2022.05.12

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被災してピンチに…その時白い箱が届いて家族を救う⁉自分仕様な「防災用品」が避難所に届くサービスとは?

もしも災害が起きてしまったら…まずは命最優先で必要最小限のものを持ちだすのが一般に想定されていることですよね。でも、命からがら避難所にたどり着いたとき、滞在の長期化も視野に入れると「本当に必要なもの」をきっちり揃えておきたくなりませんか。今回はそんな要望に応える防災向け宅配型トランクルームのお話です。詳しく解説していきます。

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防災ゆうストレージとは?

もしもの事態が起きて避難所での生活を余儀なくされたら…「じぶん用支援物資」が避難所に届けられる防災に特化した保管サービスです。日本郵便と寺田倉庫が共同企画しました。

避難先での生活が長期化した場合に備えて、自分や家族が普段の生活で必要となる日用品などを準備しておき、専用ボックスに梱包して預けておきます。それが「じぶん用支援物資」です。

このサービスは災害が日本各地で発生し防災意識が高まるなか、避難所での生活を安全・安心に過ごす一助になればと考えられたサービスだといいます。

防災用品を保管している場所も被災したら「届けられない」のでは?

ご安心ください!預かったボックスは利用者の居住地域とは異なる都道府県の硬質地盤な土地に保管されます。寺田倉庫が管理する耐震基準を満たした倉庫に、です。

それなら安心ですね~♪

緊急事態になったら、インターネットで取り出し手続きをすることで避難所など希望の場所にゆうパックで届けられるそうです。

専用ボックスはポリプロピレン製としっかりしているので、避難先でテーブルや椅子などとしても使用できるみたい。

お値段がどんなものか気になりますよね?
それがこちら。



専用ボックスのサイズは大と小の2つ。
専用ボックス小だと13.5kgまで詰めることができ、初期費用が5,280円で月額は275円。被災した時に安心になることを考えたらそんなに高くないし、利用してみようかなって思っちゃいますね。ちなみに大なら20kgまで詰められ、初期費用が7,810円で月額は480円です。

中に何を入れるとよい?

長期の避難に向けて、携帯の充電器、タオル、着替え(下着を含む)、コンタクトレンズなど。
衛生品:歯ブラシ・トイレットペーパー・ビニール袋・除菌ウェットティッシュ・ビニール手袋・マスクなど。
日用品:使い捨てカイロ・ティッシュ ・ブランケット・ブルーシートなど。
あとは、簡易食器類やお鍋、食料品、水。
女性は生理用品も必要ですね。高齢者がいる方は高齢者向けの日用品。
子どものいる家庭だと、子ども向けの日用品。

わたしは実家でペットを飼っているので、ペットフードやペットシートなども必要ですね。
自分や家族にとって本当に必要なものをカスタマイズして預けられるのがうれしいですよね!

もう一つのサービスで「大切なモノエスケープ」というものがあります。



こちらは、なくしたくない大切な物を安全な場所にエスケープするというもの。
思い出のアルバムや手紙、母子手帳や子供の作品など「災害時になくしたくないもの・大切なもの」を安全な場所でお預かりするサービスです。


両サービスは何が違うの?

・じぶん用支援物資は、避難先で生活が長期化した場合、必要な日常品をあらかじめ預けて、必要になった時に避難所などに届けてもらえます。避難所生活で入手しにくい物を預けておくと安心です。

・大切なものエスケープは、思い出の品物、大切なものなど、災害時に無くしたくないものを安全な場所で保管してもらい、必要になった時に届けてもらえます。被災者の方からよく耳にするのが「思い出も何もかも失った」という失意の言葉。ここに大事なものを預けることによって、失うものを最小限にすることができるかもしれません。

必要なもの、大切なものを預けておくことで、逃げ出すときは「身一つ」で済みます。逃げること、家族に気を配ることだけに注意を向けられるので、命が助かる可能性が上がるかもしれませんよね。特に小さな子どもがいる家庭では、子どもを連れて逃げることに専念できるので、今一度このサービスを考えてみてはいかがでしょう。

※記事中で登場したサービスは掲載当時の情報であるため、価格などが異なる場合があります。

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