突然ですが、当メディア「あたらしい日日」の背景には、月刊『家の光』という家庭雑誌の存在があります。その歴史は古く、大正14年の創刊。古い雑誌を眺めていると、面白い記事に出くわすことが多々あるんです。そこで、料理だったり家事だったり、古い記事のなかから興味深いものをピックアップ!そのアイデアを再現してみようと思います。今回は料理記事から、「紅白ダイコンの変わり煮物」です。【画像を見る】SNS映えしそうな「紅白ダイコンの変わり煮物」記事の内容は…こちらは昭和50年代~60年代の記事だそう。ダイコンとニンジンの煮物をアレンジするもののようです。花型でくりぬくとあるので、インスタ映えしそうな予感。煮物の味付けは書いていなかったので、こちらでアレンジしてみました。
ダイコンとニンジンの煮物を作ってみた!用意した材料は以下の通りです。
【材料】(作りやすい分量)
ダイコン…1/4本
ニンジン…1/3本
水…300ml
A
しょうゆ…大さじ1 1/2
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
砂糖…小さじ1
ダイコンとニンジンは「直径5〜6cm」のものが手に入らなかったので、花型でくりぬけそうなサイズのものを選びました。
使用したのは、ステンレス製の野菜抜き型。今回は「梅」(左)と「桜」を使いました。
1.ダイコンとニンジンは皮をむいて1.5cm厚さの輪切りにします。使用したダイコンの直径が大きかったので、ニンジンと同じ大きさになるように調整しました。
2.下ゆでしていきます。フライパンに重ならないようにダイコンとニンジンを入れ、水を入れます。ふたをして、中火で10分ほど煮て、箸が通る固さになったら火を止めます。
下ゆでをするのが面倒な場合は、電子レンジを使うのがおすすめ。耐熱皿に
1を重ならないように並べて、水大さじ1をふります。ふんわりとラップをかけて、600Wの電子レンジで5分ほど加熱すると、下ゆでした状態と同じになります。令和の時代はこちらで時短に進めます。
3.フライパンからダイコンとニンジンを取り出し、中央を花型でくり抜いたあと、中を入れ替えます。
4.
3を煮汁に戻し、Aを入れ、フタをせずに弱火で10分煮ます。花型の部分が抜けやすくなっているので、重ねないようにするのがポイント。また、煮汁を沸騰させると、浮き上がってきてしまうので弱火で加熱しています。
5.火を止めて、煮汁が冷めるまで待てば完成です。
アレンジしてみた!ほっこり可愛い煮物が完成~♡煮汁が冷めるまで待つと、しっかりと味が染み込んでおいしいですよ。しょうゆをベースに甘めに味付けをしているので、お正月のおせちに入れたり、お弁当のおかずにもおすすめです。
そして、アレンジは…
煮汁に鶏肉を入れてみました!全部一緒に火を通せば、ダイコンとニンジンと鶏肉の煮物ができあがります。
このほかにもお雑煮などの汁物の中に入れれば、お椀の中が華やぎそうですよね。記事にも書いてある通り、まさに「お正月料理やおもてなし料理」にぴったりです。昭和のアイデアですが、令和に通じる「映え」要素を見つけることができました。
ぜひみなさんも試してみてはいかがでしょうか?