2021.07.02

働く

多肉植物を育てる髙橋さんのお仕事ぶり拝見!

東京都練馬区で年間200種類の多肉植物を育てる髙橋徹さん。「多肉植物を見ていると、かわいい!かっこいい!ってつぶやいちゃうんですよね」と話してくれた高橋さんに、多肉植物との出会い、育てる楽しさを聞きました!



多肉植物に惹かれたのは「エケベリア」と出会ったから

髙橋さんは、パンジーやビオラなどの花や野菜の苗を扱う農家に生まれました。東京農業大学時代には、卒業論文で最優秀賞を獲得。卒業後、花を取り扱う市場に就職しました。



市場では6年間、出荷の注文を集めたり、競りをする業務などを担当。

「お客さんである生花店の方が僕の選んだ花を見て『めっちゃいいじゃん!』って喜んでいただけたときは、うれしかったですね。今もその経験が生きています」と髙橋さん。

その後、実家の農業を手伝うために市場をやめ、平行してアルバイトをしていた尾崎フラワーパークで多肉植物と出会いました。



多肉植物を本気でやろうと思うきっかけとなったのが「エケベリア」。まず「かわいい」と見とれ、多種多様な色のものがあり「かっこいいなぁ」と引きつけられたそうです。



「多肉植物の魅力に気がついたことで、農業をやるぞ!というモチベーションが上がりました。多肉植物は、時間はかかるものの、葉っぱ1枚から増やすことができるのでコストもさほどかからない。今はまだ手探り状態ですが、種類を集めれば経営として成り立つのではないかと思っています」(髙橋さん)

そんなエケベリアは、年に1度、花を咲かせます。



「1か月くらい咲き続けます。黄色系でかわいい花ですよ」(髙橋さん)

多肉植物のファンを増やしたい!

今、髙橋さんが気に入っているのが、ハオルチアの一種、紫絵巻



「葉の先が尖っていて、すこし透けているんです。見ていると、つくづく、かっこいいなぁと思います」(髙橋さん)

多種多様な多肉植物をもっと身近に楽しんでもらえるように、お客さんにハウスに遊びに来てもらい、親株から葉を取って葉挿ししたものを持ち帰ってもらうような体験プランはどうか?などいろいろな構想も練っている、と話してくれました。



髙橋さんの育てる多肉植物たちは、以下のJA東京あおばの直売所でも販売されています。

ファーマーズショップ こぐれ村
https://www.ja-tokyoaoba.or.jp/store/detail.php?id=502
ファーマーズショップ にりん草
https://www.ja-tokyoaoba.or.jp/store/detail.php?id=503
とれたて村 石神井
https://www.ja-tokyoaoba.or.jp/store/detail.php?id=501

ぜひ、かわいい多肉植物と出会いに行ってみてくださいね。


髙橋徹さん

荻窪園芸地方卸売市場、尾崎フラワーパークを経て就農して3年目。両親とともに花の苗を育てるほか、髙橋さん担当で東京都練馬区のハウス内で約200種類の手のひらに乗るサイズの多肉植物を育てる。多肉植物は、JA東京あおば直売所(以下3か所)で販売。
ファーマーズショップこぐれ村
ファーマーズショップにりん草
とれたて村石神井

写真/石塚修平 取材協力/JA東京あおば・JA東京中央会

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