2021.08.18

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【珍しい野菜!おかひじきのおいしい食べ方】ひじきなのに葉っぱ!?栄養、味は?おすすめレシピで歯ごたえを楽しもう

おかひじきという野菜、ご存じですか?名前の由来は、葉っぱの形が海藻のひじきに似ているからだけではありません。もともと砂浜に自生している野菜で、文字通り「海のひじきではないおかひじき」なのです。こんなちょっと珍しい野菜も、野菜のプロである「食育ソムリエ」にかかれば、おなじみのお惣菜に早変わりです。


写真/津田雅人

おかひじきの魅力は、歯ごたえと栄養価の高さ!

おかひじきの見た目はなんとなーく雑草に近いところがありますが、抗酸化作用の高いβカロテンのほか、カルシウムや鉄分、ビタミンKなど、不足しがちな栄養価がたっぷり。


写真/津田雅人

夏が旬の野菜なので夏バテはもちろん、貧血予防の効果も期待できます。

そんなおかひじきは独特の歯ごたえが特徴。そこで、歯ごたえを存分に楽しめる簡単レシピを教えてもらいました。

おかひじきのごま和え


写真/津田雅人

材料(作りやすい分量)
おかひじき…1袋(120~130g)
しょうゆ…小さじ1
白すりごま…大さじ1
削り節…適量


写真/津田雅人

作り方
1.おかひじきはサッと(30~40秒)ゆでて、冷水につける。


写真/津田雅人

さっとゆでて冷水にとることで、色鮮やかになり、火が通りすぎるのも防げます。


写真/津田雅人

おかひじきは、互いにからみやすいので、短時間とはいえほぐすようにゆでるといいかもしれません。

2.ザルにあげ、ペーパータオルで水けをとる。


写真/津田雅人

ザルにあげたらよく水けをきって、まな板の上にペーパータオルをのせ、おかひじきを広げます。上からもう1枚ペーパータオルをのせて、よく水分をとります。


写真/津田雅人

または、ザルの上からペーパータオルをのせてふいても。野菜の水分をしっかり除くことで、調味料の味のなじみがよくなり、使用する量も少なくすみます。

3.3cm長さにザクザクと切る。


写真/津田雅人

4.しょうゆ、すりごま、削り節を加えて和える。


写真/津田雅人

おかひじきは、シャキシャキとした歯ごたえが身上なので、ゆですぎには注意しましょう。味はほとんどないので、どんな調味料にもなじみます。


写真/津田雅人

おひたし、ごま和え、からし和えといった、和の小鉢のほか、マヨネーズやドレッシングでサラダにしたり、チャーハンの具にしてもおいしそう。

特に厚焼き卵の具にするのがおすすめということで、このごまあえを厚焼き玉子にアレンジしてみました。


写真/津田雅人

いつもの厚焼き玉子におかひじきのごまあえを加えるだけ。彩りもきれいだからお弁当にもぴったりです。


写真/津田雅人

和洋中、どんな料理にもなじむおかひじき。店で見つけたら、ぜひ手にとってみてください。他の野菜にはないシャキシャキ感とクセのない味わいは、ヤミツキになることウケあいです。



おかひじきのレシピを教えてくれたのは、埼玉県川越市の直売所「あぐれっしゅ川越」で食育ソムリエとして活躍する須永和子さん。産直野菜を使ったたくさんのメニューを仲間同士で考案しています。

「あぐれっしゅ川越」には現在4人の食育ソムリエが交替で勤務しています。野菜の特徴から選び方、保存法、おいしい料理のレシピまで、何でも答えてくれますよ。

須永さんたちに会える「あぐれっしゅ川越」の情報はこちら

あぐれっしゅ川越

須永和子さん

埼玉県川越市で、JAいるま野が運営している「あぐれっしゅ川越」で食育ソムリエを担当。あぐれっしゅ川越オープン当時からのスタッフで、食育ソムリエ歴も10年以上。「昔からとにかく野菜が大好きで、いろいろな野菜に興味があったんです。前の仕事をやめた時期に、ちょうど食育ソムリエという資格を知って、私にぴったりだと思って勉強しました」
あぐれっしゅ川越ホームページはhttps://www.ja-irumano.or.jp/market/kawagoe.html

写真/松木雄一 取材協力/JAいるま野

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