【農家直伝！】「芽キャベツ」ってどんな野菜⁉ビタミンCはキャベツの4倍！かわいいだけじゃない驚きのパワー

鈴出智里

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最近、スーパーで見かけることの増えた芽キャベツ。見た目がコロンとかわいく気になるけど、食べたことがない！という人も多いのでは？名前通りキャベツの仲間ではありますが、実は「キャベツの芽」ではないんです！しかも、小さな見た目とは裏腹に、すごいパワーを秘めているとか。その正体を知るために、東京都練馬区で芽キャベツを栽培する農家に直撃取材してきました！

【画像を見る】芽キャベツって、キャベツの芽じゃないの？畑に、こうやって生えてます！

訪ねたのは東京メトロ・平和台駅から徒歩15分の場所にある「吉田農場」です。

さっそく、畑で芽キャベツを育てている吉田智博さんにお話を伺いました。

1本の茎から50個の芽キャベツが採れる！

「芽キャベツというと、その名からキャベツの芽や、収穫する前の小さいキャベツを想像する人がいるかもしれません。確かに、キャベツと同じアブラナ科の野菜ですが、原種となるケールから分かれてできた、まったく別の野菜なんですよ」と吉田さん。

収穫前の芽キャベツを見せてもらうと驚き！ 1つの茎に小さなキャベツがぎっしりと鈴なりについています！

「だいたい1本の茎から約50個の芽キャベツが採れます。多いものだと70個ついたものもありましたね。スーパーでは芽だけをとって、パックや袋売りしていることがほとんどですが、うちでは茎ごと販売しています」（吉田さん）

こんなにたくさん芽キャベツがなっていて、なんと1本1000円ほどだそう！

「芽キャベツは暑さと湿気、虫に弱いので、栽培できるのは冬～春の限られた間だけ。手に入る今の時期に、ぜひ味わって欲しいですね」（吉田さん）

5個食べれば、1日に必要なビタミンCが摂れる！

それはぜひ食べてみたい！でも一体どんな味なのでしょうか。

「味は、キャベツをギュッと濃縮したような甘みに、ほんのりとした苦みがあるのが特徴。キャベツと違ってアクが強いので、生で食べると苦く感じます。必ず下茹でしてから調理してください」（吉田さん）

芽キャベツを半分に切ってもらうと、葉がぎっしり！

「こんなに小さく、見た目はキャベツそのものですが、栄養はキャベツ以上！」と吉田さん。

芽キャベツはキャベツに比べてビタミンCが約4倍も含まれているそう。なんと、芽キャベツを5個食べれば、1日に必要なビタミンCが摂れちゃうんだとか。ほかにも、食物繊維は約3倍、β-カロテンは約14倍も含まれているそう。味だけでなく、栄養も詰まっているんですね。

洋食はもちろん、浅漬けや天ぷらにも◎

小さくて料理映えしそうな芽キャベツは、どんな風に食べるのがおすすめなのでしょうか。

「わが家ではよくアヒージョを作ります。ベーコンやマッシュルームを加えると、彩りもよくおいしいですよ。洋食ならポトフ、和食なら天ぷらにしてもいいですね。食べきれないときは浅漬けにすれば長く保存できます」（吉田さん）

見た目もかわいく、栄養もたっぷりな芽キャベツ。あらゆる料理に使えそうですね！
吉田さんに教わったレシピは、別の記事で紹介しています。

また吉田さんが育てる芽キャベツの栽培の様子はYouTubeで公開中！こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

●YouTubeチャンネル「練馬の農家吉田農場」
https://www.youtube.com/watch?v=OXYp_LGQYmY

【併せて読みたい記事】
【農家直伝！芽キャベツ初心者レシピ】食べ方に迷ったら「芽キャベツのアヒージョ」！栄養はキャベツ以上です
【農家直伝！芽キャベツ初心者のあなたへ】保存法から下処理、簡単レシピまで一挙紹介！えっ「浅漬け」が最高なの!?

吉田農場

吉田智博さん

東京都練馬区で「吉田農場」を営む。1ha（ヘクタール）弱の畑で育てているのは、『サトウくん』などのキャベツのほか、芽キャベツやズッキーニなど、少量多品目。吉田農場で採れた野菜は、農場内の直売所のほか、不定期のマルシェなどで購入可能。マルシェなどへの出店情報や、生産の様子などは、以下をチェック！
●インスタグラム @a.yoshida.farm
https://instagram.com/a.yoshida.farm?utm_medium=copy_link
●ブログ「練馬の農家吉田さんの畑ブログ」
https://ameblo.jp/tomo0820farmer/

写真／菊地菫　取材協力／ＪＡ東京あおば

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