2021.09.07

食べる

【直売所発!レンチンレシピ】かぼちゃの簡単みそマヨあえ

かぼちゃって、冬至に食べる野菜でしょと思っている人が多いのでは?実は、かぼちゃを収穫する時期は夏なんです。夏場に収穫し、生産者が追熟(一定期間置くことで熟すのを待つ)することで秋や冬においしさのピークを持ってきます。今回は、そんな追熟かぼちゃが出回り始める9月にぴったりな、お手軽レンチンレシピを紹介します!甘みが増したホクホクのかぼちゃを堪能してくださいね。



栄養豊富な野菜として、昔から愛されてきたかぼちゃ

冬至にかぼちゃ、この習慣は江戸時代に始まったようです。

かぼちゃは、丸ごとのままとっておけば、日持ちが良く、おいしさや栄養価の損失も少なくてすみます。そのため、江戸時代の人たちは夏にとれたかぼちゃを大切に保存して、厳しい冬に風邪をひかないよう、かぼちゃの煮物を食べるようになったとか。



今回紹介するかぼちゃのレシピは、コンロ前に立つことなく、レンチンでOKなので、まだまだ暑い日もある今の時期でも作りやすいもの。さっそく作っていきましょう!

かぼちゃのみそマヨネーズあえ  


写真/さとうめぐみ

材料(2人分)
かぼちゃ…1/4個(約400g)
マヨネーズ…大さじ2
みそ…小さじ1〜2
塩・こしょう…各少々


写真/さとうめぐみ

作り方
1.かぼちゃはひと口大に切り分けて、塩水(分量外)で洗う。


写真/さとうめぐみ

2.ふんわりとラップをかけて、電子レンジ(600w)で5~6分加熱し、しばらく置く。


写真/さとうめぐみ

レンジ加熱するときは、加熱時間と同じくらいの時間を置いて、余熱で中までしっかり火を通します!


写真/さとうめぐみ

3.マヨネーズ、みそ、塩、こしょうであえる。


写真/さとうめぐみ

塩水で洗うのはアクをとるため。夏かぼちゃはホクホクとした食感が特長ですが、とれたての若いかぼちゃのため、アクを感じることがあるのだそう。ちなみに冬まで保存した冬かぼちゃは、ねっとりとした食感になるそうです。

さて、このかぼちゃの味噌マヨあえ、このままでもおいしいのですが、ちょこっと手を加えるといろんなおいしさが楽しめるんです!


写真/さとうめぐみ

ということで作ってみたのが、こちらのかぼちゃトースト。マッシュしたかぼちゃのみそマヨあえを食パンにたっぷり乗せ、チーズをトッピングしました。

ほんのり甘味があって重くなく、おやつにもピッタリ。チーズをたっぷり乗せれば満足度バツグンです。


写真/さとうめぐみ

たくさん作ったので、残りはきゅうりとハムを加えてかぼちゃサラダと、かぼちゃコロッケに。

かぼちゃサラダは切ったハムと小口切りしたきゅうりを加えるだけ。コロッケもマッシュした味噌マヨあえに薄力粉と溶き卵をつけ、パン粉をまぶして揚げるだけで出来ちゃいます!

どちらも夏かぼちゃだからなのか、じゃがいもに近いようなホクホク感であっさり食べられておいしい~!!

今回、夏かぼちゃレシピを教えてくれたのは、埼玉県川越市にある直売所「あぐれっしゅ川越」の奥住則子さん。産直野菜や伝統野菜などについてのさまざまな情報を発信する「食育ソムリエ」として、仲間といっしょに産直野菜を使ったおいしいレシピを考案しています。

レンチンだけでおいしく作るためのこのひと手間、野菜を知り尽くした食育ソムリエならではのアドバイスですね。

奥住さんたちに会える「あぐれっしゅ川越」の情報はこちら

あぐれっしゅ川越

奥住則子さん

奥住さんは、野菜大好き、接客はもっと好き!が高じて、食育ソムリエを目指したそう。「食育ソムリエは一目でわかるようにエプロンとバッジをつけています。直売所はふつうのスーパーではなかなかお目にかかれない野菜も多いせいか、お客様に野菜についていろいろ聞かれることが多いんです。自分の発見や感動を、自分の言葉でお客様に伝えられたとはワクワクしちゃう」と、チャーミングな笑顔で語ってくれました。
あぐれっしゅ川越ホームページはhttps://www.ja-irumano.or.jp/market/kawagoe.html

写真/松木雄一 取材協力/JAいるま野

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