2023.06.13

食べる

【熱中症対策】水分&塩分補給は「塩入りトマト」が正解!?丸かじりで暑い日を乗り切り~【農家の裏ワザ】

日に日に暑さが増してくるこの季節、みなさん体調管理に十分気をつけてくださいね。熱中症は、暑くなったり涼しくなったりする季節こそ要注意なんですって!そんな中、畑で働く農家のみなさんはどんな熱中症対策をしているんでしょうか。愛知県のトマト農家・金田くみ子さんに聞くと、「農作業前にトマトをもいで塩を振ってガブッです!」とか。スポーツドリンク同様に水分と塩分を摂れる裏ワザ、これは目からウロコ~♪

【夏野菜クイズ】トマトの冷蔵保存で正しい置き方は…「ヘタを上に」「ヘタを下に」「ヘタを横に」のどれ?



収穫作業に励む、愛知県設楽町のトマト農家・金田くみ子さん。これから秋までは作業のピークが続きますが、トマトが実るハウスの中は、日中は温度が上がり、危険な暑さになることもあります。

そんな中で農作業をする際、金田さんは「もぎたてトマト」を丸かじりするそうです。

食べるスポドリ!?「塩入りトマト」





「ヘタを包丁でくり抜き、くり抜いたところに塩をばっとふって丸かじりします。こうすると塩が回って、どこからかじってもおいしいですし、水分と塩分が同時に補給できるんですよ」(金田さん)



熱中症対策では、水分と同時に失われた塩分をしっかり補給することも大事。この食べ方ならスポーツドリンクみたいに、しっかりと水分と塩分を摂取できますね。なにより、トマトおいしそう~♡

キャンプや野外でのバーベキューなど、アウトドアで活動する際にも使えそうです。さっそく今度のピクニックに、トマトと塩を持っていこうかな。

また、金田さんは、農作業の前後にお手製のトマトジュースも飲むそうです。



「まとめて作れば手間もかかりません。冷蔵庫で冷やしたトマトジュースは最高の味わいですよ!」(金田さん)

トマトジュースの作り方も別記事で紹介していますので、参考にしてくださいね。
https://nichinichi-magazine.com/articles/detail/2550

塩入りトマトと、冷やしたトマトジュースでパワーチャージして、暑さに備えましょう!

トマト農家直伝☆おいしいトマトの選び方



どうせ丸かじりするなら、濃厚な味わいのおいしいトマトを食べたいもの。そこで、金田さんにおいしいトマトの選び方も教えてもらいました。

「トマトはおしりをチェックしてください」と、金田さん。

「おしりに放射状の白い線が伸びていたら、おいしいトマトです。星のような形をしているので、スターマークと呼ばれています」(金田さん)

スターマークは、養分を運ぶ維管束という管が透けて見えるもの。養分が十分に行き渡ったトマトには、はっきり大きくスターマークが現れるそうです。

また、トマトの選び方として「ヘタが濃い緑色で、ピンと張っているものを選ぼう」とも言われますが、それはどうなのでしょうか。



「確かに収穫したてのトマトは、ヘタの緑が濃くてピンとしています。でも、お店に並ぶまでにはどうしても収穫から2~3日は経ってしまうので、張りが失われるのは仕方のない面もあります」(金田さん)

なるほど~。スターマークがくっきり&ヘタがピンとしていれば言うことなしですが、とりあえず、スターマークをチェックすればおいしいトマトを見分けられそうです。

おいしいトマトを丸かじりして、むしむしする暑さを乗り切りましょう!

金田(かなだ)くみ子さん

愛知県設楽町で、夫の百人(ももと)さんとともに、トマト栽培に従事する専業農家。栽培品種は、甘みと酸味のバランスがよく食感と日持ちもいい「りんか」(「桃太郎」系統)。収穫は6月頃から始まり、11月頃まで作業が続く。金田さんは、トマトの生産に励むほか、ジュースやゼリーなどのトマト加工品作りも日ごろから行っている。

レシピ写真/石塚修平 取材協力/JA愛知東

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