夏にヘビロテで食卓に上がる「そうめん」。簡単な料理のようですが、じつはゆで加減、締め加減が結構難しいですよね。でも、今年は大丈夫です! だって、Twitterで「そうめんのコシをレベルアップさせる方法」を見つけたから。そうめんって、コシのあるものほど高級とされているのをご存じですか? そのために、製造後2、3年も寝かせるんだそうです。それが、こんな簡単な方法で叶うとは…。Twitterで”27万いいね”がつけられたのはコレ!
投稿したのは、おりえ(@orie13a)さん。この投稿には27万いいねがつけられ、5万を超えるリツイートというほど。そうめん人気は高い!
これ、なんとうれしいことに、高級そうめんの硬さや歯ごたえを、安いそうめんで再現できる裏ワザっぽいですね。さっそくやってみたいと思います。
そうめんにコシがある=高級=古いもの⁉そうめんはコシのあるものほど高級とお伝えしましたが、じつはコシのあるものは「古いもの」。製造後、寝かせることで硬くなり、歯ごたえがよくなるのだそうです。製造から2年目のものは「古物(ひねもの)」、3年目のものは「大古物(おおひねもの)」と呼ばれ、特級品として高い価格で売られているんですよ。2年ものの硬さは1年ものに比べて1.6倍ほど硬く、歯ごたえが増しておいしいそうです。では、おうちで通常のそうめんを寝かせればおいしくなる⁉ いや、それがダメなんです。長期間寝かせるに際し、緻密な温度管理が必要なので、普通に置いておくだけでは無理なんですよ。残念!
そうめんをおいしくゆでる裏ワザ、試してみた!硬くて歯ごたえのあるそうめんにゆであげるのに必要なのは…
なんと…梅干しだけ!(笑)
それではさっそく、梅干しを使ってそうめんをゆでていきます。
まず最初に、水に梅干し2〜3個を入れて2分ほど煮ます。ポイントはコレだけ!
ぐらぐらしてきたら…
ここから先はいつも通り。そうめんを入れます。
規定の時間(今回は1分半)ゆでます。
お湯を切ります。
冷水でさっと冷やします。
水を切って器に入れてできあがり!
ゆでたあと氷水に浸しておくと「麺が締まる!」と思っている方も多いと思いますが、じつは間違いなんですって。浸し過ぎてしまうと麺の中に水が入って、やわらかフニャフニャ食感になってしまうとか。さっと氷水で冷やしたら、しっかり水を切って器に盛りつけてください。
いつも通りゆでたそうめんと比較
左(黄色のお皿)が裏ワザを使ってゆでたそうめん、右(緑のお皿)がいつも通りゆでたそうめんです。
見た目には、特に違いは感じられませんでした。まずは、いつも通りゆでたそうめんをそのままで食べてみたところ…
やわらかい仕上がりです。コシはないかな。
続いて、裏ワザを使ってゆでたそうめんを食べてみたところ…
しっかりと硬さがあってとても歯ごたえがよいです。梅干しの香りがするのかな?と思いましたが、全く気になりませんでした。コシがありますね!
次は、麺つゆに付けて食べてみることに。
まずはいつも通りゆでたそうめんから。
やわらかいので、ややベチャッとした印象です。
続いて、裏ワザを使ってゆでたそうめんを食べてみました。
硬さがあるので、ツルッとのどごしがよいです。
食感が違うだけで、こんなにおいしくなることに驚きました!
じつは、やわらかな食感のそうめんがあまり好きではないので、夏でもそうめんより冷やしうどんや冷やしそばばかり食べていました。梅干しを入れるだけで、こんなに硬く歯ごたえがよくなるなら、これからはもっとそうめんを食べようかな。
裏ワザで使った梅干しは味が落ちることもなかったので、麺つゆに入れて一緒に食べてもいいし、おにぎりの具にしたり別の用途で使っても全然OK。無駄にはならないのでご安心を。
とても簡単にできるそうめんを格段においしくゆでる裏ワザ、ぜひ試してみてくださいね!