2023.07.14

遊ぶ・休む

【にちにち農ガール】シーズン2がスタート!初めての夏野菜&さつまいもの「苗植え」編♪支柱も立てたよ

2023年夏も“にちにち農ガール”企画がスタートしました!人生初の農作業に挑戦するまゆさんと、貸農園での作業経験はあるものの1年間で挫折したわたし、菱山が、都会の農園で楽しく野菜を育てます。 農作業って大変じゃないの?素人でもおいしい野菜はできるの?そんな疑問を持つ初心者の方に、農作業体験のリアルを知ってもらうべく、初心者2人の奮闘の様子をライブ感覚でレポートします!

【にちにち農ガール】畑仕事初心者が「100均」で揃えた農作業グッズを公開!イケてる初心者コーデも♪

はじめまして。ライターの菱山恵巳子です。プライベートでは双子の小学生の母でもあります。この度、“にちにち農ガール”として野菜作りを始めることになりました!

実は以前、近所の貸農園にて1年間だけ農作業経験はあるわたし。でも、その時は子どもたちへの食育目的だったことやあまりにも忙しい毎日を送っていたこともあり、農業を「のんびり楽しむ」というフェーズには至らず…。とは言え、土に触れる心地良さや収穫時の達成感など、得る物は多く、また落ち着いた時に自分のペースで農業をしてみたいな~と考えていました。

その矢先、今回のご縁をいただき、野菜作りにチャレンジすることに! 今回は「のんびり楽しく、非日常を楽しむ♪」をコンセプトに、季節ごとの野菜を作っていけたらと思います。

気軽にオシャレに農業を楽しみたい! お世話になるのは「アグリス成城」

今回、お世話になるのは、「アグリス成城(AGRIS SEIJO) 自然とふれあえる駅チカ貸菜園」。小田急線成城学園前駅西口の目の前にある貸菜園です。

アグリス成城農園内

 “THE・畑”感がなく、都会的で洗練されている空間。とってもテンション上がります! キレイなロッカー・シャワー室も完備、農園にはタッチキーで入園と、セキュリティもバッチリ! 支配人の森口さんを始めとしたスタッフさんも常駐していて何でも聞けるので、初心者にはとってもありがたい施設です。

集合写真
左:まゆさん、中央:支配人の森口さん、右・菱山

そして、今回のわたしの農作業スタイルがこちら!!

農作業スタイル

■帽子……NEW ERA
■カットソー……ファミリーマート ¥1,815
■パンツ……GRL ¥1,119
■長靴……ワークマン 
■手袋……ダイソー ¥110

一度農作業を経験していたこともあって、思った以上に服に土がつくことはわかっていました。ということで、汚れても気にならないオールプチプラアイテムです! 注目してほしいのはファミリーマートのカットソー。XLサイズをダボッと着れば、コンビニ服には見えない……ですよね?(笑)

苗によって異なる植え付け方法

今回、わたしが紹介するのは農地を整える=土ならしを終えたあとの、苗植えと支柱たてについて。
農地を整えるまでは、まゆさんが記事化しているので、そちらをチェックしてみてくださいね♪
(7月10日配信 初めて鍬を手に農作業してみた!まずは「土ならし」と「通路作り」に挑戦♪【にちにち農ガールの活動レポ】)

今季植える種&苗はこちら。

苗

ポットに入っているのが、ナス(千両なす)・ピーマン(とんがりパワー)・パプリカ(パプリゴールド)・ミニトマト(オレンジパルチェ、CFプチぷよ)・カボチャ(坊ちゃん)・スイートバジル。直置きの苗がサツマイモ! 全てアグリス成城内で購入可能です。

何をどこに植えるか、アグリス成城支配人の森口さんに目安を置いていただいたので、とってもわかりやすい!

植える位置

苗の植え付け、さっそくスタートです!

苗を持つ様子

植える場所には、事前にポットが隠れるくらいの大きさの穴を掘っておきます。

穴を掘る

そして、ポットに入った苗を右手の人差し指と中指で優しく茎をはさみ、左手でそっとポットを抜く。この時、ポット内の土がバラバラにならないように要注意!

ポットから苗を抜く

事前にポットのサイズ分ほど掘っておいた穴に、優しく置いて。

苗植えつけ

周りの土をかぶせ、両手で押さえるようにして馴染ませます。

苗を植える

ポットの苗はこの手順で、どんどん植えていきます。驚いたのは、サツマイモの植え付け。斜めに支柱を刺して穴を作り、その中にツルの切り口の部分を直接入れて、土を被せるだけ。

支柱を刺す
支柱を斜めに刺して……

サツマイモ苗植え
できた穴にサツマイモのツルの切り口をそっと入れます。

サツマイモ
等間隔に植えます。土の中で根が育ち、そこに実がなります。

サツマイモは6株植えました。土に肥料も混ぜず、生育途中で肥料を追加する「追肥」もせず、しかも支柱も立てず! このまま秋まで水をあげるだけで良いとのこと。本当にそれだけで育つの!? と、半信半疑な気持ちもありつつ、成長を楽しみに待ちます!

