ピリ辛マーボーと言えば、「豆腐」が定番ですが、なんと岡山県のインスタ農業女子は、代わりにドド～ンと「カリフラワー1株」を投入するんだとか。なんでもカリフラワーの食感を活かすには、マーボーの火加減がぴったりだそう。どんな味がするのか想像がつきませんが、野菜のプロが言うんだから、間違いないでしょ♪ってことで、恐る恐る試していきますよ～。
【農家直伝】カリフラワーは“生”しか勝たん!?ビストロ風「卵サラダ」にしたら、コリコリ食感が衝撃だった件レシピを教えてくれたのは、岡山県総社市にある「メゾンやまて」で、カリフラワーやセロリ、かぶ、白菜などを栽培している高越友紀さん。
「カリフラワーは見た目が白いので、豆腐の代わりに使えないかなと思ったんです。試してみたら、これがおいしくて。手軽にメインのおかずになるのでおススメですよ～！」（高越さん）
「麻婆カリフラワー」の作り方と材料はこちら♪
材料（2人分）カリフラワー…1株
麻婆豆腐の素（市販）…1箱
青ねぎ・山椒（お好みで）…各適量
作り方1. カリフラワーを小房に分け、さらに一口大に切る。
一つの花蕾を半分にするイメージです。下茹でなし、生のまま炒めるので、小さめに切ると、火の通りがよくなりますよ♪
（わたしは大きく切りすぎてしまい、ちょっと固めの仕上がりになりました）
2. フライパンに麻婆豆腐の素とカリフラワーを入れ、強めの中火で煮立たせる。
3．器に盛り、小口切りにした青ねぎや、山椒を散らして、完成！
「カリフラワーって、炒めると火が通りにくいし、茹で過ぎるとすぐヤワヤワになりますが、この方法だと、火の通り具合がちょうどいい感じになるんです。麻婆豆腐を作るときに、いつも豆腐を入れるタイミングで、カリフラワーを投入すればOK」（高越さん）
今回使った麻婆豆腐の素は、トロミ粉なしのタイプでした。トロミ粉がある場合など、商品によって作り方はさまざまなので、パッケージに記載の方法に従ってくださいね。
気になるお味は？
ほくほくのカリフラワーに、ピリ辛の味がトロ～リと絡んで、ウマウマ♪ ご飯が何杯でも、イケちゃいます。
高越さんは、青ねぎの代わりに、刻んだセロリを加えることもあるそうですよ。
必要な食材はカリフラワーのほか、市販の麻婆豆腐の素だけ。いつもの麻婆豆腐に飽きたら、ぜひ試してみてくださいね。
新鮮でおいしいカリフラワーはこう選ぶ！「おいしいカリフラワーは見た目だけですぐわかります！」と高越さん。見極めるポイントは2つだといいます。
「まずはカリフラワーの花蕾（つぼみの集まり）の色を見て、なるべく白っぽいものを選んでください。花蕾は収穫後、だんだんと黄色くなってくるため、白いものは新鮮な証です」（高越さん）
こちらは、実験のため、常温で4日置いたもの。花蕾が黄色っぽくなってきているのが、よくわかります。
次にその花蕾の開き具合をチェック。
「花蕾が開いたものは、収穫のタイミングが少し遅れたもの。なので、花蕾がぎゅっと詰まって固いかどうかも、選ぶ際の目安になりますよ」（高越さん）
一年中出回っているカリフラワーですが、11～3月頃が、旬なんだとか。スーパーや農産物直売所で買うときの参考にしてみてくださいね。
メゾンやまて
高越友紀さん
セロリが特産の岡山県総社市で、土地なし、機械なしのゼロから農業を始めて4年目。現在は、70a（アール）の畑で、セロリ、白菜、かぶ、カリフラワーなど季節の野菜約10品目を育てている。日々の栽培の様子や、野菜を使った料理のレシピをインスタグラムで発信中。高越さんが育てた野菜は、総社市内にあるJA晴れの国岡山山手直売所「ふれあいの里」や、農マル園芸 吉備路農園などで購入できる。
●インスタグラム @maison_yamate
https://www.instagram.com/maison_yamate/
