2021.07.14

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【農家直伝】インテリアやリラックスタイムに!暮らしがぐっと豊かになるハーブ活用法

本場ヨーロッパでは、ハーブを食べるだけでなく、生活の中に幅広く取り入れています。そんなハーブの活用法を生産農家に聞きました!



教えてくれたのは、ドイツでの生活を経て、東京都青梅市でハーブ農園「ララ ファーム テーブル」を営む、奥薗和子さんです。

【活用その1】見るだけでも癒される!ハーブのドライブーケ



ドイツで約12年、生花店に勤めフローリストとして活躍していた奥薗さん。
ブーケにナチュラルな雰囲気を取り入れたいときに、よくハーブを使っていたそう。

「ハーブの中にはかわいらしい花を咲かせるものもあります。葉物と合わせれば、ミニブーケが気軽に作れますよ。ドライにしやすいハーブを使うのがコツ!」(奥薗さん)



今回は、オレガノ、タイム、セージを使った作り方を教わりました。

材料
食用ハーブ…好きなものを3種類(15㎝ほど)

作り方
1. 各ハーブを15㎝くらいに切りそろえる。



「束ねるときに邪魔になるので、糸で縛る部分にある大きな葉は取り除きましょう」(奥薗さん)

2.
後ろからセージ、オレガノ、タイムの順に重ねる。



「吊り下げたとき、正面にタイムの花がくるように束ねると、出来上がりがグッとかわいくなりますよ」(奥薗さん)

3. 下から3㎝くらいの茎部分をたこ糸でしっかり縛って留める。

 

「ハーブが乾燥してくると茎もしぼんでしまうので、糸を3巻きくらいしてきっちり縛るといいですよ」(奥薗さん)



4.
室内の風通しがいい場所に1週間くらい吊るせば完成!



フレッシュなままでもかわいいですが、少しずつドライに変わっていく様子も楽しく、長い間ブーケを楽しめます。

【活用その2】テーブルやキッチンを彩る ディルの一輪挿し



長く伸びて黄色い花がかわいらしいディルは、一輪挿しにうってつけ!



花瓶に合わせて長さをそろえたら、水につかる茎の部分の葉を取り除きます。



「何本か飾る場合は、高さを変えるとおしゃれに見えますよ。テーブルはもちろん、ディルはそのまま料理に使えるので、キッチンに飾ってもすてきです」(奥薗さん)

ディルのほか、ヤグルマギクなども一輪挿しにぴったりだそう。

【活用その3】香り広がる! ハーブバス



「ミントやセージ、タイムなど、香りの強いフレッシュハーブは、お風呂やフットバスに入れるのもおすすめ。花びらを散らせば見た目からもリフレッシュできます」(奥薗さん)

 

今回はタイムでお試し。温かいお湯にタイムを浸けると、ふわっと爽やかな香りに包まれて、心が安らぎます。



「ハーブはおいしく食べられるだけでなく、見た目もかわいらしくて、さらに体にうれしい効能も…!私たちの生活に寄り添ってくれる植物なんです。まだまだ日本では馴染みの薄いハーブの魅力を伝えるべく、これからも農園を盛り上げていきたいと思っています」(奥薗さん)

料理以外でもハーブを楽しめるとなると、ますます好みのハーブを見つけたくなります。



今回ご紹介したアイデアは、どれも好きなハーブで応用できるので、ぜひ試してみてくださいね。

ララファームテーブル

奥薗和子さん

12年に渡るドイツ生活を経て、2019年、東京都青梅市の豊かな自然の中に「ララ ファーム テーブル」を開園。安心して食べられる新鮮な野菜を食卓に届けたいとの思いで、バジルやローズマリーなどのハーブのほか、ケールやルッコラ、ズッキーニなどの野菜、食べられる草花を有機農法を使って栽培。収穫したハーブや野菜は、東京近郊や青梅市のファーマーズマーケット、不定期出店のマルシェなどで購入できる。
ホームページはhttps://lala.farm/

写真/石塚修平 取材協力/JA西東京

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