アメリカ・コロラド在住のyokotaです。アメリカでは夏になると公園でよく見かけるスポーツがあります。大きなお手玉みたいな「バッグ」をただただ蹴り続けるシンプルなゲームで、「ハッキーサック」というんですよ。1人でも複数人でも、男女問わず子どもから大人まで楽しめる、こちらでは大人気のスポーツなんです。楽しみ方やルールなど、詳しく紹介していきますね。
【画像を見る】アメリカで大人気のお手玉スポーツ「ハッキーサック」！大人も遊べちゃう♪
ハッキーサックって何？ハッキーサックは商品名なんです。このスポーツの本当の名前はフットバッグ。その名の通り、足の袋（笑）のこと。
でもアメリカでは、フットバッグと呼ぶよりハッキーサックの方が一般的なんですよ。
フットバッグとは、直径5cm程度のお手玉のような「バッグ（ボウルのような形のもの）」を、 手を使わずに足だけで操るスポーツです。
これは、バッグを足で蹴って遊びます。1人でも、グループでもプレイできます。日本のお手玉のように、中に豆が入っている「バッグ」を蹴って、できるだけ長く地面に落とさないように蹴り続けるスポーツ。手を使ってはいけません。サッカーでいうところの、リフティングのような感じですかね。あっ、日本だと貴族がやっていた「蹴鞠」をイメージするとわかりやすいかも。
1972年にオレゴン州オレゴン市のジョン・スタルバーガーとマイク・マーシャルがプレイしたのが始まり。その後、スポーツとして確立されました。
ハッキーサックのルールは？
このハッキーサック、どんなものかまだ分からない人も多いですよね。
というわけで、動画で紹介します！ これを見ればどんな遊びなのか一目瞭然ですよ。
この動画の方、すごいですよね。
ではハッキーサックのゲームの紹介から。
ハッキーサックのゲームは、腕を使えないこと以外は基本ルールはありません。
インサイドキックでは、足の内側のカーブを使用してバッグをまっすぐ上に蹴ります。アウトサイドキックは足の外側を同じように使います。つま先のキックは、つま先を使ってバッグを真上に蹴り上げます。かかとを使ってもOKです。
バッグをすぐに空中に高く蹴り上げないで、バッグを一度体の一部に乗せるなどキープしてから蹴り上げることもできます。
太ももを使うのはもちろん、頭、胸、お腹や背中を使ってもOK。とにかく手と腕は使わずに、地面に落とさないようにするだけの単純明快なスポーツです。手と腕が使えない以外は、ほぼ全身を使ってプレイします。
ハッキーサックはギネスにも登録
アメリカイリノイ州に住むテッド・マーティンは、なんとハッキーサックを連続63,326回蹴り続けたのがギネス世界記録として登録されました。
これは1997年に記録されたもので、時間にして8時間50分42秒！ しかも彼はその4年前にも世界記録を樹立していました。その時には約6万回蹴り続けたそう。自らの記録を破ったんですね。
ハッキーサックには何種類かの楽しみ方があって、10種類以上のゲームのスタイルでギネスに登録されています。そしてそのうちの二つはなんと日本人が世界記録を保持しているんですよ！ おひとりはフットバッグプレイヤーの三条さんという方で、2021年3月にギネス記録を更新したんだとか。
ちなみにプレイするのに人数制限はありません。1人でやったり、複数人でやったりします。だいたい2～4人ぐらいでするのが普通です。なんとギネスに登録された最多人数は946人！ 一体どうやって全員で蹴ったのでしょうか？
実際にやってみた！
くるぶしあたりに、お手玉サイズのバッグをのせて、リフティング…と言いたいところですが…実は難しい…これがまず最初の感想。簡単そうに見えて意外と難しい。これを6万回以上続けるなんて神業すぎますよね！
それと、結構体力を使います。特に体幹が鍛えられますね。
バッグはすごく軽くて小さいから、カバンの中に入れても邪魔になりません。ふだんから持ち歩けば、思い立った時に気軽に始められそう♪
子どものサッカーの練習にも◎
出典：pixaby子どもがサッカー好きなら室内での練習用にも最適です。
ハッキーサックを1人で楽しむ時は、サッカーと同じように体からできるだけ近くでバッグをコントロールすること。体の使い方もほとんど同じだから、室内でもサッカーの練習ができちゃいます。
バッグはアマゾンでも買えるからすぐ手に入るし、気が向いた時にいつでもできるゲーム。これからの季節、外に出るのが億劫になるけど、これがあれば子ども達と一緒に家の中で簡単に運動ができそうですよね。
アメリカで流行っているハッキーサックを、日本でもいち早く取り入れてみませんか。
