みなさんはゆで卵を作るとき、ゆで具合とゆで時間の関係について悩んだこと、ないですか?「思ったより硬い!」「黄身も白身も固まらずグズグズ…」などなど。外からは火の通り具合がわからないゆで卵は、正確なゆで時間だけが命です。そんな地味~な悩み(?)に応えるべく、「何分ゆでたら、ゆで具合はどんな感じか」を、1分刻みで検証してみました。いわば、ゆで時間早見表です。では、どうぞ!
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基本の卵のゆで方!
今回検証に使ったものはこちら。
用意したもの
・鍋(大)
・水
・卵 10個
・糸(手芸用)
作り方
1.卵を冷蔵庫から取り出し、常温に戻す。
2.鍋に卵が十分に浸かる量の水を入れ、沸騰させる。
3.湯に卵を静かに入れる。
4.卵を中火でゆでる。
5.6分後に1つ目の卵を取り出す。以降、1分ごとに卵を取り出し続ける。
6.取り出した卵は冷水につけて冷やす。
使用したのは、Mサイズの卵10個です。ゆで卵を作り始める前の準備として、冷蔵庫から卵を取り出し、常温に戻しておきます。これは急激な温度変化によって卵が割れることを防ぐほか、卵のゆで時間のばらつきを防ぐためです。
ポイントとなるのは、卵を入れるタイミング。ゆで卵は、鍋に水を入れた状態から卵をゆで始める方法が一般的ですが、今回は水が沸騰した状態から卵を入れます。こうすることで、卵のゆで時間のばらつきを防ぎます。お湯に卵を入れるときは、おたまなどを使って卵が割れないように静かに入れましょう。
沸騰から6分〜15分後のゆで卵はこちら!
上段左からゆで時間6分、7分、8分、9分、10分後、下段左からゆで時間11分、12分、13分、14分、15分後の卵の断面です。ゆで時間ごとに段々と黄身の硬さが変わっていく様子がわかります。ゆで時間6〜8分は半熟、9〜12分は少しやわらかめの固ゆで、13〜15分は固ゆでという結果になりました。
ゆで時間6分:黄身が今にもあふれ出しそう
卵を外からさわると黄身がこぼれ落ちそうな半熟です。食べるときは、黄身がこぼれないように注意が必要。とろとろの黄身をサラダに絡めて食べるのもおすすめです。
ゆで時間7分:白身近くの黄身が固まっている
白身に近い黄身が少し硬くなっていますが、ほとんどの部分はとろとろの状態です。やわらかめのゆで具合が好きな方はゆで時間6〜7分がいいですよ。
ゆで時間8分:ねっとりとした黄身
とろとろの状態から、すこしねっとりとした絶妙な硬さに。白身もしっかりとしているので黄身をこぼさずに最後まで食べきることができます。
ゆで時間9分:やや硬め
やや硬めのゆで卵が好きな人はこちら。中身はしっとりとやわらかな仕上がりに。
ゆで時間10分:白身の近くはしっかりと火が通っている
白身の近くは薄い黄色で、ポロポロと崩れるような硬さに。ただし、その内側はまだ少しやわらかく、なめらかな食感が楽しめます。
ゆで時間11分:中心部分がほんのりやわらかい
卵のほとんどに火が通り、黄身はうす黄色になっていますが、中心だけ少しやわらかくなっています。
ゆで時間12分:ほぼ完全に火が通っている
見た目は完全に火が通り固ゆで卵ですが、しっとりとした舌触りで少し水分が残っている感じがします。
ゆで時間13〜15分:完全に火が通っている
ゆで時間13分
ゆで時間14分
ゆで時間15分
ゆで時間13〜15分はほとんど同じ結果に。黄身がポロポロと崩れるくらいの固ゆで卵です。細かくつぶして、卵サラダなどにするのがおすすめ。
卵をきれいに切るコツとは?必要なアイテムはこちら
ゆで卵は半分に切ったりスライスすることで、黄身と白身のコントラストが映え、料理を華やかにしてくれます。しかし、包丁で切ろうとすると中身が出てしまったり、つぶれてしまったりして、きれいに切ることができません。そこで使うのが手芸用の糸です。調理に使用するときは事前に消毒したものを使用します。
卵を切りたい部分で糸を交差させて引っ張ると、きれいに切ることができます。
ゆで卵の「ゆで時間」にもう迷わない!
好きなゆで卵の硬さは何分でしたか? ゆで時間が分かることで、とろっとろの半熟から、ねっとりとした半熟、固ゆでまで自分好みの硬さに調整することができます。ぜひご家庭でも活用してみてくださいね。
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