2023.01.05

食べる

【必殺の味変】え、アリなの⁉干物に「ブルーベリーソース」をかけると…甘味と酸味と旨味で複雑な味に♡

管理栄養士のともゆみです。今回のお題は「干物」。干物は焼いてその塩気でご飯をグイグイ食べ進める食べ物ですが、なんと!ブルーベリーソースをかけるとおいしいって言うんです。そんなフランス料理みたいな食べ方を提案していたのは、朝の情報番組『あさイチ』。これまでは焼いてそのまま食べるのが当たり前と思っていたけれど…言われてみればただの固定概念ですよね。今日はわたしの狭い世界観をブレークスルーすべく、ブルーベリーソースにチャレンジします!

干物はフライパンで焼くと失敗しない!その火加減は…「弱火で長時間」「中火で短時間」どっち?【魚の調理クイズ】

『あさイチ』の番組に出ていた島根県・出雲市にある老舗干物店の3代目・岩田響子さんは、このソースと相性がいい干物は身に酸味があるもの…例えばサバなどがいい!と話していました。
干物研究家のうすいはなこさんによると、塩サバやにしんは、北欧ではヨーグルトで食べたりするので、トッピングによく使うリンゴやあんずのジャムとも合うそうです。青魚との相性が良くて、ジャムでなくても、リンゴのスライスと一緒に食べてもおいしいとのこと。黒酢やチリソースもいけるそう。抵抗があれば、大根おろしにかけて食べるといいです、と話していました。

わたしは干物というのは焼いてそのまま食べるものだという固定概念を持っていました。言われてみれば、何かをつけたりかけたりして食べてもいいんですよね。

ではやってみます。

干物に合う!ベリーソース

【材料】
サバの干物…1/2枚
ブルーベリージャム…小さじ2
ヨーグルト…大さじ1
粒マスタード…小さじ1

※ジャムは、ラズベリーなどでもOKです。

null

【作り方】

1.
サバは魚焼きグリルで両面焼きます。

null

2.ブルーベリー、ヨーグルト、粒マスタードを混ぜ合わせます。

null

3.皿に盛りつけて出来上がりです。

null

ではいただきます。

null

あぁ、爽やかになりますね。このブルーベリーソース、甘いんですけど、ヨーグルトと粒マスタードの酸味がこってりとしたサバの脂と合わさり、さっぱりと食べられます。通常、サバの塩気で食べるものに、甘さや酸味が加わって、複雑な味になりました。フランス料理のソースのような役割を果たしてくれています。干物と言えば和食。なのに、洋食の気分です。わたしはこのソースが好きです。

黒酢とチリソース

null

黒酢は…
これは本当にさっぱりです。黒酢は米酢に比べて奥深く、ツーンとした酸味が来なくて食べやすいです。酢のおかげでサバの魚臭さも一蹴ですね。黒酢は大根おろしと合いそうです。

チリソースは…
あ、口の中が一気に南国になりました。
甘辛酸っぱく、にんにくも効いていて、サバのこってり感とマッチします。「東南アジアの魚料理」という感じです。

どのソースも酸味があるので、魚のにおいを消し、オイリー感をさっぱりさせてくれました。そして、それぞれ別の食べ物になるくらい味が変わっておもしろかったです。まさに「味変」ですね。

骨粗しょう症予防にサバ×ヨーグルト

ヨーグルトはカルシウムが、サバにはその吸収を良くしてくれるビタミンDが豊富に含まれています。
骨の中のカルシウムが減ってスカスカになり、骨折しやすくなるのが骨粗しょう症です。特に女性は、女性ホルモンが減少する40代後半から骨量を維持することが難しくなり、骨粗しょう症を発症しやすくなります。そのため、若いうちからカルシウムや吸収を高めるビタミンDをしっかり摂ることをおすすめします。ビタミンDは日光の紫外線によっても体内で合成されるのでよく日に当たる人には欠乏の心配はありませんが、あまり日を浴びない人は食事から十分補給する必要があります。

干物はそのまま食べるだけでなく、ソースをつけて味変することで、いろいろな味が楽しめますよ。ぜひ試してみてください。

参考文献:
ビタミン・ミネラル早わかり 幻冬舎

Pick up

Related

Ranking