2022.04.03

住む

賃貸の家賃が固定費じゃなくなる⁉住んだ日数分だけ家賃がかかる『unito』とは?【住むSDGs】

コロナ禍を経て、働き方、住み方が様変わりしました。リモートワーク、トカイナカ、二拠点生活…新しく流布した造語はたくさんあります。今回紹介するのは、「多拠点生活」のハードルをグッと下げる新しい住まいのカタチです。住んだ日数分で毎月の家賃が決まるという、新しいサービス。もはや家賃は固定費ではなくなったのです! このunitoという画期的なサービスを紹介します。

【画像を見る】コロナ禍を経て生まれた新サービス『unito』とは?


unitoってどんなサービス?


unitoの拠点

「unito」は滞在した分の家賃しかかからない、話題の宿泊サブスクリプションです。「Re-rent」といって、部屋を使わず外泊しているときは、部屋を貸し出すことで家賃が浮く仕組みなんですよ。

確かに、出張が多くてアチコチ駆け回っているような人と、毎日家に帰る人が同じ家賃を払うことに不条理を感じる人もいるかも(⁉)。まぁ、これまで当たり前だと思っていたことに目をつけて、実際にカタチにした、そういう意味で画期的なサービスなんです。

unitoは時間を最大限有意義に使いたいと考える「ミレニアル世代」をメインターゲットに据えているそうです。現在は東京を中心に展開し、その範囲を広げているところ。その拠点はさまざまで、一般的なマンションのワンルームからホテル、ゲストハウス…と多岐にわたって用意されています。

いまこのサービスに注目が集まるのは、コロナ禍で働き方、住まい方に変化があったからですね。

テレワーク等の普及で職場に毎日行かなくなったことで、職場からの「距離」で住まいを選ぶことが重要でなくなった人たちが少なからずいます。都会の中心地より「チョイ外枠の都市」や、もっと広げて「近場の田舎」を選ぶ人も多くなったし、県をいくつもまたいで自然がいっぱいの場所に住まいを移す人まで現れました。「トカイナカ」なんて言葉もできましたよね。また、「二拠点生活」「多拠点生活」といった、これまでの住まいは所有しつつ他にもアドレスを持つ強者も現れました。

そんなコロナ禍を経て生まれた新しい感性が、このサービスのニーズを支えていると思います。

気になる家賃ですが、もちろん立地によります。でも、ホテルタイプなら初期費用は9800円と格安なものもあるようです。ふつうに家賃で借りると結構な金額がかかるだけに、こんな選択肢があるのはありがたいですよね。ホテルタイプなら、光熱費や水道代、wi-fiまで無料で使えちゃいます。固定費まで抑えられるのだから魅力的ですよね。

最低利用期間は1か月なので、気軽に始められるのもうれしいポイントです。

利用手続きはとっても簡単!


Re-rent機能

住んだ分しかお金のかからない斬新なサービスである「unito」。

ただ、「賃貸のように面倒な契約がたくさんあるのでは?」と、つい想像してしまいますよね。

ですが…。unitoは通常の賃貸契約と比べて手続きがとっても簡単! 
お気に入りの物件を見つけたら、必要情報を入力して申し込み。その後費用が決済されたら、もう使えちゃいます! 住めちゃいます!
ただしクレジットカードの登録が必要になるので、その点だけは注意を。

また、「拠点が多くて自分に適した物件の選び方がわからない...」という方は、コンシェルジュに相談することもできますよ。
ちなみにこちらのコンシェルジュには、滞在中や退去まで、さまざまな場面で相談できるという点も心強いですね♪

そして…利用を始めたら一番に押さえておきたいのが「リレント機能」ですね!
外泊して住まいに帰らない(利用しない)日があれば、リレントの申請を忘れずに! 申請をして部屋を空けることで家賃が安くなります。受け付けは空ける予定の日の3日前まで。計画的に考えておきたいですよね。

わたしは、このunitoをニュース番組で知りました(番組名は失念しました…)。

渋谷のマンション(もちろんunitoの拠点です)に暮らす男性。全国でカフェのチェーンを展開している方でした。各県の店舗を飛び回る生活なので、東京にいるのは月の半分とか。それで、「家にいない日数分は家賃が割り引かれるunitoに興味を持った」といいます。確かに、半分も部屋に帰らないのであれば、この仕組みはホントにうれしいですよね。すごく納得しちゃいました。

ちなみに空いている部屋を貸し出す際、貸し出す前と貸し出した後には清掃が行われるそうです。これなら気兼ねなく(?)安心して貸し出せますよね。いつも気持ちよく生活できることは間違いないと思います。

unitoを使って賢く生活しよう!

今回は、住んだ分だけの家賃しかかからないサービスの「unito」をご紹介しました。
「一定の固定費を払う」という常識を覆し、現在の多様な生き方にマッチした面白いサービス。
現在すでに多拠点生活を始めている方にはもちろん、これから多拠点生活を始めてみようと思っている方にも最適です。

先のニュース番組によると、unitoはわずか1年の間に都心をメインに、全国に7000室まで拡大したと伝えていました。現在も拡大中とか。
このunitoの取り組みはSDGsの11番「住み続けられるまちづくりを」に貢献します。

もし住まいを変えることを検討しているなら、unitoも選択肢に入れてみてはいかがですか?

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