2022.06.02

食べる

【野菜の漢字クイズ】なんで「芽花椰菜」と書くの?漢字の由来は?旬の時期や栄養価など、豆情報も!

これって漢字で書けるの??と思わず驚く、野菜の難読漢字をご紹介します。スーパーの野菜売り場などでは、たいてカタカナで書かれいますが、実はちゃんと漢字でも表記できるんです。知っているとちょっと嬉しい、ちょっと自慢できる、あのカタカナ野菜の漢字……由来を知れば、「な~るほど!」と思うこと請け合い。鮮度のいいものの見分け方や栄養価など、お得な豆情報もご参考に。

「花椰菜」の読み方は?その由来は?旬や生産地、栄養や保存法など…豆情報も!


野菜の漢字クイズ 「芽花椰菜」ってなんて読む?

なんて読む? どんな野菜?

「芽花椰菜」

「めかかな…?」どんな野菜を指すのでしょう?

ヒントは、サラダやシチューなどで活躍するアレ!
茹でてマヨをかけていただいても絶品です。


正解は…

ブロッコリー

ブロッコリーです。

ブロッコリーの和名である、めはなやさいが由来となって
それを漢字にしたものです。

ブロッコリーの食用とする部分は、つぼみの状態の花の部分と茎であることから、
「芽花」という漢字が当てられているようです。

ほかに、「緑花椰菜(みどりはなやさい)」と呼ばれることもあります。
こちらも花の部分が緑色なので、うなずけますね。

ちなみに、椰菜は野菜(やさい)の異名でもあるので、
「芽花野菜」と表記することもあります。


では、ブロッコリーのお仲間であるカリフラワーは、
漢字でどう表すのでしょう?
 

正解は「花椰菜」です。

ブロッコリーがつぼみであるのに比べ、カリフラワーは白い花が咲いているように見えたから、このような名前がついたのかもしれません。


さらにおまけすると、近年注目されているロマネスコも漢字で表せます。

こちらは、「珊瑚花椰菜」と書きます。

つぼみの部分が円錐形をしてて、珊瑚のようだと形容されることからついたようです。

 

ブロッコリーとカリフラワー

旬はいつ?

1年中スーパーで見かけるブロッコリーですが、冬から春にかけてが旬。
生産地は愛知県・香川県・埼玉県など。
夏場は北海道・長野県・青森県など、涼しい地域で栽培されています。


選ぶときは色に注目!

紫がかったブロッコリー

こんもり、ずっしりとしているものが、おいしいブロッコリーです。
緑色が濃いものがおすすめですが、
冬場に購入する場合は、紫がかった緑色のものが甘くておいしいのだそう。
表面が黄色っぽくなているものは鮮度が落ちている可能性ありです。

また、つぼみが小さく、粒ぞろいで、きゅっと詰まっているものは鮮度がいい証拠。
房と房に隙間ができているようなものや、蕾が大きく粗く感じるもの、
柔らかい物など日が経っているかもしれません

保存方法は?

ビニール袋などに包んで、立てた状態で野菜室へ。

茹でたものは、冷凍保存ができます。
小房に分けてしっかり水分を切って、密閉容器などに入れて冷凍しましょう。
使いたいときに、必要な分だけ使えて便利です。

栄養素は?

ブロッコリースプラウト

調べてみると、ブロッコリーには、次のような栄養素が含まれるようです。

カロテン:体内でビタミンAに変わります。ビタミンAには抗酸化作用・血栓の防止などの効果が。
食物繊維:胃腸の調子を整えます。また、便秘を予防します。
ビタミンC:免疫力の強化や抗酸化作用など。

ブロッコリー1個に含まれるビタミンCは、トマト8個分に相当するそう。
美肌を目指すなら積極的にとりたい食材ですね。

ちなみに、栄養価の高さで知られるブロッコリースプラウトには、
強力な抗がん作用をもつスルフォラファンが多く含まれています。


調理のコツ

カットしたブロッコリー

栄養価を逃さずとるには、生食や炒め物、レンジでの加熱がおすすめです。
というのも、ブロッコリーに含まれるミネラルや水溶性ビタミンなどが水に溶け出てしまうので、
長時間、茹でると栄養価が下がってしまうためです。

茹でるときは、短時間で調理するといいでしょう。

またはスープごといただけば、栄養価をしっかり採ることができます。

時間がたつと花が咲きます

ブロッコリーの花

ブロッコリーは緑色のつぼみの集まり。当然、時間が経つと花が咲きます。
黄色い小さな花です。

冷蔵庫内で花が咲き始め、ブロッコリーが黄色くなってしまうと、
「もう食べられないのかな」と思いがちですが、
実は大丈夫。食感は変わってきますが、問題なく食べられるようです。

一方カリフラワーは、放っておいて花が咲きません。
なぜなら、ブロッコリーは花のつぼみが集まったもので、
カリフラワーは花に発達する前の極々小さいつぼみの「元」が集まったものだからだそう。


ブロッコリーとカリフラワーは似ているように見えて、全く違うんですね! 勉強になりました〜♪


<参考文献>

書籍:
『デジタル大辞泉』  小学館

『食の医学館』  小学館

ふじめ ゆきひろ・へん,すぎた ひろみ・え『ブロッコリー・カリフラワーの絵本 (そだててあそぼう75)』  農山漁村文化協会,2007


WEB:
「ブロッコリー」『JAグループ とれたて大百科』 
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=24


【あわせて読みたい】
【生産者が教える】おいしいブロッコリーの選び方と保存法「え、野菜室ダメ⁉」無限レシピも紹介!
【リュウジさんレシピ】え~っ!もっと早く知りたかった…実は“ブロッコリーはから揚げ”が最強ウマい‼
【今ブロッコリーが安い】サイゼリヤの人気メニュー「ブロッコリーのくたくた」作ってみた!レンチン5分♪

画像出典:photoAC

Pick up

Related

Ranking