2023.07.23

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【情熱大陸のカレー料理人】いつものルウにスパイス1種類加えたら…超絶ウマいカレーが出来た件♪

MBSのドキュメンタリー番組『情熱大陸』で以前、スパイスカレーの名店・東京の大久保にあるSPICY CURRY 魯珈の齋藤絵里店主が出演していました。YouTubeの『情熱大陸公式チャンネル』では、おうちカレーを格上げする齋藤店主のレシピを今でも見ることが出来るんです。市販のルウを使ったカレーでもクミンを入れると絶品になるのだとか。クミンは家にありますよ~♪カレーは週イチで作るので、今日の夜ご飯用に作ってみよ!

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『情熱大陸』出演、スパイスカレーの名店・魯珈の店主がこちら!



2019年1月6日に放送されたドキュメンタリー番組『情熱大陸』に登場したのが、齋藤絵里さん。東京・大久保にあるスパイスカレーの大人気店・SPICY CURRY 魯珈の店主です。

齋藤店主は日本でカレー界の最高権威と言われるJapanese Curry Awardsで2017年の新人賞に輝いた方。自身のお店を構える前は、南インド料理を東京に流行らせたと言われるカレーの名店・エリックサウスで7年修業をしていたそうです。

カレー好きの両親の元で育ち、仕事も趣味も生活もカレー一色!とことんカレーに情熱を注ぐ齋藤店主はもちろんスパイスにも精通していて、市販のルウを使ったカレーに絶対使ってほしいというイチ推しスパイスを紹介していましたよ。

エスニックな香りを放つクミンには、シードとパウダーの2種類がある



齋藤店主がカレーをおいしくするスパイスとしてイチ押ししていたのがクミン。

クミンはセリ科の植物で種子の部分がスパイスとして使われています。クミンはスーパーでも入手しやすいスパイスですが、パウダーとシード(またはホール)の2種類があるんですよ。

今回使うのは、小さい粒状のクミンシード。クミンシードは、インド風カレーの主役とも言えるスパイスで、油で加熱して香りを引き出して使われます。

齋藤店主は「カレーに入れると香りがすごく良くなる」とYouTubeの『情熱大陸公式チャンネル』で語っていましたよ。


クミンシードを炒めるのがポイント!「格上げおうちカレー」を作ってみた!

YouTubeではカレー1箱分のレシピで紹介されていますが、今回は半量にして作ってみます。またカレールウは齋藤店主がお気に入りと語っていたジャワカレーで作ってみます。



【材料】(4~5皿分)
ジャワカレー(中辛)…1/2箱
玉ねぎ(大)…1/2個
ほうれん草…1/2束
ミニトマト…1/2パック
鶏もも肉…250g
サラダ油…大さじ1と1/2
クミンシード…小さじ1
にんにく(すりおろし)…大さじ1/4
しょうが(すりおろし)…大さじ1/4
塩…ふたつまみ
水…650ml

1.  玉ねぎをみじん切りに、ほうれん草をざく切りに、鶏肉を食べやすい大きさに切ります。ミニトマトはへたを取って洗います。



インドのカレーはほうれん草をよく入れるそうですよ。ミニトマトは具として使うので切らずにへただけを取ります。

2.  サラダ油を引いて中火で熱したフライパンにクミンシードを入れ、香りが立つまで炒めます。



多めの油でクミンシードを炒めて、フレーバーオイルのようにするのがポイント。クミンシードに熱が入ると、小さな気泡が出てきますよ。今回は中火で2分ほど炒めました。

3.  にんにくとしょうがを加えて香りが立つまで炒めます。



クミンの香りが立ったら、にんにくとしょうがを加えます。かなり油が跳ねるので要注意!火からフライパンを外してにんにくとしょうがを加えた方が、油跳ねを抑えられますよ。今回は30秒ほどで香りが立ちました。

4.  玉ねぎを加えて炒め、クミンが玉ねぎにまとわりつくようになったら強めの中火にし、塩を加えてあめ色になるまで炒めます。



玉ねぎを加えて1分ほど炒めるとクミンが玉ねぎにまとわりつくようになりました。



強めの中火で絶えず混ぜながら10分程度炒めると、あめ色玉ねぎに近づきました。もう少し炒めた方が濃いあめ色になりそうですが、クミンシードが焦げそうなのでこのくらいで次の工程へ。

5.  鶏肉を加えて表面の色が変わるまで炒め、ほうれん草を加えてさらに炒めます。



鶏肉を入れて2分ほど炒めると表面全体の色が変わりました。ほうれん草を加えてざっくりと1分程度炒めました。

6.  水を加えて沸騰させ、火を止めてルウを入れます。



水を加えて沸騰するまで6分ほどかかりました。沸騰するとあくが少し出たので取り除いておきました。



沸騰したら火を止めてルウを入れます。ルウに含まれるスパイスの香りが飛ばないように、余熱で溶かすのがポイントですよ。溶け残りが無いようにしっかりと混ぜてくださいね。

7.  ルウが溶けたら弱火に点火し、ミニトマトを入れて軽く煮込みます。



スパイスの香りが飛ばないようにするため、あまり煮込まないということだったので、ミニトマトを入れて弱火で5分ほど煮込んで火を止めました。

ジャワカレーのスパイシーさにクミンの風味が加わり、香りが爽やか!



30分くらいで作れた「格上げおうちカレー」です♪ ミニトマトが入っていて彩りが華やか。丸い形もかわいいです。カレーの香りはいつものジャワカレーとそれほど変わらず、お皿に盛った段階ではクミンを加えたというのはあまり感じません。



食べてみましょう!ルウはそれほど煮込んでいないのと、じゃがいもが入っていないのでいつものカレーよりもとろみはやや少ない感じ。でもサラサラと水っぽい感じでもありません。一見するとクミンシードの存在も分かりません。

口に入れると、ジャワカレー特有のスパイシーさが広がります。中辛でも辛いなぁと思いながらカレーがのどを過ぎた辺りで、クミンの香りがふわっ!と広がりました。フレッシュな爽やかさがとても心地良い♪

筆者はカレーを作る時に炒めた玉ねぎにクミンパウダーをまぶしてから水を入れて、カレールウを溶かした後にもクミンパウダーを加えて風味付けするのですが、クミンシードを使うと香りの強さが段違い!カレールウに含まれる他のスパイスに負けない力強さを感じました。

クミンシードのちょい足しでフレッシュな香りを市販のルウにプラス出来る!



スパイスカレーの名店・SPICY CURRY 魯珈の齋藤店主が伝授していたクミンシードをプラスするアイデアは簡単に試せるひと手間でした♪

筆者は日頃、クミンパウダーを加えてカレーを作っていましたが、風味の良さはクミンシードの方が断然良くて驚きました。これからはクミンシードでカレーを作ろうっと♪

いつものカレーを作る工程にクミンシードを油で炒める工程を加えるだけなので、ぜひ試してみてくださいね。

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