みなさん、牛乳飲んでますか～!! 編集部員Ｋです。わたしは毎日ごくごく牛乳を飲んでますが、うちの家族はみんな「牛乳をそのまま飲むのは苦手」派…。もっとみんなで牛乳楽しもうよ！ とモヤっていた矢先、吉祥寺に牛乳が苦手な人でもおいしく飲めるミルクスタンドがオープンしたとの一報が。家族に牛乳のすばらしさを広めるためにも、どのくらいおいしいのか確かめてきました！【酪農家発！牛乳レシピ】味の決め手は…牛乳⁉「ピリ辛ミルク担々そうめん」騙されたと思って食べてみて～！
東京・吉祥寺駅から徒歩7分、人の往来が多くにぎやかな井の頭通りに「武蔵野デーリー CRAFT MILK STAND」はあります。
お店の特徴は、全国各地の「自然放牧」の牛乳を飲むことができること。自然放牧とは、草原に牛を放牧し、自生している牧草を主な飼料として食べさせる飼育方法だそうです。
さっそく飲んでみた！では、その放牧牛乳が実際どんな味わいなのか、さっそく飲んでみました！
いろんな牛乳を味わって比較したいので、「3種の飲み比べセット」（700円）を注文。店頭では、武蔵野デーリー代表の木村義之さんとお店の運営をサポートする息子の充慶さんが、笑顔で牛乳を注いでくれました。
木村義之さん（右）と息子の充慶さん。
牛乳は牧場で使われるミルク缶に保管され、一杯一杯手で注がれます。（写真提供／武蔵野デーリー）「ありがたいことに予想以上にお客さんが来てくれて、明日か明後日には今ストックしている牛乳は売り切れると思います」（義之さん）
なんと…！ 飲み比べセットを頼めたのはラッキーだったっぽいです。
今回の飲み比べセットの内容は、「菊地ファーム・ノンホモ放牧牛乳」「玉名牧場・ジャージーミルク」「八丈島・ジャージー牛乳」の3種です。
飲んでみて、衝撃が走りました。「この3つ、本当に同じ牛乳だよね？」とつい口走ってしまうほど、まったく味が違う!!
「菊地ファーム・ノンホモ放牧牛乳」は、さらっとした口当たりながら、甘みも香りもしっかりしていて、牛乳好きにはたまらない一杯。
「玉名牧場・ジャージーミルク」は風味に奥行きがあり、まるでヨーグルトやチーズのようなまろやかな香りと味わい。
そして一番驚いたのは、「八丈島・ジャージー牛乳」。花のような果物のような香りがして、まさにフルーティー。今まで出合ったことのない牛乳体験でした…！
試飲スペースでは、武蔵野デーリーで使っていたミルクコンテナがテーブルと椅子に。味がある～。なぜ牧場によってこんなに味が違うの？「自然放牧の牛が食べる牧草は地域によって植生が違うので、牧場によって風味に特色が出るんです。また、牧草は季節ごとに種類が変わっていくので、それによっても味が変わります。今の季節は牧草がおいしいので、放牧牛乳の味も格別ですよ」と話す充慶さん。
放牧されて草を食む乳牛。（写真提供／武蔵野デーリー）なるほど～、だからこんなに味が違うんですね！
ちなみに、木村さん親子は自然放牧を行っている全国の牧場を回り、厳選した30か所超の牧場から定期的に牛乳を送ってもらう契約をしているそう。2～3週間に一回はラインナップが変わるので、訪れるたびに違う牛乳が楽しめるとのことです。
また、暑い時期にうれしい「ソフトアイス」（400円）や、地元のコーヒースタンドと連携した「ミルク出しコーヒー」（600円）、福岡のいちご農園と連携した「いちごミルク」（700円）など、魅力的なメニューもそろっています。
メニューは季節に応じてどんどん変えていくそうです。
「今は『りんごミルク』を開発中です。将来的には、様々なヨーグルトを楽しめる『ヨーグルトスタンド』を出せたらいいなと考えていますね」（充慶さん）
これは楽しみですね！ ぜひ再訪して、違う牧場の味や牛乳以外の商品も試した～い♪
牛乳の多様性を知ってもらい、牛乳ラバー♡を増やしたいもともと武蔵野デーリーは、約100年前に牛乳を配達する会社として創業され、義之さんの代では牛乳・清涼飲料水の自動販売機を販売する事業にシフトしていました。木村さん親子は、今なぜ放牧牛乳のお店を開こうと考えたのでしょうか。
「父は数ある牛乳の中でも特に放牧牛乳が好きで、いつか放牧牛乳のセレクトショップを出したいという夢を持っていたんです。あと、牛乳の多様性を知ってもらいたいという思いもありますね」（充慶さん）
牛乳の多様性とはなんでしょうか？
「実はわたし、子どもの頃から牛乳が嫌いだったんです。牛乳屋の息子なのに（笑）でも放牧牛乳を飲んだとき、あまりの飲みやすさに苦手意識が消えて、今では牛乳を楽しめるようになりました。つまり、放牧牛乳を飲んでもらえば、『こんな味の牛乳もあるんだ』と多様さを知って、さらに牛乳を好きになってくれるかもしれない。また、わたしのように苦手を克服できるかもしれない。そうやって牛乳の魅力が広がれば、消費もどんどん増えていくでしょう」（充慶さん）
充慶さんは普段は広告代理店勤め。その経験を生かし、店舗のプロデュース面などで運営をサポートしている。（写真提供／武蔵野デーリー）牛乳の魅力を広めて、消費を増やし、全国の酪農家に貢献したい。このように、木村さん親子は口をそろえて語ってくれました。
なるほど…では、わたしも家族に放牧牛乳を飲んでもらって、牛乳のおいしさに気づいてもらおうと思います！
隣接する自動販売機でも放牧牛乳が買えます（1本400円）。家族のお土産に2本買っちゃいました。武蔵野デーリー CRAFT MILK STANDの営業時間は、金・土・日・月曜日の9:00～16:00です（不定期のお休みもあるので下記SNSでご確認を）。
牛乳大好きな人はもちろん、ちょっと苦手という人も、牛乳に対する価値観が変わりますよ。ぜひ訪れてみてくださ～い！
●お店の所在地はこちら（地図提供／武蔵野デーリー）
※記事中で登場した商品は、掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合があります。
武蔵野デーリー CRAFT MILK STAND
●住所：武蔵野市吉祥寺本町2-25-3
●営業日：金・土・日・月曜日の9:00～16:00（不定休有り）
●Webサイト：https://musashino-dairy.com/
●Instagram ID：musashinodairy
売れ行き次第で在庫がなくなることもあるので、販売状況や休業日などはInstagramの投稿をご確認ください。
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