管理栄養士のともゆみです。千切りしたキャベツやにんじんなどとマヨネーズを合わせて作るコールスロー。シンプルなサラダなのに、意外と家庭で作る機会って少なくないですか？というわけで、今回は自宅で手作りしてみます。しかも！レシピは外資系5つ星ホテルで提供していたものの再現とか。マスタードやリンゴ酢を使う、酸味の効いた“大人味”が特徴です。さっそく作ってみましょう♪【リュウジレシピ】余った白菜で「コールスロー」に挑戦♪ベーコンの旨味にマヨ＆にんにく…ゴマが名脇役レシピを見つけたのは、カズレシピというYouTubeチャンネル。チャンネル登録者数は1.1万人。運営しているカズレシピさんは、その昔外資系ホテルで働いていたそうで、このコールスローはそのとき提供していたものだとか。5つ星ホテルのコールスローって、とっても気になる～♪レシピは家庭でも作りやすい分量で再現しているのもうれしいですね。 では、さっそく作っていきましょう！
外資系5つ星ホテルの「コールスロー」材料と作り方
【材料】キャベツ…1/4個
にんじん…1/4本（40gくらい）
セロリ…1/4本（40gくらい）
［A］
マヨネーズ…60g 大さじ4
りんご酢…20g 大さじ1と1/3
イエローマスタード…6g 小さじ1 ※今回は粒マスタードを使いました。
グラニュー糖…3g 小さじ1/2
ウスターソース…1g 小さじ1/3
ペッパーソース…1～2滴
塩・こしょう…各適量
【作り方】1. キャベツは芯を取って千切りにします。キャベツピーラーを使いました。切ったらボウルに入れます。
2. にんじんは千切り、セロリはピーラーで皮を剥いて千切りにします。キャベツと合わせ、水の入ったボウルにすべて入れます。30分そのまま水にさらします。
3. ソースを作ります。［A］をボウルに入れてよく混ぜます。
4. サラダの水気を切り、
3のソースを合わせます。
※ソースを合わせてから時間が経つと水分が出て水っぽくなるので、食べる直前に和えます。
5. 味を整えて好みでブラックペッパーをかけて完成です。
※今回は子どもも食べる予定のため、ブラックペッパーは使いませんでした。
それではいただきます。
酸味の強い大人の味
おぉ、けっこう酸味が強いですね。マヨネーズの分量が多かったので、マヨネーズの味が強いかと思いきや、酢の味が勝ってますね。塩を控えめにしたので、余計に酸味が強く感じるのかもしれません。でも、それが逆に洗練された大人の味となりました。コールスローによく入っている子どもウケするハムやコーンは使わず、あまり使わないセロリが入っていることも大人の味にしてくれています。マスタードのおかげで奥深さも出ていて、ワンランク上のコールスローって感じ。ホテルで提供していたのも納得の味わいです。そしてなんと言っても、長めに水にさらしたキャベツが瑞々しくってシャキシャキ♪ 箸が止まらないですね。
キャベツの効能キャベツから発見されたとされるビタミン様物質、ビタミンU（キャベジン）を含みます。ビタミンUは、胃炎や胃潰瘍の予防に働くとされ、胃腸薬の主成分としても使われています。強い抗酸化作用があるイソチオシアネートは、あらゆる病気から体を守ってくれる働きが期待できます。免疫力を高め、肌の調子を整えるビタミンCやお通じに効く食物繊維も多く含みますが、ビタミンCとビタミンUは水溶性のため、水にさらし過ぎると成分が流れてしまいます。キャベツの効能を期待する場合には、水にさらす時間を短くすると成分流出を防ぐことができますよ。
世の中にはいろいろなコールスローがあるかと思いますが、これは完全に大人のコールスローでした。子どもがいると、いつも子ども向けの味付けになってしまいますが、たまには大人の味を楽しむのもいいなと思いました。良かったらお試しくださいませ。
参考文献：
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
