2021.09.02

食べる

【農家に聞いた保存のコツ】薄皮は1枚残す!とうもろこしの旬のおいしさ長持ち保存法

とうもろこしは収穫した瞬間からみずみずしさが失われていきます。とはいえ、毎回買ってすぐに食べるわけにもいきませんよね。そこで、とうもろこしを生産する農業男子に、鮮度が長持ちする保存法を聞きました。ポイントは“皮と向き”です!



教えてくれたのは、東京都町田市で農業を営む山下潤一さんです。

「今回はわが家で実践している保存法をお教えします。少し手間はかかりますが、そのまま置いて保存するのとは全然違いますよ」(山下さん)

さっそく見ていきましょう!

鮮度長持ち!とうもろこしの保存法


写真/石塚修平

.ひげは取りのぞき、薄皮は1枚分だけ残す。


写真/津田雅人

.ふんわりとラップに包む。


写真/津田雅人

.濡らした新聞紙で2を包む。


写真/津田雅人

.なり口を下に立てた状態で野菜室へ。


写真/津田雅人

収穫後24時間たつと、栄養も水分も半減すると言われているとうもろこし。ラップ+濡れ新聞紙でダブル防御です!

とはいえこの方法でも鮮度が持つのはほんの数日。もっと長く保存したいときには冷凍しましょう。


写真/石塚修平

「たくさん買ったけれどすぐには食べきれない、そんなときは茹でて冷凍するのがおすすめです。茹でたとうもろこしの実だけをジッパー付き保存袋に入れて、冷凍するだけなので簡単です。しかも、加熱済みですぐ使えて便利ですよ」(山下さん)


写真/石塚修平

山下家はいつも冷凍とうもろこしをたくさんストックしているんだそう!

冷凍と冷蔵、それぞれのいいところを活かして、旬のおいしさを上手に楽しみたいですね。


山下潤一さん

東京有数のベッドタウン、町田市で都市型農業を営む。都市型とはいえ、切り盛りしている畑の広さは120アール。とうもろこし畑のほか、8棟のハウスでもさまざまな野菜を栽培。新しい品種に積極的に挑戦し、ニーズや環境に合わせた野菜作りを心掛けている。その日のうちに店で買ってもらえるように早朝に収穫する“朝どれとうもろこし”は、大人気。中央林間の東急ストアで購入できるほか、山下さんの野菜はJA町田市アグリハウスみなみにも並べられている。
山下さんのとうもころしが買えるJA町田市アグリハウスみなみの情報はこちらから

写真/菊地菫 取材協力/JA町田市・JA東京中央会

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