2021.07.05

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【農業男子いちおし】かわいい&不気味!?な多肉植物図鑑

観葉植物の中でも多肉植物はスペースを取らず、手軽に育てられると人気です。かたちがユニークで、見るだけでも楽しい多肉植物を農業男子、髙橋徹さんから教えてもらいました。



教えてくれたのは、東京都練馬区で年間200種類の多肉植物を愛情いっぱいに育てている農業男子の髙橋さんです。

かわいい葉っぱが目印 ネックレス

「ネックレス」という名が付く種類はその名のとおり、おもしろい形の葉っぱがネックレスのようにつながっているのが特徴。

「多肉植物って、本当に形がいろいろあるんです。例えばこれ、何に見えますか?」と髙橋さん。



正解は、イルカ。ドルフィンネックレスという名前の多肉植物です。確かにイルカが跳ねているみたい。



「成長すると茎がだんだん垂れ下がってくるので、吊り下げてインテリアにするのもおすすめ。大きく育つとイルカの形の葉も大きくなりますよ」(髙橋さん)



「こっちは同じネックレスの種類で、アーモンドネックレスという品種。薄いラインが入っているのもアーモンドみたいでしょ」(髙橋さん)



ドルフィンネックレスアーモンドネックレスは、育てやすいので初心者にもおすすめですよ」(髙橋さん)



動物の手にそっくり コチレドン

次に髙橋さんが「おもしろい形といえば、これ!」と紹介してくれたのが、コチレドンという種類の多肉植物。



葉っぱの形をよーく見てみてみると…なにかに見えてきませんか?



「こちらは、熊童子錦(くまどうじにしき)という名前がついています。産毛に覆われていて、葉の先のギザギザが熊の手みたいでしょう?」(髙橋さん)



ぷっくりしていて、子熊の手みたい。かわいい~。



「もう一つは子猫の爪という品種。触ってみてください、ふわふわして気持ちいいですよ」(髙橋さん)

ふわふわぷにぷに、なんともいえず気持ちいいさわり心地。小さい子どものいる家でも楽しみながら育てられそうです。

脱皮して成長する!?メセン

たくさんの多肉植物を育てている髙橋さんのハウス内を歩いていて目にとまったのが、この不思議な多肉植物。



メセン(コノフィツムとも言う)という多肉植物です。この多肉植物は、なんと脱皮する植物なんですよ!」(髙橋さん)

冬に花を咲かせる冬型の多肉植物の一種。春に皮を被り、秋になると皮の切れ目からゆっくりと脱皮していきます。



メセンは、模様が特徴的。線の色や入り方もそれぞれ違い、希少種ということもあり愛好家の間で人気の多肉植物なのだとか。

「まわりの環境に擬態するとも言われています。見た目が独特ですが、触り心地もいいんですよ。触ってみてください」(髙橋さん)



さらさら、ぷにぷにしていて確かに気持ちいい…多肉植物の世界の奥深さにはまりそうです!



「個性豊かな多肉植物、見ているだけでわくわくしませんか?好みの多肉植物をぜひ見つけてみてくださいね!」(髙橋さん)



髙橋徹さん

荻窪園芸地方卸売市場、尾崎フラワーパークを経て就農して3年目。両親とともに花の苗を育てるほか、髙橋さん担当で東京都練馬区のハウス内で約200種類の手のひらに乗るサイズの多肉植物を育てる。多肉植物は、JA東京あおば直売所(以下3か所)で販売。
ファーマーズショップこぐれ村
ファーマーズショップにりん草
とれたて村石神井

写真/石塚修平 取材協力/JA東京あおば・JA東京中央会

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