2021.09.19

食べる

【農家に聞いた!梨の長持ち保存術】 置き方で甘さにも違いが出るって本当!?

秋の味覚の代表とも言える梨。この時期はお店にもいっぱいで回っていますよね。せっかく買ったのに、うっかり食べ忘れてシナシナになっちゃった…という経験がある人も多いのでは? そこで梨をおいしく長持ちさせる保存テクニックを、梨農家に教わりました!



常温保存はNG! しっかり密閉して冷蔵保存を


写真/石塚修平

冷やして食べるとシャキッとした歯ごたえがたまらない梨ですが、買ってきたまま常温で置きっぱなしにしていませんか?

「梨はどんな状態で置いても、どんどん熟していきます。これが食感をシナシナの食感になる原因。シャキッとした食感をできるだけ長持ちさせるには、水分の蒸発を防ぎ、冷やしておくことが重要です」と話すのは、東京都国立市で「さとう園」を営む佐藤英明さん。



旬のおいしさを逃さず味わうため、佐藤さんに梨の正しい保存方法を教えてもらいました!

ラップ&逆さに置くことで甘さと食感をキープ!


写真/石塚修平

保存の手順
1. 梨を1個ずつラップに包む。


写真/石塚修平

※さらに乾燥を防ぐには、ペーパータオルをプラスするとGOOD!

写真/あたらしい日日編集部


写真/あたらしい日日編集部

2. 茎が乾燥しないように梨のおしりを上にして野菜室に入れる。


写真/石塚修平

ペーパータオルを包んだものについても同様に、梨のおしりを上にして野菜室へ。


写真/あたらしい日日編集部

「梨の中で一番甘いのは、このおしりの部分。保存中におしりを上にすることで、甘みが全体に行き渡り、おいしくなるんです。この方法で保存しておけば、1週間程度はおいしさが長持ちしますよ」(佐藤さん)


写真提供:さとう園

買ってきたまま常温で保存していたという人は要注意!
少しでも新鮮なおいしさを長持ちさせるために、実践してみてくださいね。


写真/石塚修平



さとう園

佐藤英明さん

東京都国立市で、梨を栽培。「幸水」や「豊水」などの定番の品種のほか、東京都内でしか栽培されていない「稲城」や、全国でも珍しい「秀玉」などの希少種も出荷している。「さとう園」でとれる梨はすべて予約販売で、全国に発送も。Twitterでは、四季折々の生育状況や、梨の販売状況などを発信中。
さとう園 
住所:東京都国立市谷保1508 
ツイッター:https://twitter.com/nashi_sato?lang=ja

写真/研壁秀俊 取材協力/JA東京みどり

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