2023.08.02

遊ぶ・休む

【夏休みの自由研究】え、水が固まるの⁉持ち運べて食べられる「水のボール」作ってみた♪プルップル♡

管理栄養士のともゆみです。小学生の夏休みの宿題に「自由研究」がありますよね。ある調査結果によると、子どもが夏休みの宿題で最も苦手としているのが自由研究なのだそうです。確かに自分でテーマを見つけて、実験や調査をしてまとめる…なんて、ハードルが高そうですよね。でも、朗報がありますよ♪自動車メーカーのHondaが「Honda kids」なる子ども向けのサイトを運営していて、そこには自由研究のテーマと進め方をまとめたページがあるんです。とってもおもしろそうなので、わたしが気になった「水のボール」を子どもと一緒に作ってみます♪

【夏休みの自由研究】宿題対策に「ペットボトルで雲を作る」実験してみた♪その仕組みをまとめてみた!

Honda kidsについて

Hondaのホームページには、子ども向けの「Honda kids」というサイトがあります。子どもの成長と子育て家族の応援サイトとして、自由研究以外にも親子で楽しめる情報がたくさん掲載されています。

ちなみに自由研究については102テーマもあります。きっとやりたい題材が見つかるのではないかなと思います。石や砂利を使って作る「水がきれいになるろ過器を作ろう」とか、「クリームソーダキャンドルをつくろう」など工作系も気になりますが、今回わが家が選んだのは「水のボール」。液体である「水」をプルプルの固体にする、化学な実験です。しかもコレ、食べられるんですよ。対象学年は小学4~6年生とあるので、小2の息子にはちょっとハードルが高いかな。実験の結果を考察するのは無理かもしれませんが、一緒に「水のボール」を作ることは出来そうなので、チャレンジしてみたいと思います。

材料を手に入れる

「水のボール」を作るには、食用のアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムが必要です。Amazonで探したらどちらも入っている「水バルーン実験セット」というものがあったので、それを購入してみました。

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中身は、食用アルギン酸ナトリウム、食用乳酸カルシウム、詳しい作り方レシピ、計量スプーンです。今回作る方法で7回分入っています。価格は配送料無料で823円(税込み)でした。

作り方が詳しく書かれていたので、こちらを参考に作ってみたいと思います。

「水のボール」を作ってみた!

【用意するもの】
食用アルギン酸ナトリウム…1.3g
食用乳酸カルシウム…6g
ぬるま湯250mlを入れたペットボトル
水1Lを入れたボウル(中サイズ)
多めの水を入れたボウル(大サイズ)
シリコンベラ
お玉
泡だて器

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【実験前にすること】
実験の前には必ず石けんで手をよく洗います。
口に入れる場合は、必ず食品グレードのアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを使用し、使用する道具も清潔なものを使います。

【実験のやり方】
1.  ぬるま湯が250ml入っているペットボトルに、アルギン酸ナトリウムを入れてフタを閉めます。10分以上よく振って混ぜて、完全に溶かします。実際にやってみるとなかなか溶けにくいようで、頑張って10分以上よく振りました。その後、気泡がなくなるまで15分静かに置いておきます。

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2.  水1Lが入っている中サイズのボウルに乳酸カルシウムを入れて、泡だて器でよく混ぜます。こちらはすぐに溶けました。

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3.  1をお玉に注ぎ、2の水の中へそっと入れます。
※コツはお玉を水面ギリギリまで沈め、そっと傾けて溶液をいっぺんに入れます。

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4.  3の中をシリコンベラでゆっくりと3~5分ほどかき混ぜます。

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5.  4の中にできた「つかめる水」を取り出して、大サイズの水を張ったボウルの中に入れて、表面に付いた乳酸カルシウム水溶液を洗い流したら出来上がりです。

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だいぶいびつな形になりましたが、「水のボール」が出来ました。慣れると上手に出来るそうです。

Honda kidsと、Amazonで購入したものとの作り方の違いは、アルギン酸ナトリウムを水に溶かすやり方。Honda kidsでは、ペットボトルではなくボウルに入れて、ハンドミキサーを使って溶かすという方法でした。それ以外はほぼ同じです。

アレンジしてみた!


【アレンジ1】
着色してみました。

工程3で、アルギン酸ナトリウムをお玉に注いだ時に、一緒にかき氷シロップの青色を少量(小さじ1/2ほど)入れて混ぜて作ってみました。色が付いている方が子どものテンションが上がる気がします。

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【アレンジ2】
逆もやってみました!
最初の作り方はアルギン酸ナトリウム溶液を乳酸カルシウム溶液に入れましたが、今度は逆にして、乳酸カルシウム溶液をアルギン酸ナトリウム溶液に入れてみます。

乳酸カルシウム溶液を製氷皿に入れて凍らせます。アルギン酸ナトリウム溶液の中に入れます。膜が出来たら水を張った別のボウルに入れて、中身が溶けるのを待ちます。こちらの方が丸くきれいに出来そう。

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おぉ、まん丸になりました。

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つまんでみました。

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けっこう壊れないですね。

実験結果

「Honda kids」サイトには、自由研究の進め方がきちんと書いてあります。本来は実験なので、「水ボール」を作るきっかけに始まり、実験方法、予想と結果、考察などをまとめていくことを解説しています。ですが、小2の息子にはハードルが高く、「水ボール」を作って、遊んで、食べて、ギュッと握って壊していました(笑)。

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「水ボール」を手に乗せてみると、プルプルとして気持ちいい♪ かなりやわらかいので、やさしくつまむのが良さそうです。試しに強めに握ると、膜が破れて中の水が飛び出してきましたよ。
わたしは食べてみませんでしたが、子どもが言うには「透明のボールはおいしくない!かき氷シロップを混ぜた青いのが、甘くておいしい♡」って喜んでいました。

また、お玉で作るよりも、凍らせた方が“まん丸”できれいな「水ボール」が出来ましたよ。 サイトを見ると、アレンジの仕方のヒントが。お玉の代わりに別のものを使う「道具を変えてみる」や、「いろいろな大きさのボールを作ってみる」「1日置いてみて、大きさや重さの変化を調べる」「乳酸カルシウムを水ではなく、ジュースや炭酸飲料に溶かして作ってみる」など、いろんなアイデアが掲載されていましたよ。

わが家は「ただ遊んだだけ」という実験結果の自由研究でしたが、わが子は実験をしたことがとてもうれしかったようです。得意げに「実験したんだー」とパパに楽しそうに話していました♪

子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる「Honda kids」サイトは、夏休みの宿題がなかなか進まない親子にとってもおすすめです。ぜひホームページを開いて、子どもと一緒に実験してみてはいかがでしょうか。

【自由研究】水のボールをつくろう | Honda Kids(キッズ) | Honda公式サイト
https://www.honda.co.jp/kids/jiyuu-kenkyu/upper/09/

※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。

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