ちなみに、手前の下部分には二十日大根の種を蒔きました。

二十日大根

均等に並べる地道な作業を二人で黙々と頑張ったので、次回畑に来た時にどうなっているか、楽しみです! ちゃんとまっすぐ発芽するかな?

意外とコツがいる「支柱たて」

苗を全て植えたら、お次は支柱たてです! 今回植えたミニトマト、ナス、ピーマン、パプリカ、カボチャなどの果菜類は、実を付けると重みで倒れたり茎が折れたりするので、支えが必要。植え付け後の今は、苗が折れたり倒れたりを防ぐべく「仮支柱」を立てていきます。

仮支柱

支柱は、苗とクロスするように近くの土に斜めに20~30cmほどグッと刺します。そしてクロスした部分を麻紐で結んで完了(「誘引」といいます)。

こちらはカボチャの誘引のお手本(by支配人・森口さん)。

誘引

麻紐を結ぶ位置が苗の下すぎると、伸びた時にバランスを崩すので、若干、上の方で結びます。

結び方は、麻紐を半分にして苗の茎にかけ、二回ねじり、支柱に固結びで固定。ポイントは、苗に麻紐をかける際にキツく絞め付け過ぎないこと。成長に応じて茎は太くなるので、余裕を持たせます。

以前、貸農園で誘引をした時には、これらのポイントについて特に意識しておらず、ただ固結びをしただけ。今回教えてもらったちょっとしたコツが、今後どう影響するか、楽しみです!

誘引トマト

支柱たて

支柱立ても順調に進みます♪

植え付け完了

全体の様子がこちら! サクサクと協力しながら、ここまで1時間程度の作業時間でした。


今後、野菜の成長にあわせ、約2~3週に一度、追肥も行います。これも野菜ごとに必要な量が異なり、肥料が大好きなナスは一度に15粒、カボチャが12粒、ピーマンは5粒、トマトと二十日大根は追肥いらずとのこと。必要以上に肥料をあげすぎてしまうと、茎ばかり成長し、葉が生い茂って花が咲かない原因にもなるそうです! 野菜ごとの追肥の数も、プロに教わらなければ知らない知識です!

ちなみに、アグリス成城で使っている肥料はこちら。

肥料

最後に、全体にジョウロでたっぷりと水をあげます。

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苗を踏まないように慎重に……。重たいジョウロでの水やりは、何気にこの日一番の力仕事でした(笑)。

【おまけ】全身を使う土ならしは、とっても良い運動♪

同日、苗を植える前に土ならしの作業も行いました。ダイジェストでお届けします。

まず、鍬で土をならした後、レーキという農機具でなるべく平らに整えます。

土慣らし

レーキ

レーキの使い方が難しく、重たく、「平らになった!」と思っても遠くから見るとデコボコなんてことも(笑)。

そして、小石のような肥料をパラパラと均一に蒔きます。

肥料

ここで要注意なのが、育てる野菜によって肥料の要不要が異なること! 今回育てる野菜のうち、サツマイモは肥料が嫌いなので、あげてしまうと収穫がほぼできなくなるそう>< なので、サツマイモを育てる予定の場所は避けて肥料を蒔きました。知らずに全体に蒔いてしまうところでした……。

肥料を馴染ませたら、全体を横1mごとの3区画に分けます。

通路づくり

わたしの靴のサイズが24cmなので、大体足4つ分を1区画に。

区画分け

区画の間には通路も作ります。両足を揃えた状態でしっかりと土を踏んで、ヨチヨチと真っすぐに歩いて溝を作ります。すべて道具に頼るのではなく、ちょっとした知恵と体を使うのも、非日常体験ですよね~。

これにて初日の作業、完了です!

普段なかなか自然を感じる機会がないからこそ、土を触ることは非日常。でも、ここは世田谷区! 都会に居ながらリフレッシュができる貴重な時間でした♡ これから野菜の成長も楽しみですし、作業が何よりの癒しの時間になるな~と確信しています。これから夏場は暑さとの戦いにはなりますが、のんびり野菜作りライフをまたお届けします♪



※【東京農ガール】プロジェクトに参加したい農業初心者の女子を募集しています!詳しくはあたらしい日日のウェブサイトの「お問い合わせ」にご連絡ください。

アグリス成城

AGRIS SEIJO

都心にある駅近の貸菜園です。
TEL: 03-3482-0831
東京都世田谷区成城5-1-1
小田急線「成城学園前」駅西口正面
通常:9:00~18:00
夏季:8:00~19:00(6/1~8/31)
冬季:9:00~17:00(11/1~2月末)
※諸事情により営業時間が変更になる場合があります。詳細はHPかお電話にて確認ください。
https://agris-seijo.jp/

写真/野口 花梨

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