2022.12.30

食べる

【農家直伝】スライス&つみれ入り!?「Wれんこん鍋」作ってみた!ホクとフワ♡食感の落差あるやん

寒さがいっそう深まってきた今、恋しいのは鍋…ってことで、千葉県のれんこん農家・糸川有美さんに教わった「Wれんこん鍋」を作ってみます。れんこんはスライスとつみれ、2種類入れるのが“Wれんこん”の由来とか。それぞれの食感の違いを感じつつ、日本酒でしっぽり…。これぞビバ日本の冬!ってヤツですよね。では、一杯やりながら作りますか♪

一目瞭然【れんこんの選び方】新鮮さは…切り口の色&穴の形に現れる!?【れんこん農家直伝】

れんこんを煮込むとホクホク食感というのは分かりますが、フワフワ食感は珍しいような…?

「れんこんはすりおろすとフワフワとした食感が楽しめるんです!今回はひき肉と合わせてフワッフワなつみれを作りますよ~」(糸川さん)



ホクホク♪ フワフワ♪「Wれんこん鍋」



材料(作りやすい分量)
れんこん…2節(600g)
白菜…1/4個(500g)
にんじん…1/2本(50g)
長ねぎ…1本(100g)
しいたけ…4枚(60g)
豚ひき肉…200g
塩…適量
こしょう…適量

<A>
だし汁…1000ml
しょうゆ…大さじ3
塩…小さじ1

<作り方>
1.  れんこんは皮をむき、1節は1㎝幅のいちょう切りにして10分ほどさらす。残りの1節は、すりおろしておく。





2.  白菜はざく切りに、にんじんはいちょう切りに、長ねぎは斜め切りにする。しいたけは軸を落とし、飾り包丁を入れる。



飾り切りは少々面倒ですが、見た目が華やかになります。



3.  ボウルに1のすりおろしたれんこん、ひき肉、塩、こしょうを入れてよく混ぜ、一口大に丸める。



4.  鍋にAを入れて中火で熱し、沸騰したら3を入れる。



「肉ダネが柔らかいので、丸めるときや鍋に入れるときはスプーンなどを使うといいですよ」(有美さん)

5.  4のつみれに火が通ったら、2の野菜といちょう切りにしたれんこんを入れ、全体に火を通して完成!



出来上がりました!



すりおろしれんこんをたっぷり使ったつみれは、見るからにフワフワ。では、さっそくいただきます!



わ、本当にフワッフワ!口に入れたとたんにほわわわ~んと良い感じに崩れます。これは初めての食感です!

煮込んだれんこんはホクホクでこれまたおいしい。味つけも優しくて、ほっとします。



このフワフワ~でホワホワ~なすりおろしれんこんの食感は結構な感動モノ。ひき肉と合わせたものにチーズやトマトソースをかけてグラタンみたいにしてもおいしそう!れんこんの意外な魅力発見です。

「煮物や炒めものに使われることが多いれんこんですが、鍋はもちろん、カレーにも合うんです。炒めて、アレンジ次第で料理の幅が広がる食材なので、ぜひいろいろ使ってみてください!」(糸川さん)

ちなみに、れんこんはビタミンCが豊富に含まれているので、風邪予防にもぴったり。これからの季節に重宝しそうです。

厳しい収穫作業だって「おいしい!」の一言で頑張れる



正月料理に欠かせないれんこんですが、収穫時期は7月~翌3月と比較的長いのが特徴。出荷ピークとなる冬は、田んぼに氷がはる中、農家は腰まで水につかり、ひとつひとつ手作業で収穫します。

「おいしかったよという声が何より励みになります。消費者のみなさんがわたしたちのれんこんを楽しみに待ってくれている、そのことが本当に嬉しいです」(糸川さん)



農家の労苦に思いを馳せながら、今晩は「Wれんこん鍋」でポカポカに温まってみてはいかがでしょうか。

 

糸川農園

糸川有美さん

茨城県出身。夫の敦さんとともに、千葉県成田市でれんこん農家として新規就農。金澄系の品種を中心に約2.5ha(ヘクタール)で栽培している。有機質肥料による土づくりにこだわったれんこんは消費者から好評で、JA成田市の宝田農産物直売所のほか、地域のスーパーなどに出荷。現在、3人の子育てに奮闘中。※糸川農園ではアルバイトを募集中。問い合わせは090-4950-5006(敦さん携帯)まで。

取材協力/JA成田市 レシピ写真/菊地 菫

Pick up

Related

Ranking