2023.07.28

食べる

焼くだけ!夏野菜の“揚げない”煮浸しに挑戦♪野菜ごとの丁寧な下処理と少ない油でコーティングがキモ

夏野菜がおいしい季節になりました!今回はYouTubeやブログなどで簡単レシピをたくさん発信している料理研究家ゆかりさんの「夏野菜の煮びたし」を作ります。このレシピは、野菜を焼いた後に煮びたしにするレシピで、揚げることはしません。少量の油で野菜をコーティングするのもポイントです。この作り方なら、暑さで食欲が落ちていても、さっぱりと食べられそうですね。ちょっと下処理が大変そうですが、覚悟して作っていきましょう! 

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料理研究家ゆかりさんは、YouTubeチャンネル『料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ / Yukari’s Kitchen 』で簡単でおいしい料理やスイーツの作り方を配信しています。 わかりやすく調理のポイントや、ちょっとした役立つコツを紹介してくれています。YouTubeのチャンネル登録者数は115万人。

夏野菜の”揚げない”煮びたし作ってみた!ポイントは野菜ごとの下処理を丁寧に♪

調理時間は約40分です(冷やす時間は含まれていません)。
夏野菜にはいろいろな種類がありますが、今回は動画のレシピと同じ野菜で作りました。




【材料】4~5人前くらい
なす…2本 
ピーマン…2個 
パプリカ…1/2個 
オクラ…5本 
ミニトマト…8個 
かぼちゃ…80g 
ズッキーニ…1本 

サラダ油…大さじ2



水…250ml 
料理酒…大さじ2 
しょうゆ…大さじ1 
みりん…大さじ1 
和風だし(顆粒)…小さじ1 
砂糖…小さじ1 
おろししょうが…適量(画像は約15g)

野菜のつけ汁は「めんつゆ」で代用ができるとのこと。
その時には「容器に記載されている濃縮加減によって薄めて使ってください」と、説明されていました。

では、調理スタート!

1.  煮びたしのたれを作ります。

ボウルに水を入れ、最初に和風だしを加えて、よくかき混ぜて溶かします。
その後、料理酒、しょうゆ、みりん 、砂糖を入れて混ぜます。
最後に、おろししょうがを加えて、よく混ぜたら「つけ汁」の完成です。



しょうがは、生のものをすりおろした方が「よく香りが立っておいしい」と動画内で説明されていたので、わたしは生のしょうがをおろして入れました。だいたい15gくらい使っています。
生のしょうがが無い時は、チューブ入りのものを使用してもOKとのこと。

また、つけ汁の味をしょっぱくしたいときは、しょうゆをプラス。
薄くしたいときは水を加えることで、好みの味に調整できるそうです。
味見をしてみたら…わたしは、もう少ししょっぱい味の方が好みでしたので、分量外でしょうゆ小さじ1程度追加しています。

2.  なす、ズッキーニ、オクラの野菜の下処理をします。

なすは、最初にへたを落としてから縦半分に切ります。
その後、皮目に細かく切り込みを入れていきます。



それをさらに縦半分に切った後ボウルに入れて、塩小さじ1程度(分量外)をなす全体に振りかけます。
なすの断面に塩をすり込み、5分ほど置きます。



5分経ったら、さっと水洗いして水気を拭きとっておきます。
なすの下処理は、これで終わりです。

次に、ズッキーニの下処理を行います。
ズッキーニは、へたとおしりを落として横半分に切り、それをさらに縦半分にしてから6~8等分に切ります。



わたしが用意したズッキーニはかなり大きかったので、8等分にしました。

切ったズッキーニをボウルに入れて、なすと同じように、塩小さじ1程度(分量外)をズッキーニ全体に振りかけます。
そして、ズッキーニの断面に塩をすり込み、こちらも5分ほど置いておきます。



5分経ったら、さっと水洗いして水気を拭きとっておきましょう。
なすとズッキーニは、このように塩で下処理をして先に水分を出しておくことによって、油の吸い過ぎを防ぐことができるのだそうです。

最後に、オクラの下処理をします。
オクラは、表面に細かい毛があるので、それを取り除くために塩適量(分量外)を振って板摺りをします。
軽く板摺りをしたら、水洗いして水分を拭き取りましょう。



その後、硬いへたの部分とがくを、上の画像のようにして削り落としておきます。

3.  ピーマン、パプリカ、かぼちゃ、ミニトマトの野菜の下処理をします。



ピーマンは縦半分に切って、中の種とわたを取り除き、1.5~2cm幅に切ります。
パプリカも、ピーマンと同じように種とわたを取り除き、1cm幅に切っておきます。

かぼちゃは、種とわたを取り除き、0.5cmの幅に切ります。
ミニトマトは洗って水気を拭き取り、へたを取っておきましょう。

さあ、これで野菜の下処理がすべて終わりました!

