2023.07.13

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ルウ不使用!高級ホテル風「極★欧風カレー」に挑戦♪数日煮込んだような牛肉の旨味と玉ねぎの甘み♡【カレーの裏ワザ】

YouTubeの料理チャンネル『だれウマ【料理研究家】』を運営しているだれウマさんが、身近な料理を簡単に超おいしく作るという極シリーズで「極★欧風カレー」を披露していました。本格的な欧風カレーは煮込みに数日を要するようですが、おうちで短時間で作れるようにと工夫したレシピを公開。ポイントは玉ねぎ2個と焦がし砂糖。市販のルーを使わなくても本格カレーが作れるのか挑戦してみます!

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だれウマさんのTwitterレシピがこちら!



だれウマさんによると、このレシピなら高級ホテルのようなカレーを簡単に作ることが出来るんですって。欧風カレーとはフルーツや野菜の甘さを引き出したカレーで、普通は煮込みに時間がかかるのだそうです。

筆者は普段、市販のルウとクミン、コリアンダー、シナモン、カレー粉などのスパイスを適当に加えてカレーを作っています。そのためスパイス風味のカレーになるのですが、今回作るのはスパイスを使わない欧風カレー。いつもとは違った味わいになりそうです!

調理時間が長くなりそうですが、気合を入れて作ってみます。

玉ねぎ2個と焦がし砂糖がポイント!「極★欧風カレー」に挑戦してみた!




【材料】(3~4人分)
カレー用牛肉…300g
玉ねぎ…2個
にんにく…1かけ
しょうが…1かけ
牛脂…1個
砂糖…大さじ1
バター…20g ※10gずつに分けておく
カレー粉…大さじ1と1/2
薄力粉…大さじ1と1/2
赤ワイン…200ml
トマトジュース…100ml
りんご…1/2個 ※りんごジュース100mlで代用可
水…400ml
ウスターソース…大さじ1/2
コンソメ(顆粒)…小さじ1
塩…適量
サラダ油…大さじ1
生クリーム…お好みで ※なくても可
ご飯…適量

1.玉ねぎを半分に切り、繊維を断ち切るように薄切りにします。牛肉に塩ふたつまみを揉み込みます。



玉ねぎは繊維を断ち切るように切ると水分が抜けやすく、炒め時間を短縮することが出来るそうです。

2.サラダ油を引いたフライパンを中火で熱し、牛肉の表面にしっかりと焼き色が付くように焼きます。



牛肉のこんがりとした焼き色が欧風カレーの風味や旨味のもとになるそうです。表面すべてに焼き色が付くように、転がしながら5分ほど炒めました。焼けた牛肉はお皿に取り出しておきます。

3.牛肉を焼いた後のフライパンに牛脂を加え、玉ねぎと塩ふたつまみを加えて中火でしんなりとするまで炒めます。



鍋に牛肉の焦げが付いてますがこれも旨味の元になるので、気にせずに炒め続けます。牛脂は欧風カレーに使われる子牛の骨のだし(フォン・ド・ヴォー)の代わりになるとのこと。だしを取る必要がないので手軽ですね♪

玉ねぎから水分が出てきたら鍋底の焦げを落としながら、玉ねぎを6分ほど炒めるとしんなりとしてきました。

4.玉ねぎがしんなりとしたらフライパンの片隅を空け、砂糖と水大さじ1杯(分量外)を加えてカラメル状に溶かし、玉ねぎに絡めます。



砂糖を煮詰めて少量のカラメルを作るのが「極★欧風カレー」の最大のポイント。カラメルを作ることで何時間も煮込んだようなコクや苦みを付けることが出来るそうです。これは覚えておきたいテクニックですね。

あめ色玉ねぎの一歩手間くらいになったら焦げやすくなるため、水を大さじ2杯ほど(分量外)都度加えながら炒めてくださいね。

5.バター10g、すりおろしたにんにく、皮ごとすりおろしたしょうがを加えて香りが立つまで炒めます。カレー粉大さじ1を加えてさらに炒め、薄力粉を加えてダマをなくすようにしっかりと炒め合わせます。



