2021.08.14

食べる

【農業男子直伝!自家製トマトソースで夏を乗りきる】夏野菜をたっぷり煮込むだけ!冷やしておいしい簡単ラタトゥイユ

東京都調布市で「伊藤農園 asobibatake」を営む農業男子、伊藤彰一さんは、完熟した大量のトマトを煮詰めた自家製トマトソースをいろんな料理にアレンジして楽しんでいます。そんな伊藤さんに、旬の夏野菜と合わせたラタトウィユの作り方を聞きました。できたてはもちろん、冷やすと味がしみ込んで絶品に!作り置きにも最適です。



自家製トマトソースがあれば野菜たっぷりメニューがすぐできる!



「伊藤農園 asobibatake」の伊藤彰一さんの農園では、夏休みシーズンにトマトがたくさん実をつけます。



伊藤さんの手のひらに乗っているトマトは、左が「サンマルツァーノ リゼルバ」、右が「トスカーナ バイオレット」。

サンマルツァーノ リゼルバは、イタリアで伝統的に使われてきたサンマルツァーノという品種を、さらにおいしく改良した特別な品種です。塩やオリーブオイルだけでもおいしく食べられて、皮が薄くて生でもジューシー。ソースにすると真っ赤な色合いになります」と伊藤さん。



生でそのままがぶり、もおいしいトマトですが、調理してもそのおいしさが広がりますね。

そんな完熟トマトをたっぷり使ったトマトソースを使い、相性ぴったりのなすとズッキーニを合わせたアレンジレシピ、ラタトゥイユの作り方を教えてもらいましょう。



煮込むだけの簡単自家製トマトソースレシピはこちらをごらんください。

必要なのは野菜のうまみだけ!夏野菜のラタトゥイユ



材料(3人分)
トマトソース…450ml
にんにく…1かけ
ズッキーニ…1本(200g)
なす…2本(160g)
オリーブオイル…大さじ2
塩・こしょう…各適量

作り方
1.にんにくは千切りにする。



2.ズッキーニは5mmの厚さに切る。



3.なすも5mmの厚さに切る。



4.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、にんにくの香りが出たらなすとズッキーニを加える。



5.両面に油がまわり、こんがり焼き色がつくまで炒める。



6.5にトマトソースを加える。



7.強火で煮立たせる。



8.焦げ付かないようにかき混ぜて、ズッキーニとなすがしんなりしたら、塩、こしょうで味をととのえる。



9.できあがり!



「トマトのうまみだけで味付けは十分。なのでわが家はラタトゥイユにコンソメは入れません」と伊藤さん。

ズッキーニのしゃきしゃきした歯ごたえと、とろとろのなすの食感がおいしい。トマトソースはナス科野菜と相性がいいので、ズッキーニやなす以外にも、ピーマン、パプリカを加えてもよさそうです。



また、にんにくを炒めるときに唐辛子を加えると辛みが加わって、大人味に。トマトの酸味が強いと感じたら、トマトケチャップや砂糖を加えて味の調整をしてくださいね。

「ラタトゥイユはそのままでもおいしいですが、冷やすと具材に味がしみて、トマトのコクを一段と深く感じられますよ。まとめて作っておくのもおすすめです」(伊藤さん)

暑い夏も、たっぷりの野菜でビタミン補給をしながら乗り切りたいですね。






伊藤農園asobibatake

伊藤彰一さん

東京都調布市、京王線仙川駅から徒歩3分、住宅街の中にある農園。400年以上続く農家を継承し2016年に就農。1ヘクタールの農地で年間30品目の野菜を育て、近隣スーパーの直売コーナーで販売する他、学校給食やレストランなどに提供する。毎年夏休みシーズンには「ミニトマト狩り」「枝豆収穫祭」「夏野菜収穫体験」などのイベントを開催して大人気。大学時代に電子工学を専攻し、卒業後はITベンチャーでシステムエンジニアとして人事・会計などの業務ソフトウェアやアプリ開発に携わった。伊藤さんが開発した個人農家向け栽培管理無料アプリ「Agrihub(アグリハブ)」ユーザーは現在1万6000人を超える。
ホームページはhttps://itonouen-sengawa.studio.site/
アグリハブについてはこちら

写真/石塚修平 取材協力/JAマインズ・JA東京中央会

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