4.  野菜を油でコーティングします
まず、ボウルを2つ用意します。

Aのボウルには…なす、ズッキーニ、かぼちゃ
Bのボウルには…オクラ、ピーマン、パプリカ、ミニトマト

それぞれに油をコーティングしていきます。

Aのボウルに、なすとズッキーニを入れて、サラダ油を大さじ1かけて混ぜます。



さらにかぼちゃも加えて、油をコーティングするように混ぜていきます。



この時に、サラダ油を追加しなくてもOK!
先に入れていた分の油で、かぼちゃまで十分コーティングできました。

Bのボウルには、オクラ、ピーマン、パプリカ、ミニトマトを入れ、サラダ油大さじ1をかけます。



先ほどと同じように、野菜を油でコーティングするように混ぜましょう。

こうすることで油の使い過ぎを防ぎ、さっぱりとした煮びたしに仕上がるのだそうです。

5.  それぞれの野菜を焼きます。

先にボウルAの野菜をフライパンに並べてから火を付けて、中火で焼いていきます。
焼き色が付いたら裏返し、水大さじ2(分量外)を入れてフタをし、蒸し焼きにします。



3~4分経ったらフタを取り、フライパンの上でころころと野菜を転がしながら、全体的に火を通します。
焼き上がったら、密閉容器に入れておきましょう。

次に、ボウルBの野菜も焼いていきます。
こちらは、先ほどのボウルAの野菜のように、蒸し焼きしなくても十分火が通るので、焼き目を付けながら中火で軽く炒めていきます。



焼き上がったら、密閉容器に取り出していきましょう。

6.  フライパンに1のつけ汁を入れて、ひと煮立ちさせます。
つけ汁の調味料の中には、料理酒やみりんなどのアルコール分が入っているものが含まれているので、一度沸騰させてアルコール分を蒸発させてから、密閉容器に注ぎます。



粗熱をとってからフタをして、冷蔵庫で1時間ほど冷やし置いたら完成です!


試食が待ち遠しかった!夏野菜の”揚げない”煮びたし…お味はいかが?



どれも「わたしの好きな野菜ばかり♪」ということもあり…冷蔵庫に入れて、冷やしている間も試食タイムが楽しみだった今回の「煮びたし」。
しっかり1時間は我慢して…「待ってました!」とばかりに、お皿に盛って食べてみました。



どの野菜もしっかりつけ汁の味を含んでいて、とてもおいしかった!

いつも作っている「揚げびたし」よりも、あっさりとしていて格段上品な味付けです。
動画内で説明されていた通り、全然油っこくなく、さっぱりと食べられます。

わたしとしては…ズッキーニを初めて煮びたしで食べたのですが、これが断トツの出来映え!
外側はサクッと、中心の方はトロッとした食感で、とてもおいしかったです。

今回は、動画で紹介されていたように「1時間ほど置いて」食べてみたのですが…。
もっと冷蔵庫に置いてしっかり冷やしてもよかったのかも。その方が味が染み染みでさらにおいしく、食べられたのかな?とも感じました。

また、今回は野菜の下処理が多くて余裕がなかったので試してみなかったのですが、つけ汁には、しょうがだけではなく、青じそを刻んで入れてみてもおいしいかなと思います。
次回作る時には、青じそを入れたバージョンで作ってみたいです。

レシピ自体はとてもシンプルで良かったのですが…
作る過程でポイントとされる「野菜の下処理」が結構大変!というのが正直な感想です。

これだけの野菜を手際よく下処理するには、慣れてないと手間取って大変かもしれません…。

ただ、手間をきちんとかけて下処理をすると、どの野菜もこんなにおいしく食べられるのだとも思いました。
初めて作る場合は、時間があるときに、下処理を丁寧にすることをおすすめします。

下処理は確かに大変でしたが、仕込んでしまうとあとは冷蔵庫で冷やして置けばいいので、午前中に作って冷蔵庫に冷やしておいて、夕食のときに出すと「夕食の一品」として助かると思います。

これからの暑い季節、さっぱりしていて、どの野菜もおいしく食べられちゃう「夏野菜の”揚げない”煮びたし」。
ぜひ作ってみてくださいね!

動画はこちらをチェック!
https://www.youtube.com/watch?v=GrY0HE8tV9s&vl=ja

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