2021.10.20

食べる

【使い方が分からない…新顔野菜バターナッツかぼちゃの最速レシピ】火を使わないからパパッと作れちゃう!「バターナッツかぼちゃとコマツナのラぺ」

8月中旬から収穫期を迎え、地域によっては11月まで楽しめるバターナッツかぼちゃは、ひょうたん型のかわいらしいかぼちゃです。普通のかぼちゃよりも皮が薄いため、包丁を入れやすいのもうれしい! 鮮やかなオレンジ色の果肉も特徴で、食欲をそそります。農家直伝のお手軽ラぺ(千切りサラダ)レシピで、秋の味覚を味わいましょう!



出典:PhotoAC

レシピ指導は、西洋野菜の魅力を発信する東京西洋野菜研究会の野村幸子さんです。

マイナー野菜返上!?ほくほくおいしいバターナッツかぼちゃ


みなさんこんにちは、東京都あきる野市で種苗店を営みながら農家をしている野村です。

西洋野菜の魅力にハマり、育てるだけでなくマルシェを開催したりと知名度向上にも努めています。これから定期的に、西洋野菜のおすすめ情報を紹介します!

現在の畑の様子はというと…朝晩の気温もだんだんと低くなり、8月の暑い時期に畑に定植した野菜たちもぐんぐんと生長し始めています。


こちらは西洋野菜ラディッキオのプレコーチェという品種。ビターな苦味を楽しむ葉野菜です。外葉が緑色なのですが、4,5枚剥いていくとワインレッドの美しい葉が見えてきます。

今回紹介する野菜はバターナッツかぼちゃ。かつてはスーパーなどでほとんど見かけませんでしたが、最近はいろいろなところで目にする機会も増えました。


畑に実るバターナッツかぼちゃ。形がとってもかわいいでしょ。 出典:PhotoAC

アメリカでは定番のかぼちゃで、バターナッツという名前からも見て分かるように、バターのような濃厚な味とナッツのようにこうばしい香りが特徴。

味がよく、見た目もかわいいので、これからますます人気になること間違いなし! 種苗店的にイチオシのかぼちゃです。

バターナッツかぼちゃの選び方


まず、バターナッツかぼちゃはひょうたん型の上部分が長いものを選びましょう。


出典:PhotoAC

下のふくれている部分に種子が入っています。上部が長いとそのまま輪切りやスライスにしやすく、使いやすいですよ。

皮の色は、緑色がなく全体的に薄茶色で、ヘタの部分がコルク状になっていれば熟している証拠。こちらも見逃さずチェックしてくださいね。

今回はそんなバターナッツかぼちゃを使った、お弁当の副菜としても重宝する作り置きおかずを紹介します。



塩だけのシンプルな味付けなので、醤油やバター、ポン酢じょうゆやわさびなど、自分の好きな調味料をプラスして味変しても楽しいですよ!

バターナッツかぼちゃと小松菜のラペ(千切りサラダのオリーブオイル和え)



材料(4人分)
バターナッツかぼちゃ…半分(約400g)
小松菜…1株
塩…少々
オリーブオイル…少々

作り方
1. バターナッツかぼちゃは皮をむき、千切りにしたあと、塩をまぶしてラップをし、電子レンジ(600w)で2分加熱します。



2. 小松菜も食べやすく切り、塩をまぶしてラップをし、電子レンジ(600w)で2分加熱します。



3. ボウルなどに加熱したバターナッツかぼちゃと小松菜を合わせ、オリーブオイルで和えたら完成です!



調理に時間がかかるイメージのかぼちゃですが、こうして火を使わずにカンタンに作れます。

千切りにすることで、レンチン2分でもしっかり火が通りますよ。



忙しい朝でも簡単にできるラぺレシピで、ぜひバターナッツかぼちゃを味わってくださいね!

季節の旬の野菜が買えるマルシェ

わたし達が立ち上げた東京西洋野菜研究会ではGREEN GROWN MARCHE!/グリーングロウンマルシェ!と題し、東京都立川市で毎週火曜日にマルシェを行っています。
今の時季なら、少し早めのカリフラワーがおすすめ。



こちらのカリフラワーはあきる野市の生産者、長屋太幹さんが栽培したもの。東京西洋野菜研究会のメンバーです。

本来、カリフラワーの旬は冬なのですが、長屋さんは早めに植えて、9月中旬から収穫し始めています。この早めの作型に挑戦する方は少ないので、この時季には貴重なカリフラワーなんですよ。


右端にずらっと並んでいるのがパッションフルーツ!東京でも立派に育つんです。

八王子市の生産者から届いたパッションフルーツも。コロコロたまごのような形が可愛らしく、香りがよいので立ち寄るお客さんの目を引いて、話も弾みます。



立川に来る際にはGREEN GROWN MARCHE!/グリーングロウンマルシェ!にもぜひ立ち寄ってみてくださいね!

野村植産㈱

野村辰也さん 野村幸子さん

東京都あきる野市、JR秋川駅から徒歩10分の住宅街にある種苗店。バラエティに富んだ品揃え、きめ細やかな対応から、家庭菜園を楽しむ地域住民や農家からの信頼は厚い。西洋野菜を育てたことをきっかけにその魅力に気付き、2018年「東京西洋野菜研究会」を発足。マルシェやワークショップなど、西洋野菜の魅力を広く伝える取り組みを続けている。出前授業や栽培指導などを通して、地域の保育園や小学校の食育サポートにも注力。広い世代に向けて「土に触れ、食べるよろこび」を発信している。
野村植産ホームページはこちら
東京西洋野菜研究会はこちら
<グリーングロウンマルシェ詳細>
日時:毎週火曜日13:00-17:00
場所:GREEN SPRINGS 2F
   〒190-0014 東京都立川市緑町3番1
ホームページ:https://greensprings.jp/event/1863/
※雨天時はLIVING ROOM Wで開催いたします。
※状況により、やむを得ず変更・中止となる場合がございます。
予定詳細・出店者などの情報は随時SNSにてお知らせいたします。

写真/野村植産 取材協力/JAあきがわ

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