肌寒くなってきた季節の変わり目って風邪を引きやすいですよね。今回は「風邪引いたかな?」なんてときにピッタリの救世主を紹介。それが「コーディアルシロップ」です。コーディアルシロップとは、フルーツとハーブを煮詰めたり漬け込んだりするシロップのこと。イギリスでは古くから民間療法として活用されていた栄養エキスたっぷりのものなんです。今回、昔ながらのレシピより簡単に作ってみました。活用法も合わせて紹介しますね。コーディアルシロップの「コーディアル」とはハーブやフルーツを生のままシロップに漬け込んでエキスを抽出するという意味ですが、今回は素材を煮出して短時間に抽出する方法で作っていきます。
準備するもの・材料
準備するもの
・密閉できるビンや容器(清潔なもの)
・漉し器(なければざるでOK)
材料
・りんご…1個(200g)
・ミントの葉…20g
・水…200ml
・砂糖(上白糖)…100g
☆砂糖はきび砂糖やてんさい糖でも良いですが、シロップの色が濁ってしまうので、フルーツやフレッシュハーブを使用する場合は上白糖やグラニュー糖などをおすすめします。
期待できる働き
りんごには
整腸作用があるといわれている食物繊維のペクチンや、抗酸化作用・アレルギー症状を抑える働きも期待できるポリフェノールが多く含まれていますが、その栄養の約1/3がりんごの皮と果肉の間に豊富に含まれるので、よく洗って皮ごと使用します。
また、
ミントは抗菌作用に優れており風邪の予防や鼻水・のどの痛み・頭痛を和らげる働きがあります。メントールのさわやかな香りは、緊張や不安が続いた時のリラックス効果や、気分が落ち込んだ時のパワーアップ効果、リフレッシュ効果なども期待できるので、気持ちを落ち着けたい時なんかに飲むのもおすすめです。
作り方
1.りんごは、洗って皮を剥かず一口サイズに切って芯は外しておく。ミントの葉は、洗っておく。
2.鍋にりんご、砂糖、水を順番に加え、沸騰するまで中火で煮る。
3.沸騰してきたらミントの葉を投入して、弱火でフタをして5分ほど煮込む。
4.りんごの色が変わってきたら漉し器やざるなどでこして、清潔なビンに入れて完成。
シロップの活用法
・水で割る
・炭酸水で割る
・お好みのリキュールで割る
・紅茶で割る
今回は炭酸水で割っていますが、上記以外にもお好みの飲料で割ってコーディアルシロップを楽しんでみてください♪
漉したアップルミントの活用法・ジャムとしてクラッカーなどにのせて食べる
・シロップを割って作ったドリンクに入れる
・ヨーグルトにかける
・お料理で使うソースに使用
作ってみた感想は、ジャムを作る感覚で簡単に作れるのでその手軽さが魅力だと感じました。
旬の果物にミントの葉の香りがアクセントになっていてスッキリさわやかな味わいで、ハーブが苦手な方でも楽しめるのではないかと思いました。
また、りんごを皮ごと使えるということや、ミントに関しても飾りなどで使うことが多くいつも余らせてしまうので、今回みたいに丸ごと使えて廃棄が出ないのはフードロスの観点からもぜひおすすめしたいです。
みなさんもコーディアルシロップを常備させて風邪に備えてみてはいかがでしょうか♪