塚修平 種いも写真/Photo AC 取材協力/JAいしかり

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