2022.12.11

磨く・整える

【活舌よくなる裏ワザ】噛まないコツとは⁉「きゃりーぱみゅぱみゅ」を早口で3度言えるようになる方法♪

何気ない会話の中で、仕事のプレゼンで、愛の告白で、あらゆる日常の場面でつきまとう問題といえば、「噛むこと」ではないでしょうか。いわゆる活舌の悪さですね。「なんでここで⁉︎」「練習ではちゃんと言えたのに!」「普段は言えるのに‼︎」そういう場面でこそ「噛んで」しまうのが人間のサガ。そんな滑舌に関する裏ワザをテレビ番組で知ったので、実際にトレーニングをしてみてその憂いを拭い去りましょう。

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先日、MBSの『す・またん!』で特集されていたのは、ある女の子の素朴な疑問。
「どんな言葉が噛みやすいのか」。

番組では、「きゃりーぱみゅぱみゅ」が噛みやすいと話題にしていました。
わたしもラジオパーソナリティの末席を汚す身。
リクエストなどで突発的に「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんの曲を流すことになった時の緊張感には覚えがあります。
事前に分かっていれば、練習して万全を期して臨みますが(それでも噛むときは噛む)、いきなり言われると大抵言えません(十中八九噛む)。

どんな言葉を噛みやすいのかについては、番組でも意見が出ていました。
たとえば「書いてある原稿を読むと噛む」。

確かに、わたしも「自分の言葉じゃないと噛みやすい」と聞いたことがあります。
「嘘は噛みやすい」とも。

でもフリートークで噛むこともあるよね、という話になっていました。
わかりみが深い。深すぎる。

わたしの場合は、やはり緊張するとフリートークでも原稿読みでも噛む傾向がある気がします。
家族とのお喋りでは全く噛まないのに。でも、子どもの頃に学校で発表したり、先生から「教科書読んで」と言われると噛んでしまうってこと、ありましたよね。

噛みやすい言葉とは

番組で紹介されていた滑舌攻略のプロ(フリーランスアナウンサー・話し方&アナウンス講師)、花形一実さんによる「噛みやすい言葉」は
①サ行
②小さい「や ゆ よ」
③似ている単語が並んでいる
というもの。

①サ行は、舌の位置に注意が必要なんだとか。
舌とあごに隙間が作られて、その間から空気を出すことで「サ行」の発音になります。
この隙間が無く、舌が上の歯にくっつくと「タ行」になってしまうとのこと。



②小さい「や ゆ よ」は2文字で一音になるため、口の動きがより複雑になって噛みやすいそうです。

③似ている単語が並んでいるということに関しては、以下の言葉を声に出して読んでみていただけるとよくわかります。

「施術室隣で手術準備指示」

①、②を網羅している上に、「施術」と「手術」が似ていて、さらに「手術」のあとに「準備」「指示」と、これでもかと「しゅ」「し」「じ」を並べてくる鬼早口言葉。



③に関しては、「単語ごとに区切り、単語の意味を考える」「似ている単語の発音の違いに気をつける」「自分の声をよく聞きながらはっきり発音する」ということで言えるようになるそうです。
確かに、早口言葉は意味を考えれば言えるようになる、というのは一理ある気がしますね。

花形先生の「噛みやすい言葉」の条件で考えると、「きゃりーぱみゅぱみゅ」という単語の恐ろしさがまざまざと実感できます。
サ行こそ入っていないものの、「きゃ」「みゅ」と小さい「や ゆ」が入り、「ぱみゅ」が繰り返されています。
さらに恐ろしいのが、この単語には「意味を考えて読む」という方法が通用しないこと。
きゃりーぱみゅぱみゅさんにも名前の由来はあるかもしれませんが、わたしたちは「ぱみゅぱみゅ」にどんな意味づけができるでしょうか。

とにかくゆっくり読むしかない、そんな諦めにも似た気持ちが湧き上がってきました。

劇的に読みやすくなる「きゃりーぱみゅぱみゅ」

番組では、きゃりーぱみゅぱみゅを言うための練習として、次のやり方をあげています。

(1)「ぱ ぷ」を8回言う
(2)「ま む」を8回言う
(3)「みゃ みゅ」を8回言う
(4)「ぱ みゅ」を8回言う

わたしも試しにやってみたのですが、劇的に「ぱみゅぱみゅ」が言いやすい!
「ぱみゅ」より「みゃみゅ」が圧倒的に言いにくいからなのではないかと。

「みゃみゅ」を8回言い切ったとき、「これが言えたなら『ぱみゅ』は言える」と確信めいたことを思いませんでしたか?
「言える」と思うことこそ、噛まない第一歩なのかもしれません。

人はなぜ噛むのか

さて、いよいよ「噛む」ことの芯を捉えていきましょう。
花形先生によると、噛む原因はただ一つ。

舌の筋肉がサボっている。

耳が痛い!サボっていると言われちゃうと本当に耳が痛い!

これはわたしの考えた「噛む」メカニズムなんですが、
「噛んではいけない」というプレッシャーのあまり、口の中に意識を集中しすぎて「『ぱ』ってどうやって発音するんだっけ。『みゅ』ってどうやって…?」と頭の中がこんがらがり(ゲシュタルト崩壊)、読むスピードに口が追いつけなくなって噛んでしまうのではないかと。
実際にわたしが噛んでいるときに自身に起こっていることを分析して言葉にしてみました。

どんな理由・言い訳を並べ立てようと、舌がサボってるんだよと言われてしまえばそれまでなのです。
そうか、わたしはサボっていたのか。

サボっている舌の筋肉を1日3分で鍛えよう

番組で紹介されていた「舌の筋トレ」。

【エクササイズ1】アメ玉体操
口を閉じ、舌先で左右の頬を交互に押すのを5回ずつ。



【エクササイズ2】ぐるり体操
口を閉じ、歯と唇の間を通るように、舌を右回り左回りに動かす。



【エクササイズ3】 しゃしゅ×8

難しいサ行と小さい「や ゆ」のコラボレーション!

【エクササイズ4】フレーズ練習
「3車種同時デビュー」

しゃしゅを8回も言ったのであれば、これはおそらく簡単に言えるのではないかと。

大切な言葉を大切に伝えましょう!

はっきり、くっきりとした滑舌は聞いていて気持ちの良いものです。
簡単にできるエクササイズで舌を筋トレして、あなたの言葉を大切に伝えましょう。

〜おまけ〜

舌の筋トレエクササイズをした後、きゃりーぱみゅぱみゅ、3車種同時デビューがどれだけ言えているかを動画にしてみました。

最後にはサ行の早口言葉も言ってみましたので、余裕のある方はこんな早口言葉も練習してみると良いかもしれません。



不甲斐ない。「きゃりーぱみゅぱみゅ」は鬼門です。

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