2021.10.02

食べる

梨がおかずに⁉【農産物直売所で聞いた】ご飯がすすむ!【梨豚炒め】シャキシャキ食感がくせになる

季節の変わり目でなんだか、疲れがとれない…。そんな体に、元気をチャージしてくれるのが、秋が旬の「梨」。じつは、おかずの材料としても使えるってご存じですか? 梨の魅力を知り尽くした農産物直売所のスタッフに、おすすめのレシピを教えてもらいました!



「梨」は、デザートやおやつとしてそのまま生で食べるのが定番ですが、じつは主菜や副菜の材料に使ってもおいしいんです。

梨の成分のほとんどは水分ですが、甘みがあるので砂糖代わりにも使え、さらに火を通してもシャキシャキとした食感が残るので、「炒め物」にするのがおすすめ。

さっそく作ってみましょう。

豚肉や塩こしょうとの相性抜群!梨豚炒め



材料(2〜3人分)
梨…1個(300g)
豚バラ薄切り肉…250g
しょうが…1かけ
塩・こしょう…各少々
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
酢…大さじ1



作り方
1.梨を4等分にして皮をむき、種を取る。





2.1の3切れは一口大に切る。



3.残りの1切れはすりおろす。



4.しょうがは皮をむき、すりおろして3に加える。



5.豚肉は4㎝幅に切る。



6.ボウルに豚肉を入れ、4と塩、こしょうを加えて混ぜ、下味をつけておく。





7.フライパンにサラダ油(分量外)をひき、6の豚肉を中火で炒める。



8.豚肉に8割ほど火が通ったら2の梨を加えてさらに炒める。



9.梨がしんなりしてきたらしょうゆ、酒、酢を入れる。



10.汁けがなくなるまで炒めたら完成!



このレシピを教えてくれたのは、千葉県船橋市の直売所「ふなっこ畑」で食育ソムリエとして働く梅山千里さんです。



「梨は果物なので、そのまま生で食べるのがおいしいのですが、たくさん買ってうっかり食べ損ねてしまったことがあって…。そんなときに、なにかおかずに使えないかと思って、あれこれ試した結果、生まれたのがこのレシピです」(梅山さん)

「お好みで豆板醤を入れれば、ピリッと辛く大人の味に。仕上げに万能ネギを散らして彩りをよくしてもいいですね。梨に含まれる酵素には、豚肉をやわらかくしてくれる役割もあるんですよ。いつもと違う梨の食べ方をぜひ試してみてください!」(梅山さん)


同僚の食育ソムリエ・沼尾京子さんも「いい匂い!おいしそう!」と一言

初めて食べた梨と豚肉の炒めものは、驚きのおいしさでした! 豚肉もやわらかく、梨の食感も楽しめて、ご飯が進むこと間違いなし。残暑を元気に乗り切る一品にどうぞ!



このほか、「ふなっこ畑」の食育ソムリエたちが考案したレシピは、公式LINEアカウントで配信。「もっと野菜をおいしく食べて欲しい!」との思いで試行錯誤したレシピばかりなので、こちらも要チェック!

※取材時はマスクを着用し、撮影時のみマスクを外しています。

ふなっこ畑

梅山千里さん

7年前に食育ソムリエの資格を取得し、日々野菜をおいしく食べられるレシピを研究している。とくに、梨を使ったオリジナルレシピには反響が。梅山さんはじめ「食」と「農」のプロである「食育ソムリエ」にあえるJAちば東葛の農産物直売所「ふなっこ畑」の情報はこちら

※JAちば東葛の「葛」の字は、正しくは下半分の一部が「ヒ」です。

写真/松木雄一 取材協力/JAちば東葛

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