2022.06.04

食べる

【調理の裏ワザ】レンチンした“熱々なお皿”を素手で持てる科学の裏ワザ!「え、ラップに秘密が⁉」

冷やご飯や肉まん、チルド焼売など…。現代の食生活には電子レンジでチンするものがたくさんあります。けれど料理を取り出す時、うっかりお皿に触って「アチッ!」と手を引っ込めた…なんて経験をした人、少なくないのでは? でも、鍋つかみやフキンを使って取り出すのはちょっと面倒…。でもこれがふつうなのであまり気にしなかったんですが、朝の情報番組『バゲット』でそんなストレスが一気に霧散する裏ワザを発見しました!

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お皿を熱くしない方法、ズバリ「手で持つところのラップを折り返しておく」

電子レンジで料理をチンする際、お皿にラップをかけますよね。
超便利な裏ワザは、そのラップの「かけ方」にひと工夫施すだけ。

このようにかければいいんです!



ちなみに、こちらが裏ワザなしのラップのかけ方。



おわかりいただけたでしょうか?

下の画像を見てみてください。
…そう!
裏ワザのほうは、画像に赤い斜線を引いた部分に、ラップがかかっていないのです。
ラップをわざと折り返して、開けています。



お皿を取り出す時は、このラップがかかっていない部分を持ちましょう。

では、実際に電子レンジでチンして、温度を測ってみましょう。チン⭐︎



焼売からの蒸気を受け止め、白く曇ったラップ。
写真を見ればおわかりでしょうが、わたし、無防備な素手です!
でも、全然熱くありません。

試しにラップがあるところとないところの温度を、測って比べてみました。





ラップがかかっていないところは34.9度。
これに対し、ラップがかかっているところは53.6度。
その差は実に18.7度!
もちろんラップがかかっているところは、アチアチです。

ちなみに、焼売の部分の温度は…!?



48.6度!
ちゃんと温まって食べごろ温度に!
でも、ラップがかかった部分の方が熱くなってる。
え、これって、どういうことなの?

ラップのあるところとないところの温度差、その科学的理由とは?

この裏ワザを紹介していた『バゲット』には、中学生向けのサイエンスショーを行なっている科学実験のスペシャリスト、松延康先生が登場していました。
その松延先生の解説によると、ラップがかかっているところの温度が高くなるのは、「温まった食材から出る水蒸気が、ラップを伝ってお皿を温めるから」なんだそうです。

つまり、ラップさえなければ水蒸気がお皿を温めることはない、ということ!

あまりにも単純かつ簡単な理由に拍子抜けしつつも…

あの毎回「アチッ!」っとなっていた、あの時間は一体なんだったのか…。
思わず拍子抜けするほど、本当に簡単な裏ワザとその仕掛けでした。

ただ、生活を少しだけ快適にしてくれるこうした裏ワザって、とっても大事!
ラップのかけ方さえ気をつけていれば、「電子レンジでチン」する時も、安心して子どもにお手伝いをお願いできますよね。
ぜひ、みなさんもご活用ください♪


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