甘いチョコレートと言えば、気分転換に最適なスイーツですよね。そんなチョコレートを麻婆豆腐に入れる裏ワザを、2月7日放送の『あさイチ』で紹介していました。裏ワザ紹介者はチョコレートを知り尽くしたショコラティエール・奥谷綾乃さん。チョコレートの甘みとコクが中華調味料のテンメンジャン代わりになるのだとか。辛い味が苦手な筆者、麻婆豆腐にチョコを入れるのは大賛成♪ これは作ってみなくては！【5分で晩ご飯】麻婆の中に真っ白な…豆腐じゃない⁉「麻婆里芋」に挑戦♪ねっとりトロうま♡【全農公式】チョコレートを料理に使うメリットとは？
2月7日放送の『あさイチ』ではチョコレートを料理に使うメリットを紹介していました。チョコレートを溶かして使うと深い香りやコクをプラスすることができ、またチョコレートの苦みで料理にキレを与えることもできるそうですよ。
そのまま食べると甘くてとろっとしたチョコレートですが、意外な一面もあるのですね。そういえばカレーにチョコレートを少し入れるという方もいるのでは？
今回、麻婆豆腐にチョコレートを入れる裏ワザを披露したショコラティエールの奥谷さんは、甘みとコクを持つ中華調味料のテンメンジャンと、とろみ付けに使う水溶き片栗粉の役割をチョコレートが担うと紹介。簡単に麻婆豆腐をおいしく作ることが出来るとおすすめしていましたよ。
辛い味が苦手な筆者、麻婆豆腐のピリ辛味がマイルドになることも期待しちゃいますよ♪
隠し味のチョコがポイント！「香り豊かな麻婆豆腐」を作ってみた！『あさイチ』レシピではミルクタイプとビタータイプのチョコレートを使っていますが、1種類だけでも良いとのこと。
ミルクチョコレートだけだと甘くまろやかになり、ビターチョコレートだけだとカカオの香りが広がるすっきりとした味わいに仕上がります。お好みのものをご用意くださいね。
【材料】（2人分）豚ひき肉…200g
ゴマ油…大さじ1
すりおろしにんにく…小さじ1と1/2
すりおろししょうが…小さじ1と1/2
木綿豆腐…1丁（300g）
塩…小さじ1
鶏ガラスープの素（顆粒）…小さじ1
お湯…120ml
みそ…大さじ2
酒…大さじ1
オイスターソース…小さじ2
豆板醤…小さじ2
ミルクチョコレート…15g
ビターチョコレート…10g
長ねぎ…1/2本
1．木綿豆腐をひと口サイズに切り、塩を加えたお湯でサッと茹でてザルに上げておきます。
塩を加えたお湯で豆腐を煮ると余分な水分と臭みが抜けて、煮崩れしにくくなりますよ。
2．長ねぎをみじん切りにし、鶏ガラスープの素をお湯で溶かしておきます。
長ねぎの青い部分は最後にトッピングに使うため、少し取り分けておきました。
3．ゴマ油を引いたフライパンを中火で温め、にんにくとしょうがを炒めて香りを立たせてから豚ひき肉を色が変わるまで炒めます。
にんにくとしょうがは中火で2分ほど炒めると中華らしい香りが広がりました。豚ひき肉は4分くらい炒めると色が変わりました。
4．みそ、酒、オイスターソース、豆板醤を加えて混ぜ、火を止めてからチョコレートを加えて溶かします。
みそ、酒、オイスターソース、豆板醤。ここまでは一般的な麻婆豆腐と同じような味付けですよ。みそが溶けるように混ぜながら炒めました。
火を止めて適当に割ったチョコレートを加えて混ぜます。
余熱であっという間に溶けてとろっとした麻婆ソースになりました。
5．中火にして鶏ガラスープを加えて少し煮立たせ、豆腐を入れて温めます。
鶏ガラスープを入れるとチョコレートっぽい色に。温めるとほんの少しチョコレートの香りが広がりますが違和感は感じませんよ。豆腐は3分くらい煮込みました。
6．長ねぎを加えて火が通るまで煮込みます。
チョコレート入りの麻婆ソースをまとった豆腐はココアに浸したような色合いに。いつもの赤っぽい麻婆豆腐とは違った雰囲気です。
長ねぎを加えてからは、3分ほど煮込んで火を止めました。
ピリ辛味の奥の奥にほんのりチョコ♡言われなければ分からないくらいにマッチ！
赤みそやテンメンジャンを多めに入れたような、少し茶色っぽい色の麻婆豆腐に仕上がりました。でもチョコレートが入っているとは言われなければ分からないレベルですよ。
麻婆ソースはよく見るとチョコレートっぽい色をしています。食べてみると豆板醤のピリッとした辛さは健在なので、いつもの麻婆豆腐と大差はありませんよ。
よく味わうと最後の方にチョコレートの香りがふわっと広がる感じがします。でも言われずに食べるとテンメンジャンを多めに入れて辛さ控えめに味付けしたのかなと思うレベルです。
一般的な麻婆豆腐は最後に水溶き片栗粉を入れてとろみをつけますが、今回はチョコレートのとろみだけ。でも、ほどよいとろみ感が付いていてソースの舌触りは重たくもなく、軽くもなく、ダマにもならずにちょうどよい感じに仕上がりました。
麻婆豆腐にチョコレートを入れるとテンメンジャンのような甘さやコク、水溶き片栗粉のようなとろみ付けが手軽に叶いました。思ったほど甘くはならず、豆板醤のピリ辛さはしっかりと残っていたので、いつも作る麻婆豆腐との大差も感じませんでした。
麻婆豆腐にテンメンジャンを入れると深みのある味わいになりますが、常備していないことも。そんな時にはチョコレートが役立ちますよ。
麻婆豆腐にチョコレートをちょこっと溶かし入れるだけの裏ワザは簡単なので、ぜひお試しくださいね。
