【ファーマーズマーケットに行ってみた】とれたて野菜が買える！珍しい農産物に出会える！おすすめレシピもゲット

地元の新鮮、とれたての食材が集まるJAファーマーズマーケット（農産物直売所）。名前を聞いたことはあるけれど、実際に買い物に行ったことはないという方も多いのでは？全国には、地域の魅力を活かした直売所がたくさんあるので、もしかすると、みなさんの家の案外近くにあるかも⁉今回は、千葉県船橋市にある「ふなっこ畑」の魅力を探りに行ってきました！

枝豆だけで6種類！品揃えが豊富

JRの西船橋駅から車で約15分。団地が立ち並ぶ閑静な住宅地の一角にJAちば東葛（「葛」の字は、正しくは下半分の一部が「ヒ」）の農産物直売所「ふなっこ畑」があります。この日、開店30分前の午前9時にお店に伺うと、店内では大勢のスタッフが忙しそうに、届いたばかりの野菜を陳列していました。



「朝いちばんでとれた野菜を生産者が届けてくれます。直売所はこの新鮮さが売りなので、午前中はお客様がいっぱいで大忙し。人気の野菜はあっという間に売り切れてしまうんです」と話すのは、「ふなっこ畑」の所長、栗島貴大さん。



広い店内には、地元・船橋市のブランド野菜でもある小松菜をはじめとして、枝豆や梨、ピーマンなどあらゆる野菜や果物が並んでいます。



「小松菜は紫色のテープで巻いてあるものが船橋ブランドの印。スーパーなどでは根がない状態で販売されていることがほとんどだと思いますが、船橋ブランドの小松菜はあえて根を残して袋づめされているんです。これが新鮮さの証なんですよ」（栗島さん）



たしかに、ここまでしっかりと長い根が付いたものは、珍しい！

枝豆も、地元の農家が生産したものが、ずらっと並んでいます。枝豆とひと口にいっても『陽恵（ようけい）』や『湯あがり娘』など品種はさまざまで、味や風味がどれも違うそう。



袋には、生産者の名前と品種名が書かれたラベルが貼られています。



野菜のアドバイスをしてくれる食育ソムリエがいる！

この日お店に並んでいた枝豆は全部で6品種。枝豆にこんなに種類があったとは知らず違いを見比べていると、声をかけてくれたのが食育ソムリエの沼尾京子さん。



「枝豆は、大きく分けて青豆系と茶豆系があるんですよ。この『陽恵』は、さっぱりとした味わいが特徴の青豆系ですが、茶豆系の豊かな香りも持ちあわせています。品種はもちろん、作り手によっても味わいが変わってくるので、お客さんの中には生産者で枝豆を選ぶ人もいます。スーパーと違って、自分好みの野菜が見つかるのも直売所のいいところ。ぜひ食べ比べてみて欲しいですね」（沼尾さん）



こんな風に、品種の違いやおいしい食べ方などを教えてくれるのが、食育ソムリエ。「食」や「農」のスペシャリストとして、日本協同組合連携機構（JCA）が独自に認証した資格です。

「ふなっこ畑」には沼尾さんをはじめ、7人の食育ソムリエがいます。


左から、沼尾京子さん、梅山千里さん、杉山由希さん、谷脇育代さん



「食育ソムリエの認知度はまだまだ低くて、直接お客様から相談されることはあまり多くありません。商品選びに迷っているお客様にはこちらから声をかけたり、POPなどを作って、野菜の特徴や栄養、おいしい食べ方などを発信するよう心がけています」（谷脇さん）





なるほど！ 店内には、手書きのPOPがいたるところに飾られています。このPOPがあるだけで、いつもの野菜も、食べ方を工夫してみようかなという気持ちになりますね。

こんな食べ方あるの⁉LINEでレシピがゲットできる


写真は、梨を豚肉と塩こしょうで炒めたもの

そんな食育ソムリエのみなさんは、レジ業務や品出しなどを行うかたわら、お店で買える食材を使ったさまざまなレシピを「ふなっこ畑」の公式LINEアカウントで、毎週木曜日に配信中。



「品出しをしながら、この食材はどんな風にしたらおいしくなるかって考えています。たとえば梨も生食やデザートではなく、おかずにしてみたらどうなんだろう？って。試行錯誤してレシピを作っているんです」（梅山さん）



「毎週木曜日に2つレシピを配信することになっていて、食育ソムリエのみんなで分担して考えています。新しいメニューを考えるたいへんさはありますが、その分おいしく食べてもらえらたらうれしいですね」（杉山さん）



公式LINEアカウントはこちらから！

地元でとれた安心、安全の新鮮野菜が買える「ふなっこ畑」に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

※取材時はマスクを着用し、撮影時のみマスクを外しています。