暑くなってくると無性に食べたくなる「そうめん」。薬味を絡ませてツルッと食べると、夏がきたなあと感じます。めんつゆや薬味をアレンジするなど、いろいろな楽しみ方ができますが、ゆで時間を2倍にした「4分そうめん」が意外なおいしさだとインターネットで話題になっています。でも、それってホントにおいしいの!? だって、伸びちゃうじゃん…というわけで、実際に作って食べてみました。基本のそうめんの作り方そうめんはたっぷりのお湯を沸騰させ、麺をほぐしながら約2分ゆでるのが基本。商品のパッケージにもしっかりとゆで時間が記載されています。メーカー公式の作り方を無視するのっていったいどうなの?それではさっそく4分そうめんを作ってみましょう。
4分そうめんを作ってみた用意するものそうめん(人数分)
氷水
作り方1.たっぷりの水を沸騰させ、そうめんをばらばらにしながら入れる。
2.箸でほぐしながら、4分ゆでる。
3.ゆで上がったら、流水でぬめりをとり、氷水で冷やす。
作り方はたったこれだけ!ゆで時間を2倍の4分にすることと、麺を氷水で冷やすのがポイントです。
そうめんがゆで上がる前にあらかじめ氷水を準備しておくとよいでしょう。
流水と氷水で熱をとるときには、手がちょっと痛くなるくらいにキンキンに冷やすのがコツ。触っているうちに初めはふにゃふにゃとやわらかかったそうめんがしっかりと引き締まっていくのがわかります。
実食!4分そうめんの味とは?こちらができあがった4分そうめんです。通常のそうめんと見た目に変わりはないように見えます。そこで、通常のゆで時間のそうめんと、4分そうめんを比較してみることにしました。
右が通常のゆで時間のそうめん、左が4分そうめんです。麺をよく見てみると、通常のゆで時間のそうめんは白くしっかりとした輪郭なのに比べて、4分そうめんは透明感があるのがわかります。
通常のそうめん(右)4分そうめん(左)触ったときの感触も、通常のゆで時間のそうめんはしっかりとした弾力がありますが、4分そうめんはコシがなくやわらかな印象。これはもしかしてゆで過ぎでは?と心配になります。
ところが食べてみると、みずみずしい麺がつゆによく絡んでのどごしやわらか。ツルツルを通り越して、するすると胃の中に入ってくるような感覚です。とくに夏の暑さで疲れた胃腸には、このくらいの麺のやわらかさがちょうどいい。
さらに、水をよく吸っているためか、時間がたっても麺どうしがくっつきません。これは、ただのゆで過ぎではなく、そうめんの新しい魅力を引き出していると言ってもよいでしょう。
みなさんもいつものそうめんのゆで時間をちょっとだけのばして、4分そうめんを試してみてはいかがでしょうか?