2023.06.17

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え、ジャムを調味料に!?「じゃがいものマーマレード炒め」が甘辛味でコクウマッ♪【農家レストラン人気レシピ】

突然ですが、みなさん、じゃがいもに「ジャム」を合わせた料理ってどう思いますか。わたしは「え、大学芋みたいになるのかしら?」って思ったんですが…今回、広島県竹原市のじゃがいも農家で「農家レストラン 西野」のオーナー・西野弘美さんに教えてもらったレシピは予想と全然違いました!その名も「じゃがいものマーマレード炒め」。このレシピ、地域のじゃがいも料理コンテストで賞を取ったほどのおいしさだそう。一体どんなお味なのか、いっちょ試してみますか♪

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ほんのりフルーティー♪「じゃがいものマーマレード炒め」

「この料理は色どりがいいですし、冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもおすすめですよ」(西野さん)



肉と野菜がたっぷり入っているから、栄養もしっかりとれて、おいしそう。
野菜の下茹では、レンチンでもOKとのことなので、忙しい朝にも助かりそうですね。

さっそく、作っていきますよ~♪



材料(4人分)
じゃがいも…2個
にんじん…1本
ピーマン…2個
牛薄切り肉…200g

マーマレード…大さじ3
しょうゆ…大さじ2
塩・こしょう…各少々
サラダ油…適量

作り方
1.じゃがいもとにんじんは、皮を剥いて棒状に切り、電子レンジで加熱するか下茹でします。

わたしは、切ったじゃがいもとにんじんを耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジ(500W)で約5分加熱しました。



加熱時間は電子レンジの機種によって異なるので、様子を見ながら調整してくださいね。

2.ピーマンも棒状に切ります。



3.フライパンにサラダ油少々を熱し、食べやすい大きさに切った牛肉を炒め、色が変わったら2のピーマン、1のじゃがいも、にんじんも加えて炒めます。





4.3に塩、こしょうをしてさらに炒め、最後にマーマレードとしょうゆも加えて炒め合わせれば、完成!



さっそく食べてみます!



おいし~い!

マーマレードの甘味と、ほのかな苦みがコクを出してくれているように感じます。
この甘辛な味付けは、みんな大好きなはず!
マーマレードを調味料として使うと、料理がこんなにおいしくなるなんて、知らなかった~。

じゃがいも、にんじん、ピーマンはほどよく歯ごたえが残って、素材のおいしさが生きています!

それに、牛肉もたっぷり入って、これ1品で大満足!
とってもおすすめですよ!

「農家レストラン 西野」は地域おこしにも貢献

レストランがある広島県竹原市吉名町は、百年以上続くじゃがいもの名産地。しかし、生産者の高齢化や安価な外国産の流通により、生産量は減り続けていました。

嫁ぎ先がじゃがいも農家だった西野さんは、「吉名町のおいしいじゃがいもを、食べてもらえる場を作りたい」と、2007年に「農家レストラン 西野」をオープン。
地元の女性たちが手作りするバイキングが評判になり、たちまち人気のグルメスポットとなりました。



さらに西野さんは、レストランを地域おこしの拠点にしたいと、吉名町のじゃがいもを使った料理コンテスト「吉名町じゃがワングランプリ」を主催。

子どもからお年寄りまで、農家も農家でない人も、みんなが楽しめるイベントとして、地域の元気づくりに一役買っています。

ご紹介した「じゃがいものマーマレード炒め」も、この料理コンテストの受賞作。
農家レストラン 西野で提供されているのはもちろん、地元では、給食のメニューになったこともあるんだとか。
吉名町のじゃがいもへの愛が詰まったレシピを、皆さんにもぜひ味わっていただきたいです!

「農家レストラン 西野」にも、機会があれば足を運んでみてください!

農家レストラン 西野

地元の料理上手な女性たちが作る家庭料理を、バイキングで味わえる。使う食材は、地元産の米や、有機肥料で育てた旬の自家産野菜、瀬戸内海でとれる天然物の海の幸。食材の生産から調理まで、100パーセント手作りの「顔の見えるレストラン」として、地元客や観光客に愛されている。

営業日:土曜日、日曜日(平日は団体客を対象にランチメニューの予約のみ受け付け)
営業時間:11:00~14:00
住所:〒725-0013 広島県竹原市吉名町2474
電話:0846-28-0284
ホームページ:https://www.nouka2474.com/

農家レストラン 西野写真/松尾純 取材協力/JAひろしま

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