【玉ねぎ農家】イチオシの新玉の食べ方は…え、「レンチン」だけ⁉甘いスープじゅわ～で飲み物かよ♡

春限定の味、「新玉ねぎ」の季節ですね！生食しても炒めても、甘くておいしいのですが、淡路島の玉ねぎ農家に「究極のレシピ」を教わっちゃいました。それは…なんと「レンチン」するだけ。え、簡単過ぎない？って思いましたが、シンプルだからこそ素材の味が引き出されるのかも…というわけで、作って確かめていきますよん♪

ベーコンどさっ！玉ねぎどぼん！フレッシュな甘み♡「新玉ねぎの炊き込みご飯」に挑戦♪【全農公式】



簡単なのにヤバうまっ♡「レンチン新玉」

淡路島で玉ねぎ農家を営む木田朱美さんは、今まさに新玉ねぎ収穫の真最中。自慢の新玉ねぎについて、「切った瞬間から水分があふれ出るほどみずみずしくて、とにかく甘いのが特徴です」と魅力を語ります。

「新玉ねぎは柔かい分、煮込んだりすると溶けて無くなってしまいます。なので、加熱しすぎないシンプルな食べ方がおすすめ！このレンチンのレシピは、玉ねぎをお客さんに発送する際に必ず送るくらい、おすすめの食べ方なんです」（木田さん）

玉ねぎ農家が太鼓判を押す究極のレシピ、さっそく作ってみましょう♪

材料（1人分）
新玉ねぎ…1個（約200g）
ポン酢じょうゆ…適量
かつお節…適量



作り方

1．新玉ねぎは皮を剥き、頭と根元を切り落とす。



泥が付いている外側の皮は剥きます。土汚れが残っていたらキッチンペーパーなどで拭きとってください。



頭とお尻の部分は、バラけないよう注意しながら切り落とします。

2．縦に8等分、バラけない程度に下の方まで切り込みを入れる。



縦にくし切りにするようなイメージで切り込みを入れます！

3．2を耐熱容器に入れ、ラップをかけて600wのレンジで3〜5分程度加熱する。



4．全体的に透明感が出てきたら加熱を止め、お好みでポン酢じょうゆやかつお節をかけたら出来上がり。

木田さんによると、「火が通ったかどうかは、いい匂いがしてくるのでちゃんとわかります！」とのこと。
確かに、3分半ほど加熱したところで少しずつ甘〜い玉ねぎの香りがしてきました！

今回は大きな玉ねぎだったので、十分に火を通すため、5分加熱しました。



加熱した後の新玉ねぎがこちら。甘い香りが充満してたまりませ～ん♡

全体的に透き通り、スープが染み出しています！
どんぶりがとても熱くなっているので、火傷にはご注意を。



かつお節とポン酢じょうゆをかけて、いただきま～す。

箸を入れると、ほろほろと崩れる柔らかさ！
新玉の甘さがしっかり感じられておいしい！
硬い部分をしっかり切り落としているので、どこを食べてもとろっと甘くて箸が止まりません。
スープも飲み干してしまいました（笑）。



新玉ねぎならではの甘さを存分に楽しめる一品でした！
生の玉ねぎの辛味や食感が苦手な方やお子さんも、これならおいしく食べられるかもしれませんよ。

ぜひ今回の「レンチン新玉」で、春しか味わえない風味と旨味を堪能し尽くしてくださいね！

きちまる農園

木田朱美さん

兵庫県淡路島の農家に生まれる。小学2年生から淡路島の伝統芸能・人形浄瑠璃に関わり、高校を卒業後、淡路人形座に就職。人間国宝・（故）鶴澤友路に師事し、30年間三味線奏者として勤務する。2020年3月、新型コロナウイルスの影響による人形座の臨時休館に伴い、実家の玉ねぎ農家を手伝い始めたが、農家に転向することを決意し、同年7月に人形座を退職。玉ねぎを中心とした野菜の栽培の他、地域活性化のため地元の農家仲間と無人販売所「小屋まる」を立ち上げボランティアとして運営する傍ら、農協（JAあわじ島）理事としても活躍。また、三味線奏者・指導者として継続的に活動し、国の重要無形文化財保持者に認定された。“芸農人”として淡路島の農業・文化を盛り上げている。