2023.01.09

食べる

ゆず以上のゆず感♡「ゆず味噌」作ってみた!いつものふろふき大根が「ここは料亭!?」レベルに♪【農家直伝】

寒さが深まるとともに、ゆずの香りに魅せられて…。そんなワタシがゆずを全力で味わうべく探したレシピがこちら!石川県金沢市のゆず農家・多田礼奈さんイチオシの「ゆず味噌」です。旬のゆず以外はおうち調味料だけで、料亭級のみそだれが作れちゃうってのは見逃せません。ふろふき大根以外にも、焼きおにぎりや炒め物に“ちょい足し”したので、その模様を詳しくルポしますね♪

すし酢じゃなくて…ゆず果汁♡「ゆずいなり」作ってみた!上品な酸味にクラクラ♪【ゆず農家直伝】

レシピを教えてくれたのは、金沢の里山で、祖父からゆず栽培を受け継いだという多田礼奈さん。



「旬のゆずが手に入ったら、ひと手間かけてゆずみそを作るのはいかがでしょうか?みその代わりの調味料としていろいろな料理に使えますよ!」(多田さん)

これからの寒い時季に大活躍しそう…♡これは要チェックです!

鼻を抜けるゆずフレイバー…「ゆず味噌」



材料(作りやすい分量)
ゆず皮 …2~3個分(約100g)
ザラメ…60g

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ゆず果汁 …少々
みそ…200g
砂糖…60g

「砂糖とザラメを使い分けるのがコツです!」(多田さん)

作り方
1. ゆずは果汁を搾り、皮を2cm長さの千切りにする。



2. 鍋に1のゆず皮を入れ、全体がかぶるくらい水(分量外)を入れたら15~20分煮る。



煮ているうちに段々と皮が透き通ってきました!



3. 2のゆず皮をザルにあけ、流水にさらしてアクを抜く。



さらに10分くらい水につけておきましょう◎



3. 鍋に2とザラメを入れて弱火で煮る。



最初はサラサラと水っぽい感じですが、煮詰まってくるにしたがって、段々と粘り気が出てきます。



粘り気でまとまるようになればOK!火を消しましょう。



4. 3にAのゆず果汁、みそ、砂糖を加えて、ヘラで混ぜながらとろ火で煮る。全体に照りが出てきたら完成!

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ちなみにとろ火とは、「弱火よりも弱い火加減」です。



このくらいまとまって照りが出れば完成です!



さて、出来上がったゆずみそで今回は、ふろふき大根、焼きおにぎり、豚肉とカブと春菊の炒め物を作ってみたいと思いま~す!

まずはふろふき大根!出汁で煮込んだ大根に、ゆずみそとゆず皮各適量をトッピング。



大根からジュワ~っとしみ出てくる出汁と甘酸っぱいゆずみそが合う~~!これぞ最高の組み合わせ。冬のご馳走です!

ゆずみそそのものをしっかり楽しみたい時におすすめですね。



続いて焼きおにぎり!ご飯をおにぎりの形に成形したら、フライパンでゴマ油適量を熱し、両面焼きます。



ある程度焼き目がついたら、ゆずみそを塗り、さらにみそ面を下にしてサッと焼けば完成!焦げやすいので、手早く仕上げましょう。

こんがり焼けたゆずみそがたまりません♡ゆず皮の食感がいいアクセントになっていて、あっという間に食べ終わりました。



最後に、豚肉とかぶと春菊の炒め物にゆずみそを使ってみました!

軽く塩、こしょうした豚こま切れ肉に軽く塩、こしょうをし、食べやすく切ったかぶを加えてさっと火を通し、ゆずみそと春菊を合わせて炒めれば完成!



豚肉と冬野菜、ゆずの組み合わせが最高です!ゆずみそだと味付けがワンランクアップするからありがたい。ご飯との相性も抜群ですよ〜!

アレンジ無限なゆずみそ、ぜひ作ってみてくださいね♪



きよし農園

多田礼奈さん

石川県金沢市出身。23歳で亡き祖父の農園を引き継ぎ、「きよし農園」代表となる。金沢ゆず、ヘタ紫なす、白ねぎを主品目とし、環境に優しく美味しい野菜作りを目指し農作業に励む傍ら、2022年5月には野菜の直売や地元食材を使ったスイーツやお弁当を提供するお店「Siii」をオープン。そのほかにも「金沢ゆず香るん祭り」の企画・運営や、他分野とのコラボなどを通じ、地域農業の発展のため幅広く活動している。

きよし農園ホームページ:https://kiyoshinouen.jp/
きよし農園インスタグラム:https://www.instagram.com/kiyoshinouen.reina/
Siiiホームページ:https://siii-seasonalfood.com/
SiiiInstagram:https://www.instagram.com/siii_seasonalfood/

ゆず写真提供/きよし農園 取材協力/JA金沢市

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