2023.09.17

食べる

食べ方がイマイチわかんない「バターナッツかぼちゃ」は切って焼くだけが至高♪濃厚なめらか~♡【農家直伝】

ひょうたんのような形がかわいいバターナッツかぼちゃ。最近はスーパーでもたまに見かけるようになりましたよね!気になってはいるものの、肝心の食べ方が分からなくて手が出せない…というわけでプロに相談してみることにしました!東京都八王子市の農家・中西ファームの荒井孝久さんによると、シンプルなグリルにして食べるのがおすすめなんですって♪食感・味ともに未知数なバターナッツかぼちゃ、さっそく作って確かめてみなくては!

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8月~9月に旬を迎える、アメリカ生まれのバターナッツかぼちゃ。
名前の由来通り、バターのような濃厚でねっとりとした食感と、ナッツのような風味が特徴なんだそう。

そもそもバターナッツかぼちゃって普通のかぼちゃとはどんなところが違うんでしょう?



「実がギュッと詰まっていて、加熱するとホクホクというよりも、しっとりした食感になるんです!濃厚な風味にファンが増えてる野菜の1つですね。シンプルにグリルするのが僕は一番好きです」(荒井さん)

しっとりとした食感のかぼちゃ…かぼちゃ好きとして、これは期待が高まります!
中西ファームでも作っているので、取材の折りにさっそく購入してみました。



わ~形がひょうたんに似てる!表面がすべすべしてて気持ちいいです。
重さは大体1キロくらいで結構ずっしりしてます。
ずっと気になってた野菜なので食べるのが楽しみ~!

では、荒井さんイチ押しのレシピでワクワククッキング・スタート♪

シンプル調理だからこそ引き立つ!「バターナッツかぼちゃのグリル」



材料(4人分)
バターナッツかぼちゃ…1/2玉
オリーブオイル…大さじ2
塩…小さじ1/2

作り方
1.バターナッツかぼちゃのヘタを切り落とし、縦半分に切る。皮をむいて種を取り除き、5mmの厚さに切る。





色鮮やか~!濃いオレンジ色に思わずうっとり…。



普通のかぼちゃとは違って皮は薄いので、ピーラーで簡単に剥くことができます。





2.ボウルに1、オリーブオイル、塩を入れてざっと和える。





3.魚焼きグリルのグリル皿に水を入れ、重ならないように並べたら、弱火で10分焼く。トースターの場合はクッキングシートを広げた上に並べ、170℃で10分焼く。





今回は試しにグリルとトースターの両方で作ってみます。弱火でじっくり焼くのがポイント。



まずはグリルのほうが完成!開けた瞬間、ナッツのような香ばしい香りがふわ~♪



トースターで焼いた方もちゃんと火が通りました!



仕上げに黒こしょうをパラリ。
これ、レストランで出てもおかしくないでしょ!と自画自賛しつつ、もう我慢できないので、いただきま~す!



わ、これすごい(笑)。
野菜とは思えないくらいなめらかな舌触りにびっくり。ここまで濃厚な味わいの野菜は初めて!
しっとりとした食感とやさしい甘みが後引くおいしさ♪
“バターナッツ”という名前にふさわしいお味です。

塩とオリーブオイルを先にまぶすことで、ムラのない仕上がりになりました。
普通のかぼちゃは煮物など和風の料理と相性がいいイメージですが、バターナッツかぼちゃは肉のソテーの付け合わせなど、洋風の料理と相性がよさそうです。



ちょっぴりアレンジして、グラタン皿に並べて粉チーズをかけて焼いてみました~!
われながらナイスアイデア♡色がきれいなので、ちょっとしたおもてなしにもいいかも。
パーティーでワインと一緒に合わせたいな~と、ハロウィンやクリスマスなどのイベントに思いを馳せてしまいました(笑)。



切って焼くだけなのに贅沢なお味の「バターナッツかぼちゃのグリル」。
わたしと同じくスーパーで気になっている方も、このレシピがあるから迷わずカゴに入れて大丈夫!
ぜひ入門編として試してみてくださいね♪

畑に集まるボランティアは…中西ファームの消費者!

さて、ここからはレシピを紹介してくれた中西ファームのお話。
今回は、農作業を手伝ってくれる“ボランティア”の方々についてお話を聞きましたよ。



生き物相手の農業に休みはありません。出荷作業は毎日午前中に行われています。
「目が回るほど忙しい作業ですが、それがスムーズに進められるのもボランティアの方々が協力してくれるからこそなんですよ」と話すのは、中西ファームのメンバーの一人、伊藤宏さん。
どんな方たちがお手伝いに来てくれるんでしょうか?



「実は、うちの野菜を食べて気に入ってくれた人がボランティアとして来てくれています。消費者目線でアイデアも出してくれるので本当にありがたいです」(伊藤さん)



中西ファームのみなさんのモットーは、「自然と人が集まる農園」ですが、それはまさにこういうことなんだ…と出荷作業の風景を前に感動。
「袋入りの野菜も使いやすい量をみんなで話して決めたんですよ」と、小袋に入ったかぼちゃを見せてくれました。
消費者の声をしっかり反映しているんですね。



そんな中西ファームで作った新鮮野菜は宅配便でも買うことができるそうです。
気になる方は公式サイトをチェック!
https://nakanishifarm.jp/nominchu/


中西ファーム


東京都八王子市で江戸時代から続く農家。4haの農地で年間100種類の野菜を栽培している。「みんなが自然に集まり楽しめる農園」を目指し、毎週土日の直売会で販売するほか、マルシェにも積極的に参加。レンタルスペース「雑荘」や、野菜料理を味わえる「居酒屋ごこお」の運営など、農業の枠にとらわれない形の活動も注目を集めている。詳しくは公式SNSをチェック。https://www.instagram.com/nakanishi_farm/?hl=ja

レシピ写真/大村夏子 取材協力/中西ファーム

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