2023.10.31

食べる

【ニッカウヰスキー公式】「漬け込みウイスキー」って何だ⁉え、紅茶を漬けるの⁉6時間で漬かるってさ

このところウイスキーブームが続いています。特に良質な国産ウイスキーが大人気。現在は入手困難で、海外の投資家が買い占めたりする現象まで起きているとか。その一方でわたしの身の回りでは、ビールやチューハイは好きだけどウイスキーはクセがあって飲みにくい…そんな声も聴きます。でも、それだけ人気のウイスキーを飲まないでいるのは、もったいない!と筆者は思います。というわけで、今日は“変わりウイスキー”を試してみようかと。それが、ニッカ公式で紹介している「漬け込みウイスキー」です。ん、漬け込み…って、いったいなんだ⁉

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漬け込みウイスキー「ブラックニッカ クリア × アールグレイ」の材料と作り方

【材料】5~6杯分程度
・ブラックニッカ クリア...250ml
・アールグレイ...8g(ティーバッグなら4パック)
・ガムシロップ...50ml



300ml入る漬け込み用の瓶かボトルを用意してください。
丁度いい容器がない場合は、用意できた容器の大きさに合わせて材料の量を調整してください。

【作り方】※調理時間:5分+漬け込み3~6時間
1.アールグレイのティーバッグを漬け込み用の瓶に入れます。



2.ブラックニッカ クリアとガムシロップを入れ、フタをして直射日光の当たらない冷暗所で保存します。



3.3~6時間で飲み頃になりますので、ティーバッグを取り出し、好みの飲み方で楽しみましょう。

わたしは6時間漬けました。



アールグレイは実は人名で、アールはイギリスやアイルランドで使われる爵位のひとつで日本の伯爵にあたるため、グレイ伯爵という意味です。グレイ伯爵はイギリスの第26代首相でした。そして、紅茶好きでも知られた人物でもあります。そんな彼が、中国から取り寄せた「竜眼」というフルーツのフレーバーティーをとても気に入り、自身で同じものを作ろうとしました。ですが、この竜眼は当時のヨーロッパでは入手がとても難しく…似た香りとして選んだのがミカンの仲間であるベルガモットでした。これがアールグレイの始まりだと言われています。



ストレートで飲むと、普通にウイスキーで後からふわっとアールグレイの香りが来ます。甘さは控えめですが、香りはとてもいいです。ですがここはせっかくですからストレート以外にもいろいろな飲み方を試してみましょう。



オンザロックにすると、冷たくなるため少し飲みやすくなりますが、その分香りは控えめになります。



ソーダ割りにすると、炭酸のおかげでかなり飲みやすくなります。



牛乳割りにすると、まるで大人のアイスミルクティーです。例えるなら、甘さを抑えた香りのよいカルーアミルクといった感じになります。いずれの飲み方も分量は好みでかまいませんが、ソーダ割りは1対3~4、牛乳割りは1対2~3くらいが目安です。

ウイスキーにはフレーバーと言って、特にオレンジやレモンなどの柑橘系の香りや、カラメルのような甘い香りがあります。そのため、同系統の香りを持つフルーツとは特に相性がよいのです。アールグレイがウイスキーと合うのは、こうした理由からです。また、漬け込み時間が数時間で済むのは、茶葉から成分が出やすいという理由によります。成分が出やすいため、渋みが出る前に取り出すのがポイントです。簡単に作ることができる上に、いつもと違うウイスキーが楽しめますので、ぜひ作ってみてください!

【※注意※】漬け込みのお酒づくりと酒税法
ご家庭で漬け込み酒をつくる場合、下記を必ずお守りください。

必ずお読みください
1.消費者が、自ら消費するためにつくるものでなければならず、販売してはならない。(法43条11項)
「自ら消費するため」の範囲とは、同居の親族が消費するためのものを含む(法令解釈通達による)
2.アルコール度数が、20度以上のお酒を使用しなければならない。(令50条14項)
3.ぶどう、やまぶどうは、果実の酒の原料にはできません。(規則13条3項2号)
4.米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ、でんぷんを使用することはできません。
(規則13条3項1号)

出典:日本蒸留酒酒造組合ホームページ「焼酎SQUARE」

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