2021.11.02

働く

テレワーカーなら“8号車”で仕事しよっ!東北・北陸・上越新幹線の新サービス「新幹線オフィス」が超便利~

テレワークが浸透して住まいを都心部から地方に移した方、仕事柄出張が多い方など、新幹線を利用することが結構あると思います。そんな新幹線で移動中、仕事を片付けたいと思ったことないですか? でも、車内でカタカタPC叩いたり、Web会議や打ち合わせしたり、電話をかけたり…はさすがに気が引けますよね。そんなニーズに応えて、JR東日本が新たなサービスを始めるんです!


新幹線オフィスが2021年11月から展開!


第1回実証実験の様子(2021年2月)

JR東日本は、「2021年11月22日からJR東日本エリア内において、Web会議や通話が可能な“新幹線オフィス車両”の運用を始める(土休日および年末年始などの多客期は除く)」と発表しました!座席で「通話」「Web会議」OK、Wi-Fiルーターも貸し出し可(有料)、予約不要で通常料金にて利用できるというサービスです。対象は、東北・北陸・上越新幹線全列車 全区間の「8号車」です。これは期待大じゃないですか~。

ちなみに、新幹線の通常の乗車券を持っているだけで使えるそうです。また、予約は不要なので自分の好きなタイミングで気軽に利用できるんですよ。

車内で過ごす時間の有効活用。オフィス新幹線、なんて素敵なサービスなんでしょ。新幹線のシートがマイオフィスになる日が来るなんて! 気兼ねなくパソコン叩いて、Web会議や携帯電話の通話もガンガンやれちゃいます。

テレワークの普及で、最近は都心近郊の地方に引っ越す方や、都心部と近郊の地方に拠点を持つ「デュアルライフ」と呼ばれる二拠点生活をする方が増えてきました。都市部と地方を行き来するのに、新幹線を利用するケースも増えてきていると思います。そんな人に、新幹線オフィスはうってつけなサービスですよね。

あぁ、早くわたしも一度は使ってみたい!

作業がはかどるさまざまな工夫が盛りたくさん


第2回実証実験の様子(2021年6ー7月)

新幹線オフィスでは、2人席の座席には1人、3人席に2人までの利用制限を設けています。

車両には他人に会話を聞こえにくくする特殊な音「情報マスキング音」を流す「VSP-2」というスピーカーが設置されています。そのため、周囲への会話漏れが抑えられているので、安心して仕事に取り組める環境が整います。

さらに、自分の集中状態を測定することができる「JINS MEME」(レンタルサービス)という特殊な眼鏡の利用も可能ということで、まさに至れり尽くせり。仕事に集中できるよう工夫がなされているんです。

もちろんコロナ対策もばっちり!座席にはソーシャルディスタンスがとられ、マスク着用は必須事項となっています。さらには、アルコール除菌用シートも用意。これなら安心して使えますよね。

最新技術をふんだんに使って仕事のしやすさを高め、絶対外せない感染対策も抜かりなく。こうもしっかり両立させてあると、新幹線にいることを忘れて思いっきり仕事に没頭できそうです。

ちなみに、サービス開始に向けて行われた検証実験に参加した人からは「パソコンのタイピング音を気にしなくてよい」「電話の際にデッキに出なくてよいのがラク」「車内の方がデッキより静かで話しやすい」などの声が届き、好評だったようです。

新幹線オフィスを使うだけでJRE POINTが付与されるキャンペーンも!



新幹線オフィスの開始に伴って、キャンペーンも行われています。

交通系ICカードを使って新幹線に乗ることができる「タッチでGo!   新幹線」や「新幹線eチケット」というサービスを使って、平日閑散時間帯に一定区間・回数新幹線オフィスを利用すると、抽選でJRE POINTが更に付与されるキャンペーンが開催中です。

通常料金のまま「新幹線オフィス」という新しいサービスを使うだけで、抽選でポイントが還元されるとは、なんてお得なんでしょ!

さらに、2つのサブスクリプションサービスが利用できちゃう!



新幹線オフィスサービスを利用する方を対象に、2つのサブスクリプションサービスも予定されています(詳細はこれから)。

1つが「STATION BOOTH」と呼ばれる、駅に設置された1人用シェアオフィスの利用です。コンパクトな個室には、机やWi-Fi、電源等、テレワークに必要な設備がそろいます。防音設計なので、オンラインでの会議や通話なども問題なくできますよ。

もう1つが「BECK’S COFFEE SHOP」というコーヒーチェーン店の利用です。エリア内の新幹線駅にある店舗が対象となるそうです。乗車前にちょっとくつろぎたい時におすすめです。

この2つはサブスクリプションサービスの予定なので、お得に利用することができそうです。もし新幹線オフィスを利用するのであれば、ぜひこちらも使ってみたいですね。

新幹線オフィスを使ってみよう!

コロナ禍で急速に進んだ、テレワーク。そんな中、このようなJR東日本の「新幹線オフィス」はテレワーカーにはとっても魅力的ですよね。

ちなみに、JR東海でも同じような取り組みが行われ、10月から一部の車両で試行されています。こちらも一つの車両がオフィスのように気兼ねなく仕事ができる空間となっています。充電器や小型マウスが借りられる列車もあるとのことです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

今後、利用客の増加に伴って、新幹線オフィスも一般的になる時代がくるかもしれませんね。カフェや駅のワークスペースと連携した取り組みもあるので、今後のさらなる展開も楽しみです。

すでにテレワークをしている方や今後テレワークでの働き方に興味がある方は、今回紹介した「新幹線オフィス」をぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

出典:東日本旅客鉄道株式会社

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