「土用の丑の日」が近づくと、スーパーやテレビCMで「うなぎのかば焼き」を頻繁に目にしますよね。わが家では、うなぎ=高級品…。子どもたちは、うな丼が大好きなので、たっぷり食べさせてあげたいですが、お財布の事情によっては、買えないことも(涙)。そんなときは、冷蔵庫の残りもの食材で「ほぼほぼうな丼」を作って、食べたい欲を満たしています! 気になる材料の正体は…。タネ明かしをしつつ、お味のほうも詳しくレポしますね~。
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冷蔵庫の残りもの食材で…「ほぼほぼうな丼」
材料(4人分)
木綿豆腐…200g
鶏むね肉…200g
卵…1個
焼き海苔…1枚
油(こめ油)…小さじ1 ※お好みの油でもOK
しょうゆ…大さじ3
みりん風調味料…大さじ3 ※本みりんでもOK
ご飯…4杯分
うなぎの代用となるのは、冷蔵庫に残っていた、4つの食材…木綿豆腐、鶏むね肉、卵、焼き海苔!
この4つは、わが家では日常的に使う食材なので、冷蔵庫に入っている確率が高い!
どれも、うなぎとは程遠い食材で、魚類は一切使っていません(笑)。
焼き海苔は、8等分に切り…
木綿豆腐は、キッチンペーパーに包み1時間ほど冷蔵庫に置いて、水切りをします。
鶏むね肉は、包丁で粗みじん切りに。
※鶏ひき肉を使ってもOKですが、鶏むね肉を粗みじんに切った方が、食べ応えがでますよ~。
水切りした木綿豆腐、切った鶏むね肉、卵を、ポリ袋に入れ、手でよく揉み、混ぜ合わせます。
豆腐をできるだけ滑らかにつぶすことで、鶏むね肉がまとまりやすくなりますよ!
あとは、フライパンで蒸し焼きに!?
フライパン(直径26㎝テフロン加工のものを使用)に油を入れ、キッチンペーパーで馴染ませ…
切った焼き海苔を並べて…
上に、ポリ袋で混ぜ合わせたものをのせ、スプーンの背などで広げて…
フタをし強めの中火で加熱し、しばらく蒸し焼きにします。
焼き海苔の焼ける匂いがし、周りが白っぽく固まってきたら、シリコンベラなどでひっくり返して…
しばらくフタを開けて加熱し、豆腐から出た水分を飛ばします。
水分が少なくなったら、しょうゆ、みりん風調味料を入れ、再びフタをして、弱めの中火で蒸し焼きに。
中まで火が通れば、出来上がり!
しょうゆと、みりん風調味料が煮立ち、うなぎのかば焼きっぽい匂い!? がしてきます。
焼き海苔も、うなぎの皮目のように見えてくるから不思議!?
ご飯(画像は玄米ですが、白米でもOK)にのっけて、しょうゆと、みりん風調味料のタレをかければ…
「ほぼほぼうな丼」の完成!
千切りした青じそや、白ごまをトッピングすると香りもUP! 見た目も、うな丼により近づきます。
盛り付けの際に、焼き海苔を上にするか、下にするかで、悩むところなのですが…
焼き海苔を上にすると、黒っぽさが焼き色感を増し…
焼き海苔を下にすると、うなぎの皮目を下に置くうな丼の盛り付けのようですが、インパクトに欠ける気も…。
まあ、どっちにしろ味は変わりません…。豆腐でかさ増しされた「鶏団子」といった感じです(笑)。
でも、うなぎのかば焼きに比べると油っぽさが少なく、あっさりとした味わいで食べやすい。
食感も、ふっくらとしてやわらかく…本物に劣らないおいしさ!
しょうゆとみりん風調味料の甘辛い味付けに、ご飯もすすみます~。
わが子たちは「うな丼には、見えない」と、やや辛口な評価をしつつも…
「ヘルシーだし、ふっくらとした食感も、甘辛いタレが絡んだご飯も好き~」と、おいしそうに食べてくれます。
さらに汁物や、生野菜を添えれば、栄養バランスもバッチリな定食スタイルに!
土用の丑の日に、うなぎを食べる理由とは…
江戸時代、夏にうなぎが売れず、うなぎ屋の店先に「本日土用丑の日」と看板をかかげて繁盛させたという話や、夏の土用の丑の日に”う”のつくものを食べるとよいという昔ながらの慣習など、諸説ありますが…
「土用の丑の日」に、うなぎを食べることは、ちゃんと理にかなっているんです。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬前の季節の変わり目の約18日間のこと。
なかでも夏の土用は、暑さから疲れも出やすく、秋に向かう温度変化から体調を崩しやすい頃でもあります。
また「丑の日」は、干支の十二支からきていて、12日毎にやってくるため、なんと今年の「土用の丑の日」は、7月23日(土)と、8月4日(木)の2回あるんです。
うなぎには、ビタミンA、B群が豊富に含まれ、免疫力を高めたり、疲労を回復する働きが期待できます。
なので、うなぎを食べれば、疲れも吹き飛び、夏バテ防止にもつながりますよ~。
とはいえ、うなぎは贅沢な食べ物…。
「ほぼほぼうな丼」に使った、木綿豆腐、鶏むね肉、卵、焼き海苔も、それぞれ、栄養価の高い食材です。
「奮発して、1回ぐらいは本物! それ以外は、うな丼風で」とお財布や家族と相談しながら…
おいしく食べて、今年の夏を元気に乗り切るのはいかがでしょう~。
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