玉ねぎを25分くらい炒めて次の段階へ。濃いあめ色ではありませんが、玉ねぎの甘さは十分に引き出せました。バターにすりおろしにんにくとすりおろししょうがを加えて、2分ほど炒めました。



カレー粉は煮込むと香りが飛ぶので、この段階で入れるのは大さじ1杯だけ。残りは仕上げ用にとっておきます。カレー粉と玉ねぎを炒めると、一気にカレーらしい香りに!玉ねぎにまんべんなくカレーが混ざるよう、1分ほど炒めました。



薄力粉を加えて炒めると鍋底にくっつきやすくなります。ダマにならないように素早く炒めたら、ルウは完成です!

6.5にトマトジュースと赤ワインを加え、中火で10分ほど煮込みます。



ワインをたっぷりと入れるので、いつも作るカレーとは違った香りが広がります。まるでビーフシチューを作っているような気分。鍋底の焦げは旨味になるので、こそげ落とすようにしながら、かき混ぜてくださいね。

7.とろみが付いたらりんごのすりおろし(またはりんごジュース)、水、ウスターソース、コンソメ、1の焼いた牛肉を加えてフタをし、弱火でとろみが付くまで30分ほど煮込みます。



中火で10分ほど煮込んだら、かなりとろ~っとした状態になっていましたよ!欧風カレーは野菜やフルーツの甘さを活かしたカレーなので、りんごやフルーツと野菜の旨味が詰まったウスターソースを加えると本格的な味わいに近づけるそうです。

今度はフタをして弱火で30分ほど煮込みます。鍋底が焦げつかないように時々混ぜてくださいね。

8.バター10gと残りのカレー粉を加え、とろみが付くまで中火で煮込みます。



30分煮込んだら、とろっとした状態に。バターとカレー粉を仕上げに加えます。



とろみはすでに付いているので、バターが溶けたら完成です♪味見をして酸味が強ければ、砂糖を大さじ1/2杯(分量外)加えて味を調えるとのことでしたが、酸味はまったくありませんでした。

作り始めてから1時間半ほどかかりましたが、おいしそうな欧風カレーが出来ました!

玉ねぎの甘さの後からすぐ辛みが!甘口と辛口…ひと口で2段階の味わいが



ミニトマト(分量外)と一緒に、食卓に並べてみます。

こっくりと深い茶色のカレーに仕上がりました。生クリームのトッピングはお好みですが、せっかくなので生クリームを少しかけてみることに。

ルウを使っていませんが、とろ~っとしたカレーに仕上がりました♪具はごろっとした牛肉とあめ色玉ねぎだけですが、牛肉の存在感があるので豪華な印象ですよ。



「極★欧風カレー」はにんにくとしょうが以外のスパイスは使っていないので、市販のルウを使ったカレーのようなスパイスシーな香りはありません。どちらかと言えばビーフシチューのような甘くて香ばしい香りに近いです。

食べてみると、最初の印象は甘~い!あめ色玉ねぎの甘さが強くて甘口カレーのような味わいです。しかし、すぐに辛さが追いつきます。辛い味に弱い筆者にはカレー粉大さじ1杯半でも辛口レベル!と感じてしまいました。それくらい甘さと辛さの差がはっきりとしている感じです。

フルーツや野菜の甘さを活かしたのが、欧風カレー。「極★欧風カレー」も玉ねぎの甘さがしっかりと引き出され、トマトとワインの深い味わいもベースになっていました。牛肉の旨味はルウにはそれほど溶け込んでおらず、牛肉を噛みしめると、その旨味が口の中で広がります。

市販のルウを使うよりも調理時間はかかりますが、本格的な欧風カレーをルウ不要で作ることが出来るって、すごい!スパイスが効いたカレーとはひと味違う「極★欧風カレー」。時間がある時に作ってみてはいかがですか?

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