2023.05.13

磨く・整える

チューリップを長持ちさせる方法を試してみた!その秘訣は…13回⁉何だ何だ、そのキーワード⁉【比較検証】

スラーッと伸びた茎にちょこんとのったカラフルで丸みのあるお花のチューリップは、一輪でも十分楽しめる愛らしさが魅力です。ただ、チューリップってすぐ枯れちゃう…と感じている人も多いのでは?わたしもそんな風に思っていた1人でした。しか~し!チューリップの寿命を長持ちさせる方法があったんです。長持ちさせる秘訣は…13回。って何だろ⁉このキーワードが寿命の長さに関係しているらしい。さっそく検証してみましょう。

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長持ちの秘訣である"13回”とは?

チューリップを長持ちさせる秘訣は3月4日放送、テレビユー福島のニュース番組で紹介されていました。

暖かくなる春先に花を咲かせ始めるチューリップは、気温が18℃以上だと花びらを開き、気温が15℃以下になると花びらを閉じる性質を持っています。これは、外だと日中の光で開いて、夕方から閉じるという感覚です。
これらの性質をだいたい13〜14回ほど繰り返すと花が散っていくと言われています。
この回数を日数で表すと、一般的なチューリップの寿命は14日間くらいと言われているんですよ。

咲き始めてから14日間なので…花屋さんなどで並ぶチューリップはすでに咲き始めている状態のものが多いため、自宅で飾るとなるとだいたい花持ちが1週間ちょっとのことが多いです。

でも、このチューリップの寿命はあくまでも目安の期間。
チューリップの開いて閉じるという性質の13回に着目することで、さらに長持ちさせることができるんだそうです♪

詳しく説明すると、花が開いて閉じてを13回繰り返すと寿命が終わってしまうので、開いて閉じてをさせない環境に置くことで長持ちさせるという方法なのです!

部屋の中であれば日の光が当たる場所だと開いて、薄暗い場所だと閉じていることになるため、できるだけ気温が低く暗めの場所を選ぶと良いんだそうですよ。

性質を利用して長持ちさせるってすごいですよね〜♪
  
チューリップが長持ちするのか実験してみた!

チューリップの長持ちさせる秘訣がわかったので、本当に長持ちするのかわたしが実験してみましたよ〜!

今回は、庭に咲いた紫色と赤色の2本のチューリップで実験しました。
庭に咲いてから4日ほど経過した状態で摘んで、自宅に飾っています。1週間ごとの様子を比べてみました。
紫のチューリップは明るく日の当たるキッチンへ飾り、赤のチューリップは薄暗い玄関に飾ってみます。

【初日:飾り始めた時】



紫色のチューリップを日当たり良好なキッチンに!



赤色のチューリップを日の当たらない玄関に!

それまで外の日差しに当たっていたので、2本とも元気よく開いていますね〜♪
  
【2日目〜7日目】



(紫色のチューリップ/2日目〜7日目の日中:初日よりは少し閉じましたが、このくらいの開きを続けていました。7日目から開きが少なくなり、昼夜の状態が変わらなくなってきました)



(2日目〜7日目の夜:夜は少し閉じた状態が続きました)



(赤色のチューリップ/2日目〜7日目の日中:玄関に移動させた初日の夜に一気に閉じてから、日中も夜もほぼ閉じっぱなしの状態です)



(2日目〜7日目の夜:この状態は日中と変わらず。ずっと閉じています)

レポート…紫のチューリップは明るい場所にあることから、日中は少し花を開かせて夜は閉じてを繰り返していました。また、紫のチューリップは7日目から花の元気がなくなり、閉じた状態が続くようになりました。
赤のチューリップは、日中も夜もほぼ変わらず閉じ続けたままの状態を保っていました。
  
【8日目〜14日目】



(紫のチューリップ/8日目の日中〜夜:開きが弱くなり、少しずつ花の元気がなくなった感じがします)



(9日目の日中〜夜:表面の花びらが一気に下がりはじめました)



(10日目の朝には、枯れました)



(8日目〜14日の日中〜夜:引き続き日中も夜も閉じていました。初日に閉じて以降、ここまでに開いて閉じるという動作はほぼ無しです)

レポート…紫のチューリップは自宅に飾ってから1週間ほどで枯れてしまいました。
赤のチューリップは、後半にかけて元気を少しずつ失いつつも、開くという動作がないままの状態を保っていました。

【15日目〜17日目】



(15日目の日中〜夜:日中から夜も引き続き閉じていますが、15日目あたりから花びらの元気さが一気に少なくなってきたと感じます)



(16日目の日中〜夜:花びらがだいぶしぼんできました。寿命が近づいているようです。)



(17日目:さらにしぼんできたので、今回はここまでとなりました。)

レポート…赤のチューリップはずっと閉じたままを保ちながら枯れていきました。
  
結果がスゴかった!

自宅で飾ったチューリップは、紫のチューリップが10日間(庭で咲きはじめてからは約14日間)、赤のチューリップは17日間(庭で咲きはじめてからは約21日間)という結果になりました。

2本のチューリップの長持ちの差は、なんと7日間!!すごいですね〜♪

開いて閉じてを繰り返すことが一切なく…。寿命に関係するキーワード「13回」をスルーしたわけで、このことが長持ちに繋がったということですね。 開閉の繰り返しを行わなかったとはいえ、生き物には寿命があるため、一定期間を過ぎたので枯れてしまったわけです。その寿命の差は、紫色のチューリップの5割増しでした。 チューリップを長持ちさせる実験は初めてでしたが、飾る場所でこんなにも違いが出るとは驚きでした。むしろ日の当たらない場所の方が、元気がなくなるのが早いんじゃないかと思いがちですが、その反対だったとは。
  
こちらは、あくまで我が家での実験結果ですが、ぜひ興味のある方は試してみてくださいね♪

また、適度な水の管理も長持ちの重要なポイントなのでお忘れなく!

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