2023.01.05

食べる

【果物クイズ】「いちごは先端が”平たいの”と”尖ったの”、どっちが甘い?」意外にそっちか~い!?【青髪のテツ】

あけましておめでとうございます。スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。本年もよろしくお願いします。さて、12月〜2月にかけてスーパーで一番よく売れる果物といえば「いちご」。甘酸っぱくておいしいんですが、実は当たり外れが大きい果物です。なので、みなさんがなるべくおいしいいちごに当たるよう、チェックすべきポイントを伝授します。まずは…次のクイズに答えてみて!

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Q.「いちごの先端の形、どっちのほうが甘い?」

①平たい
②尖っている



正解は…

 A.②平たい

でした!



いちごは品種、熟度、鮮度で味が大きく左右される果物ですが、形や大きさからでもおいしいものを判別することができます。

まず、先端が細くなっているものよりも、先端が平べったいものを選ぶといいですよ。

いちごは先端ほど甘みが強いので、先端の部分の面積が大きいほど甘さを強く感じることができます。

サイズや色でおいしいいちごを見分けるワザ

先端の形の他に、おいしいいちごを選ぶ際のチェックポイントを3つ紹介します。

1. サイズが大きい。



この時期、粒の大きないちごは一番最初に実った一番果の可能性が高いんです。一番果は栄養や糖分がしっかり詰まっているので甘くておいしいんです。

2. ヘタ付近まで赤い。



3. ツブツブまで赤い。



ヘタ付近まで赤く色づいているものやツブツブまで赤いものを選んでください。これはいちごが太陽の光をたっぷり浴びて、しっかりと熟し甘くなっている証です。

※以上は、同じ品種同士を比較した場合のポイントになります。また、品種によっては例外がある場合があります。

いちごの「鮮度」はココをチェック!

次に新鮮かどうかがわかるポイントを紹介します。

1. ヘタが鮮やかな緑色

2. ヘタが反り返っている

いちごの鮮度をチェックする際は、まずヘタをチェックしてください。

ヘタが鮮やかな緑色で強く反り返っているものほど鮮度が良いと言われており、逆に実にぴったりとくっついているものは収穫後時間が経っている可能性が高いんです。



3. 先端までしっかり硬い

4. 表面にツヤがある



5. 産毛がしっかり生えている



いちごの表面にツヤがあり、産毛がしっかりと生えているものを選んでください。

また、いちごは先端から柔らかくなり傷んでいく傾向があるので、先端をチェックし、硬くしっかりしてそうなものを選ぶとよいでしょう。
(いちごは傷みやすいので、なるべく手をふれないよう見た目でチェックしてくださいね)

また、私が仕事で鮮度チェックをするときに注意しているのは、パックの裏側のいちごが潰れていないかという点です。特にいちごが2段に積まれているパックは下の段が潰れていることがよくあるので、裏側まで確認することをおすすめします。 

以上、おいしくて新鮮ないちごの選び方でした。今は、いちごが一年でもっとも甘くておいしい時期です。紹介した選び方で、最高のいちごをたーくさん食べていただけると嬉しいです!

青髪のテツの"推しいちご"はこの品種!

最後に、わたしが個人的におすすめする品種を3つ紹介します。

①あまおう



いちごと言えば「あまおう」という人も多いのではないでしょうか。

「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとってあまおうと名付けられています。

大粒傾向で甘さと酸味のバランスも良いおいしい品種です。

大抵のスーパーには並んでいて、どこでも買えるというのもポイントの1つです。 

②いちごさん


出典:Photolibrary

いちごさんは佐賀県から2018年に品種登録された新品種で、みずみずしく華やかな香りと優しい甘みが特徴の品種です。

開発者の「最もいちごらしい苺をめざしました」という言葉通り、見た目も味もこれぞいちご!というおいしいいちごです。

わたしが数回食べた中での話ですが、どれもおいしかったので外れが少ない印象を持っています。

③まりひめ


出典:Photolibrary

まりひめは和歌山県のオリジナル品種で、みずみずしくジューシーでいい香りが鼻に抜けていきます。かつ糖度が高く酸味が控えめで「濃厚な甘さ」を味わうことができます。

見た目がいい上に、断面まで鮮やかな赤色なのでケーキやお菓子などのトッピングにも適しているいちごです。

以上、おすすめの品種でした!全国的には流通していない品種もありますが、産地などで見つけた際にはぜひ味わってみてください!

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