災害は、いつ起こるかわからない…。起こらないことを祈りつつも、もしものときのために日ごろから備えておくことがだいじです。そこで、覚えておくと役に立つのが、「ポリ袋」を使った災害時の湯せん調理法。水道やガス、電気が止まったときも、少量の水と短時間の加熱で温かいご飯が食べられます! さっそく作ってみました。湯せん可能なポリ袋で、調理!私が使用したのは、「アイラップ」。60枚入り、120円ほどです。
湯せんだけでなく、電子レンジや冷凍にも対応していて便利なので、常備しています。
※湯せん対応でないポリ袋は、調理中に熱で溶けてしまうことがあるので、使うのはやめてくださいね。
災害時こそ、栄養バランスに気をつけたご飯を!用意した材料は…
米…1合
水…150ml
しめじ…1/4袋(約50g)(石づきをとったもの)
コンソメ(顆粒)…小さじ1
粉寒天…小さじ1/2
バター…5g
災害時は、気力や体力も必要…。不安やストレスも大きい…だからこそ、たくさん栄養をとって、英気を養いたいですよね。
そんなときにおすすめの食材が、「しめじ」と「粉寒天」。
「しめじ」には、ビタミン、ミネラルのほか、GABAといわれる、リラックス効果が期待できる成分が含まれています。
「粉寒天」は、食物繊維が豊富。ポリ袋で調理したご飯は、ベチョっとしがちですが、粉寒天を加えると、若干ですが、モチッと感がでます。粉を入れるだけの手軽さも、災害時には大助かり!
耐熱皿と鍋があればOK!おかずも同時に作れちゃいます
作り方は…
ポリ袋に米と水を入れて、30分ほどつけておきます。
※「無洗米」を使えば、研ぐ手間が省け節水にもなります!
米が白っぽくなったら、コンソメ、寒天を加え、かるく混ぜ合わせ…
しめじ、バターを加えて、ポリ袋の中の空気をしっかりと抜き、上の方で袋の口を結びます。
※袋の中に空気が入っていると、加熱時に膨張するので注意してくださいね。
今回は湯せんに使う耐熱皿にスペースがあったので、もう一品、卵を使ってオムレツを作ることに…
ポリ袋に卵を割り入れ、塩、こしょう(少々)で味つけし、手でモミモミし、空気を抜いて、袋の口を結びます。
たっぷり水を入れた大きめのなべに、ポリ袋をのせた耐熱皿を沈め、加熱スタート!
※耐熱皿を使うことで、ポリ袋が高温のなべ底に直に触れて破損することを防ぎます。
沸騰したら、卵の入ったポリ袋を先に取り出します。
さらに20分ほど湯せんし、米の芯まで火が通ったら火を止めます。ふたをして、しばらく蒸らしたら完成!
※火加減により湯せん時間が異なりますので、米に火が通るまで湯せんを続けてください。
耐熱皿に、ポリ袋から取り出したピラフと卵を盛り付け、お好みで生野菜をのせれば、栄養バランス満点のひと皿のできあがり! お好みで、黒こしょうなどのスパイスをプラスしてもいいですね。
ポリ袋で調理したご飯は、炊いたものに比べ、ふっくら感は劣りますが…
洗い物が減り、節水にもつながります!
ガスや電気が止まったときは、カセットコンロで調理すればOK!
頭の片隅にストックしておきたい、災害時の一つの知恵です。