季節の変わり目でなんだか、疲れがとれない…。そんな体に、元気をチャージしてくれるのが、秋が旬の「梨」。じつは、おかずの材料としても使えるってご存じですか? 梨の魅力を知り尽くした農産物直売所のスタッフに、おすすめのレシピを教えてもらいました!「梨」は、デザートやおやつとしてそのまま生で食べるのが定番ですが、じつは主菜や副菜の材料に使ってもおいしいんです。
梨の成分のほとんどは水分ですが、甘みがあるので砂糖代わりにも使え、さらに火を通してもシャキシャキとした食感が残るので、「炒め物」にするのがおすすめ。
さっそく作ってみましょう。
豚肉や塩こしょうとの相性抜群!梨豚炒め材料(2〜3人分)梨…1個(300g)
豚バラ薄切り肉…250g
しょうが…1かけ
塩・こしょう…各少々
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
酢…大さじ1
作り方1.梨を4等分にして皮をむき、種を取る。
2.1の3切れは一口大に切る。
3.残りの1切れはすりおろす。
4.しょうがは皮をむき、すりおろして
3に加える。
5.豚肉は4㎝幅に切る。
6.ボウルに豚肉を入れ、
4と塩、こしょうを加えて混ぜ、下味をつけておく。
7.フライパンにサラダ油(分量外)をひき、
6の豚肉を中火で炒める。
8.豚肉に8割ほど火が通ったら
2の梨を加えてさらに炒める。
9.梨がしんなりしてきたらしょうゆ、酒、酢を入れる。
10.汁けがなくなるまで炒めたら完成!
このレシピを教えてくれたのは、千葉県船橋市の直売所「ふなっこ畑」で食育ソムリエとして働く梅山千里さんです。
「梨は果物なので、そのまま生で食べるのがおいしいのですが、たくさん買ってうっかり食べ損ねてしまったことがあって…。そんなときに、なにかおかずに使えないかと思って、あれこれ試した結果、生まれたのがこのレシピです」(梅山さん)
「お好みで豆板醤を入れれば、ピリッと辛く大人の味に。仕上げに万能ネギを散らして彩りをよくしてもいいですね。梨に含まれる酵素には、豚肉をやわらかくしてくれる役割もあるんですよ。いつもと違う梨の食べ方をぜひ試してみてください!」(梅山さん)
同僚の食育ソムリエ・沼尾京子さんも「いい匂い!おいしそう!」と一言初めて食べた梨と豚肉の炒めものは、驚きのおいしさでした! 豚肉もやわらかく、梨の食感も楽しめて、ご飯が進むこと間違いなし。残暑を元気に乗り切る一品にどうぞ!
このほか、「ふなっこ畑」の食育ソムリエたちが考案したレシピは、公式LINEアカウントで配信。「もっと野菜をおいしく食べて欲しい!」との思いで試行錯誤したレシピばかりなので、
こちらも要チェック!
※取材時はマスクを着用し、撮影時のみマスクを外しています。
ふなっこ畑
梅山千里さん
7年前に食育ソムリエの資格を取得し、日々野菜をおいしく食べられるレシピを研究している。とくに、梨を使ったオリジナルレシピには反響が。梅山さんはじめ「食」と「農」のプロである「食育ソムリエ」にあえるJAちば東葛の農産物直売所「ふなっこ畑」の情報はこちら。
※JAちば東葛の「葛」の字は、正しくは下半分の一部が「ヒ」です。