2022.10.06

食べる

【野菜クイズ】Q1:小松菜は「大きい」と「小さい」どっちが味が濃い?小松菜農家がズバリ答えます!

一年を通してスーパーでみかける、ごくごく身近な葉物野菜「小松菜」。大ぶりなものから小ぶりなものまで、色々売られていますよね。何となく手にとりがちですが、選ぶ時に何を見ればいいか迷うことありませんか? 大きさ?葉の色? そこで、東京都の小松菜農家・野崎智経さんに、小松菜の目利きポイントを伺いました。はてさて、気になるアンサーは…。

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教えてくれたのは、東京都西多摩郡日の出町にある「トムズファーム」代表の野崎智経さん。

Q1:小松菜は「大きい」と「小さい」どっちが味が濃い?

正解は・・・「大きい」



「時期や品種によって多少は変わりますが、一般的には葉が大きいものは味が濃く、小ぶりなものはあっさりとしていて、やわらかい。料理に合わせて選んでもいいかもしれませんね」(野崎さん)



一年を通して売られている小松菜ですが、春夏と秋冬とでは見た目や風味が違うと感じたことがありませんか? 実は小松菜には何種類もの品種があり、野崎さんも季節ごとに品種を変えて栽培しています。

「トムズファームでは、おひたしなどで食べることが多い春夏は、やや小ぶりでやわらかい品種を、鍋ものなどにも使われる秋冬は、大きくて味の濃い品種を選んで育てています」(野崎さん)

Q2:新鮮な小松菜は、茎がまっすぐ。「〇」か「×」か?


正解は・・・「〇」



「茎がピンとまっすぐになっているのは新鮮な証です。収穫してから日数が経つにつれて、水分が抜けて茎がしんなりと曲がってきます。茎がまっすぐで張りがあるものを選ぶのがおすすめです」(野崎さん)

Q3:小松菜は、葉が「肉厚」「肉薄」どっちが甘い?

正解は…「肉厚」




「葉が肉厚なものはおいしいです。これから寒くなるにつれて、葉の厚みが増しさらに甘みが出てきます。ただ葉脈がしっかり出ているものは、硬くなっているので気をつけてください。色は、鮮やかな緑色のものがおすすめです」(野崎さん)

味はもちろん、鮮やかな色は料理をおいしく見せる効果があります。色にもこだわって選びたいですね。



これから冬にかけて旬を迎える小松菜。小松菜の特徴を知って、おいしくいただきましょう!


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トムズファーム

野崎智経(のざき・とものり)さん

東京都西多摩郡日の出町で野菜農園トムズファームを運営。IT系の会社員時代に読んだ『江戸東京野菜 図鑑編』(大竹道茂著)がきっかけとなり、30代半ばで農業の道へ。東京都農業会議などの支援を受けて、農業経営の基礎を学び、平成30年から新規就農する。小松菜を主に、ほうれん草やとうもろこし、大根などの野菜を栽培。東京都の農業生産工程管理(東京GAP)認証も取得して、安全安心な野菜づくりに猛進中。町の学校給食のほか、JAあきがわ秋川ファーマーズセンターやJAあきがわ日の出町ふれあい農産物直売所に出荷している。

写真/石塚修平 取材協力/JAあきがわ

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