2021.10.14

食べる

【いちじくは保存が肝心!】農家直伝おいしさキープの保存テク!傷みやすいからこそ丁重に扱うのが重要です!

とろけるような食感とジューシーな果汁が魅力のいちじくは、とってもデリケート。少しでも傷が付くと途端に傷んでしまいます。でも、いちじくの保存って常温? それとも冷蔵? と、ちょっと迷いますよね。そこで、いちじく農家に教わりました。買ってきたら即実行して、フレッシュないちじくの味わいをキープしましょう!



いちじくは野菜室で冷蔵保存が鉄則!

いちじくの保存について教えてくれたのは、埼玉県加須市でいちじく農園を営む、若山和一さんです。



「いちじくは必ず冷蔵保存をしてください。常温で置くと、水分がどんどん抜けて、味が落ちてしまいます。出荷前の仕分けでも、冷蔵庫で冷やしつつ、小出しにしながら作業するくらい、生産者の僕らも気をつけています」(若山さん)


選果作業中の若山さんの後ろに見えるのは、業務用の大きな冷蔵庫。

ではさっそく、若山さんに教わった正しい保存テクニックを紹介します!

1つずつ優しくラップで包むべし!


写真/菊地菫

保存の手順
1.いちじくを1つずつラップで包む。


写真/菊地菫

ふんわり包むことでラップがクッション代わりになり、傷つきやすい実を守ってくれます。


写真/菊地菫

2.冷蔵庫の野菜室に入れる。


写真/菊地菫

3日を目安に食べ切るようにしましょう。

「購入後すぐ食べてもおいしいのですが、野菜室で保存して1~2日経った頃に食べると、味がよりなじんでおいしくなります」(若山さん)



冷凍するだけ!フローズンいちじく

いちじくを冷凍すると、また違った味わいが楽しめておすすめです。

若山さんは完熟いちじくをそのまま冷凍し、少し溶けた頃に食べるのがお気に入りなんだそう。


写真/あたらしい日日編集部

「ラップをして冷凍したいちじくを冷凍室から出して、数分置くだけでトロトロになってシャーベットみたいな食感になります。スプーンですくって食べるとおいしいですよ!」(若山さん)


写真/あたらしい日日編集部

冷凍で2週間ほど保存でき、スムージーやジャム作りにも使えるそうです。長く楽しみたい方は冷凍保存がおすすめです。



いちじくをおいしく保存して、秋の味覚を楽しみましょう!

若山和一さん

埼玉県加須市で、国産いちじくの主要品種「ドーフィン」を栽培して13年。生産するいちじくは加須市騎西いちじく組合を通じて関東地区を中心に販売されているほか、自宅での直売も行っている。地域の特産品を知ってもらおうと、地元の小学生の農園見学を積極的に受け入れるなど、いちじくの魅力発信にも精力的に取り組む。所属する加須市騎西いちじく組合は、19名の組合員が2.8ヘクタールでいちじくを栽培(2021年現在)、市内の優れた生産品に与えられる「かぞブランド」としても認定されている。

加須市騎西いちじく組合
住所:埼玉県加須市騎西35-1(JAほくさい騎西中央支店内)
電話:0480-73-1121
HP:https://jahokusai.jp/

写真/加藤優里 取材協力/JAほくさい

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